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オンライン「暮らしと詩のことば」の会に参加して(20.6.21)

夏至、新月、部分日食。残念ながら高松の空は薄曇り
カメラマンの彼女と、高松に完成した新しいスタジオの落成記念にお邪魔する。ホリゾントの白い世界と、並ぶ機材の格好よさと、カメラマンの良い声と。私はスタジオ勤務にはご縁がなかったけれど、カメラマン独自の威勢の良さだったり、きっぷの良さは好き。人懐っこくって、でもはっきりしていて芯がある。

夕方は、オンラインイベント「暮らしと詩のことば」の会に参加。岡山「スロウな本屋」さん主催で、お話は編集者であり「サウダージブックス」のアサノさん。

http://slowbooks.jp/blog/events/暮らしと詩のことば/

ブッシュ孝子の詩集『暗やみの中で一人枕をぬらす夜は』の話、詩の読み方、言葉の価値観。内容は幅広く、はっと気づかせられる言葉が発せられ、そうしてするするとアサノワールドに引き込まれていく。ワークショップもあって、参加者の皆さんのそれぞれの感じ方を聞くこともでき、充実したひと時だった。
「詩を読むと、いいことが3つあります」
1日5分でもいい、いろいろなことを思い出させてくれる豊かな時間になります、と締めくくられた今回の会。とにかく、余韻が、すごい。この余韻が消えないように、消えないように、と思いながらこの文章を書いている。言葉で人はこんなにも心が優しくなれるんだ、と思わせてもらえる。もっと言葉のそばにいたい、とも。(でも、だらだらじゃなく、だな)

オンラインでのイベント開催というのも、この時代だからこその苦渋の選択でもあり、同時に全国からアクセスできる気軽さもある。この詩集が放つ孤独と、「この世の闇を照らしだそう」とする希望が、何だかふさわしい。

ちょっと悩んで悩みすぎて凹んでいたここ数日だったけれど、この会に参加して、確かに「心が豊かになった」のです。次回も開催予定なので、興味ある方はぜひ。

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また、スロウな本屋さんに行きたいなー。


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