2019年1月の好きな曲

こんにちは、ぼうはちです。先月に投稿された中で「語りたい!」と思った曲について、ちょっくら書いていこうと思います。

ása/23.exe

壮大な夜明け曲。1日で一番好きな時間が夜明け前である私がこの曲を好きになるのは必然だったかもしれません。
23.exeさんということでEDM系のサウンドなのですが、少しずつ盛り上げてからサビでガツンと来るタイプの曲です。科学技術の進んだ現代では究極的に予定調和ながらも、人間にとってなお壮大でありつづける「夜明け」という現象を表現するには最高の組み合わせでしょう。
で、注目してもらいたいのがこの曲の投稿時刻。2019年1月1日午前6時46分。初日の出の時刻なんですよね。コメント履歴を見ると投稿直後にこの曲を聴いた方が何人かいらっしゃるようですが、初日の出を眺めながらこの曲を聴いた彼(彼女)らがエモの過剰摂取で健康を害していないか、非常に心配です。

アドミラル・クールⅠ/ヤマシロマシロ

優しげなピアノに乗せられた伸びやかなミクの声から始まるこの曲。波一つない穏やかな海の真ん中で、水面に差し込む陽光を眺めながらぷかぷかと漂ってるような感覚です。しかし、その牧歌的な雰囲気は突然に裏切られます。始まったのは、軽快に次々と変化していくメロディーと、どことなく不穏な歌詞。そしてそれに夢中になっているリスナーを分かっているかのように、頂点を綺麗に締め上げる「Hoo-yah!」。久しぶりに聴いてて「楽しい」という感情が強く出てくる曲でした。

wolf/cat nap

「VOCALOIDと歌ってみた」というジャンル、好きなんですが、同じくらい「不思議」という印象があります。その不思議さがどこにあるかというと、「歌ってるところが想像しにくい」という所です。人間同士のデュエットなら2人の人間がマイクを持って並んでいる所を想像すればいいですし、ボカロの場合でも、ボカロキャラたちがマジカルミライのステージや何らかの仮想空間で踊ってる所を容易に想像できます(人によって想像するものは違うと思いますが)。
しかし、「VOCALOIDと歌ってみた」となると大変です。明らかに違う次元に存在している2つの声が、どういうわけか1つの歌唱を形成している。何なんでしょうか。分かりません。
…筆を走らせているうちにこのwolfという曲に繋がるような、「VOCALOIDと歌ってみた」に対する大きな知見を得られるかと思ったのですが、無理でした。
ただ、このwolfという曲に関して言えるのは、作品に漂う雰囲気の良さです。空気感、と言い換えてもいいかもしれません。人間であるねこむら氏とVOCALOIDであるミク、違う位相に存在する2人の周りを包んでいる空気が混ざり合って、新しい空間を形成している。でもそれは私たちのいる世界とそう遠くはなくて、たとえば深夜に普段暮らしている街を歩いていたらいつのまにか迷い込んでいるような、そんな親しみやすさもある…
何かまとまりがない上によく分からないことを言ってますが、ラスサビ前の2人の囁き笑いに惚れたという事が伝われば満足です。

アイボリー/Aqu3ra

今月投稿された曲の中では、たぶん一番多く聴いた曲です。楽曲の魅力を示す要素のとして「中毒性」というものがあります。どれくらい繰り返し聴きたくなるか、という指標です。楽曲全体を通して「好き」「嫌い」を決める際私はあまりこの部分に重点を置かないのですが、ここまで中毒性強かったら好きになるに決まってるだろ、という感じで割と早い時期から10選確定枠に入ってました。語感の良い言葉を詰め込んだ歌詞とかとにかく気持ちいい音遣いとか大好きですし、たぶんボカロリスナー(広義)達も大好きだと思います、この伸び方を見る限り。2019年のボカロシーンにおけるAqu3raさんの活躍は期待大でしょう。



結局楽曲にかこつけた自分語りみたいになってしまいましたが、それほど良い月だったということで。以前にも増した駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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