私にはカフェ巡りのハードルが高いかもしれない
妹はカフェに詳しい。
京阪神地区のスイーツを紹介している雑誌に載っているお店の半分は行ったことがあったり、知っているお店のようだし、わざわざ休日に片道1時間かかるお店まで訪問するほどカフェ好き。
母親はそんな妹の様子に「カフェブロガーになれば?」と冗談半分で言っている。
先日、妹がおすすめしてくれたカフェに行ってみた。
私はかなりのプリン好きだ。ほとんど毎日コンビニやスーパーで買ってきたプリンを食べている。
妹が紹介してくれたのは「プリン」が美味しいと有名なお店。
ある日の仕事後に行ってみることにした。
私は病院で受付・事務の仕事をしている。その日は午前勤務で、14時前に職場を出てそのカフェに向かった。
普段から朝ごはんに白ご飯やパンなど炭水化物を食べない私。午前勤務の後は、いつもかなりお腹をすかせている。
プリンが有名だと聞いていたけれど、がっつり食事をしたくなった。
そのカフェでは「カオマンガイ」も有名だったので、そちらを注文した。
注文する前に少しモヤっとすることがあった。
私が来店したとき、他にお客さんはいなかった。お店は2階建てで、1階が調理スペースとカウンター席。2階にテーブル席が4席とカウンター席がある。
お店に入ると、「2階席にどうぞ」と言われたので階段を上がって席に着いた。すると、すぐに大学生の女の子と母親が入店した。
しばらくすると、店員が私とその親子2人分のお水3つを持って、階段を上がってきた。一瞬、親子の方に先にお水を出そうとしたがハッと気づいたようで、私の前にお水を置いた。私はすでに注文を決めていたが、スタッフがお水を2つお盆にのせていたので、その場では注文しなかった。
ちなみにテーブルにはメニューは置いておらず、私はネットでメニューを見て注文を決めていた。
店員が親子に水を出すと、母親がメニューは?と聞き、スタッフが手渡した。母親はカオマンガイ、大学生の娘はカレーを注文した。
私はそのあとで、カオマンガイを注文。ドリンクを注文すると100円引きだというので、紅茶もつけた。
注文後こんなことを考えた。
飲み物や料理を運んでいるスタッフに遠慮した自分。大げさだけど、こうした遠慮の積み重ねで人生損しているのではないか。
話を戻す。
しばらくするとスープが運ばれてきた。カオマンガイとセットのよう。
店員は私に先にスープを出してくれた。
紅茶を出すタイミングについて、料理と一緒か食後か聞かれたので食後と答えた。
その後、大学生が注文した「カレー」がテーブルに運ばれた。
私や大学生の母親が注文した「カオマンガイ」はなかなか出てこない。
階段を上がってくる音がしたので、期待していると店員が持ってきたのは食後にお願いしたはずの「紅茶」だった。
私が咄嗟に「えっ...食後って」と言うと、店員は「申し訳ございません」と謝り、「入れ直して食後にお持ちします」と言った。(ちなみに接客はずっと同一人物)
様子を窺うような視線で言われたので、店員が私に「大丈夫です。それ飲みます」と紅茶の入れ直しを断るのを期待しているようだった。
結局、紅茶は食後に入れ直してもらうことにした。
私と親子のテーブルは距離が近かったので、会話がほぼ耳に入ってきた。娘は将来カフェを開店したいようだった。母親は「飲食をやるなら、料理は同じタイミングで持ってこないと」とまさに今の状況をふまえながらアドバイスしていて、それには「確かに」と心の中で同意した。
そのあとようやく私と母親が注文した「カオマンガイ」が到着した。注文してから20分以上経っていた。
大学生の娘は、すでにカレーを食べ終わっていた。その娘は少し落ち着きがなく、食べ終わると席を移動して店内を見渡したりとそわそわしだした。母親は私や他の客(あとから来店した人がいた)を気遣ったのか、娘に上着を取りに先に家に帰るよう勧めた。どうやらこのあと二人で出かけるようで、娘は気温のわりに薄着だった。
カオマンガイを食べ終わって紅茶を飲んだ。
紅茶は美味しかったのだけど、とにかく量が多かった。ティーポットで提供だったのだけど、大きめのマグカップ3杯分くらいの量。友人とのお茶で2、3時間くらいゆっくり居座るなら丁度よい感じなのに。
そんな感じでお店を出たのだけど、全体的に期待を下回ったお店だった。
この日学んだのは、まず、
仕事後且つお腹が空いているときに、初めてのお店に行かない。そんな時はすぐに提供されそうなメニュー(今回で言えばカレー)を注文する。もしくは店員さんにすぐにできるメニューを尋ねる。
そして、個人経営のカフェに行くときは、時間と心に余裕があるときにすること。東京に住んでいた時、家の近所にお気に入りのカフェがあったのだけど、そのお店も料理の提供に20分かかっていた。個人店だと最小限の人数で営業するから仕方ない。
私はここ何年もスタバとスープストックをヘビロテしている。どちらも提供スピードが速い。そして、味の満足度が期待より下回ることが少ないから。
スタバに関してはラテ、フラペチーノなどは時間がかかるけど、ドリップコーヒーかブラックティーならレジで受け取れて早い。
スープストックは、具材が大きめでゴロゴロしていて食べ応えがあって好み。野菜をチャージする感覚が味わえるし、味に外れがない!白ごまご飯がクセになる。アレほんと好き。ご飯の量が選べるのも女性の心を掴んでるよね。
外食でメニュー選択をミスったときのショックが大きい人間だから、初めてのお店に行くときは、事前にネットやSNSで評判をチェックしてから行ってる。この習慣は今後も継続しよ。
今回のように初めてのお店に行くと失敗もあるけど、学ぶこともある。
だから、心に余裕があるときはふらっと気になったお店に入るのもアリだな。最近、自分の好みを分析するのが楽しい(笑)
そして、やはり妹は母の言う通り、カフェブロガーになるべき!休日にわざわざ遠くまで出向いて、席を待つなんてよっぽど好きなことじゃないと私にはムリ!と思った。
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