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ひきこもり報道にガイドラインを求めるネットワーク参加者からのコメント

【ひきこもり報道にガイドラインを求めるネットワーク参加者からのコメント】

"不登校・ひきこもりの “経験者相談員” です。
仕事柄「当事者を紹介してください」という依頼をいただくことがあります。実際に断ったあとその番組を見たら “引き出し屋” と呼ばれる悪質支援業者が取り上げられていた、ということもありました。
「当事者が問題ある者で支援者が当事者を更生させるヒーロー」と位置づけての報道で取材対象の多くが悪質支援業者だったことは、裁判等で明らかになっているとおりです。
良心的な支援者は、二つ返事で当事者をマスコミに紹介したり取材させたりすることはありません。
マスコミ各位におかれましては、このガイドラインを取材対象の選択にお役立ていただき、正しい理解につながる報道に努めてくださいますようお願いするしだいです。
また読者・視聴者におかれましては、取材されたのが良心的な支援者かどうかを判断するうえで、このガイドラインを活用していただきたいと切に願っております。"

「不登校・ひきこもり相談室ヒューマン・スタジオ」代表兼相談員
「社会福祉法人藤沢市社会福祉協議会」アドバイザリー
「一般社団法人若者協同実践全国フォーラム」理事
丸山康彦



"私個人は、「報道のあり方を変えていくより、個人個人が報道に左右されない生き方を歩むべき」という考えで、それは今も変わっておりません。

しかしながら、「薬物報道ガイドライン」のおかげで、「薬物依存症で苦しんでいる仲間」が人生が救われた話を聞きました。
元NHKアナウンサーで塚本堅一さんです。今は回復されて、私と同様に「依存症予防教育アドバイザー」とて、精力的に活動して社会貢献をされています。

もちろん、薬物依存症者と、ひきこもる人は性質が違うかもしれません。しかしながら、「報道ガイドライン」をきっかけに救われた人が現実にいるのです。人生をやり直せた人がいる前例があるならば、「ひきこもり報道ガイドライン」を作りたいと願う仲間の活動に、微力ながら私も協力したいと思って、ここまでやってきました。

「ひきこもり人権宣言」同様に、当然、賛否はあると思います。ただ、私は「行動して形にして、さらに発表する」ことの大変さが分かるからこそ協力して、賛同者に名前も載せました。

最後に、ガイドラインとはあくまで「指針・目標」です。「ひきこもり報道ガイドライン」を発表したからといって、ひきこもる人たちに関して一切報道できなくなるわけではないと、私は考えています。
あくまで、「苦しんでる人」や「被害者を生まないこと」を第一に考えて、有志で作った指針に過ぎません。この「ひきこもり報道ガイドライン」に対して、現実的にどこまで目指せるか、今後、報道関係者の皆様や当事者、ご家族などと一緒に考えていけたら幸いに思います。"

株)Tell Me Agencyボトルボイス所属カウンセラー
藤原秀博



サポート頂いたお金は全て暴力的「ひきこもり支援」施設被害者の方へ、訴訟を起こす為の資金や生活資金として寄付させて頂きます。