渋谷すばるさんと喋ったスペースのこと。
◆経緯説明
12月12日の深夜から未明にかけて
素晴らしい、あの磔磔でのライブの後に、渋谷すばるさんとスペースで喋る機会があった。
夜中の1時半頃、スレッズに、気持ちよく酔った渋谷さんが、眠れないからと、「誰か喋るやつやって」と書いた。
喋るやつってスペースのことかな?と思い、「スペース?」とリプしたら、「任せた」と返信がきた。
「来てくれます?」と聞いたら、「うん」と返ってきたので、私は慌ててスペースを立ち上げ、一人では心元なかったため、すぐにリクエストを出してくださった3人の方を急ぎスピーカーとして招待して待機した。
するとすぐに渋谷さんも現れて、スピーカーとして登壇してくれた。
彼はしこたま酔っていてヘロヘロでご機嫌で、
それは間違いなく、その日のライブが最高だったことの証でもあった。
私は仕事でスペースを開催したことが何度かあり、多少段取りに慣れていたこともあって、
「聴きやすいスペースの鉄則」として、
人数が多すぎないこと(3-4人がベスト)
ゲスト(この場合、言わずもがな、みんなの大好きな渋谷さん)の話を中心に回し、ホスト側の個人的な話を極力持ち込まないこと
なるべく聴衆みんなにとって興味のあるであろう話題を振ること
ゲストが話しやすいように適宜 相槌やツッコミを挟むこと
以上の4点を意識していた。
とはいえ、同時に、我が人生最愛の推しである。
その人に、話し相手として指名してもらった上で、気安く名前を呼ばれたり、突っ込んだり突っ込まれたりして、聴きたかったことを本当の言葉で、たくさん直接聴くことができた。
生きていて、こんな光栄なことがあるか。
嬉しかった。そりゃもう、素直に。嬉しくないわけあるか!ばか!
…彼は本当に正直だった。
酔っていたけれど、嘘は一つもなかったし、全て真面目だった。
いや、たまにすごくふざけてもいた。
たくさんケラケラ笑っていた。
そのスペースは、深夜の1時半から、朝の6時近くまでに及んだ。
実に4時間22分もの間に、 どんなことを話してくれたのか、とても素敵なことや知りえなかったこと、気になっていたことがたくさんあったので、
どうしたって私の主観にはなってしまうけれど、
以下、記憶の限り書き起こします。
なぜなら、私は自分が知りたかったのと同時に、
ファンの皆さんに一緒に聞いて欲しくて伺ったことばかりだったし、
彼は全てのファンに対して、嘘のない姿勢で真っ直ぐに答えてくれたから。
全て私の責任のもとに、他のスピーカーの皆さんと一緒に私が聞いた、渋谷さんのお話を少し。
(※当然ながら細かい話、めちゃくちゃ端折っています)
◆スペース内容まとめ
◆気になっていたこと
…とまあ、こんなことを、脱線したりふざけたり、急に真面目になったりしつつ、本当に延々とダラダラ話しながら。
何度も、「ぼちぼち寝ないんですか?」と訊いては、「いやや!」と可愛く断られながら。
私はずーっと、いろんな方から「自分も話したい」と登壇リクエストをいただいているのを、無視している状態になっていた。
一人の方を招待したらキリがなくなってしまうこと、
人数が増えすぎたスペースほど収拾のつかないものはないことを、経験として知っていた。
当然、300人のリスナーの皆さんの気持ちも同時に考えないといけない。
どなただって切実に渋谷さんとお話ししたいのは痛いほどわかるのだけれど、 最初にリクエストをいただいた方々を勢いで許可したまではいいものの、以降、
「この人を招待して、この人は招待しない」なんて采配ができる権利が、どうやったってただの1ファンである自分にあるはずはなかった。
だから、次々と届くリクエストや、DMやリプを、スペース上でお話ししながら、たまに「ごめんなさい」と裏で返したりしながらも、スルーし続けるというのは、なかなか心苦しい作業ではあった。
そんなことを考えながら、 「そもそもなんで自分でスペースを立ち上げないんですか?」と渋谷さんに聞くと、 自分でやると、結局何をやっても責められるから、来てくれた人も嫌な気持ちにさせるかもしれない、と。
それを負うのがしんどい、ただ楽しく話したいだけだから、と彼は言った。
それを受けて私は、
「誰か他にもスピーカーとしてちょっと喋れば?」と時々簡単なことのように言う渋谷さんに対して、つい本音として、
「渋谷さんが自分でやると疎外感を感じる人が出てくる、という理由で尻込みをしてしまうのと同じように、たくさんの方がリクエストをくれている状態で、私も一人だけを選ぶことができない」と伝えてしまった。
そしたら、彼はハッとしたみたいに、「そっかぁ」と、私にその「役割」を背負わせていることに、すぐに気づいた。
それから、
「すみません、皆さん。ぼと子、わるくない」
「俺がやってって、任せるわって言ったからやってくれたんや」
「ありがとうな、申し訳ないわ」
と、ひらがな喋りで かばってくれた。
酔っ払いながら、それでも、本質を彼は即座に理解する。
渋谷さんはいつだって、泣きたくなるほどに優しく繊細だ。
異常なほどに人の気持ちを考えすぎて、自分のせいで誰かが傷つくことをずっと恐れている。
今も自分のせいで誰かが無理をしているんじゃないかと、常に怯えている。
それは、彼がこれまで色んな気持ちを、一人で真正面から受け止めて傷ついてきた証拠でもあった。
それと同時に、ファンと ラフに、対等に向き合いたいとも思っていて、それは決して誰かを特別扱いするということではなく、
ただ「演者/ファン」という関係性に固定せずに、どんな相手であろうと、一人の人間として対峙してくれているだけなのだ。
あれだけ、誰のことも置いてけぼりにしたくないと気にしている人が、そんな意識で動くはずがない。
その後、また少し喋って、
「この喋ったやつはどっかに残すの?」
「これはこの瞬間だけのものにしたほうがいいと思うわ」
「嫌なこと言われたくないから…何もおかしなこと言ってないと思うけど」
とおっしゃったので、アーカイブは残さないことを約束した。
たくさんいいことを言ってくれたので、私はちょっと残念だなと思ったけれど、渋谷さんが望むならそれがいいと思った。
最後に彼はこんなことを言って、そのスペースは終わった。
「ライブ来てくれた人もそうじゃない人もいっぱいいたと思うけど、
今年最後のライブが終わったので、来年も楽しみにしてください。
いっぱい楽しませていくので、これからもよろしくお願いします。
ありがとう、皆さん大好きです。
これからもよろしくね、おやすみなさい」
それはとても優しくて、可愛くて、愛しい声色だった。
そして、またスペースをたまにやろう、その時はまた ぼと子に頼むから、とまで言ってくれたのだ。
よかった。深刻な不眠症に悩み続けているという渋谷さんが、穏やかな気持ちでこのスペースを終えてくれること。
「任された」からには、まずそれが一番、
渋谷さんのファンである私が絶対に果たしたい願いだった。
◆その後のこと
スペースを切った時、朝はもう動き出していた。
なんとか大役を終えられたことに一息をつく同時に、
私は今回のことで、どうか不快に思う方がいないといいなと心から願った。
TLを覗くと、やはりみんな気持ちはそれぞれのようだった。
自分では自分の振る舞いに対して客観的な判断ができないから、すこぶる不安だった中で、 楽しかった、ありがとうと仰ってくださる方がたくさんいて嬉しかった。
けれどやっぱり、 スクロールしていく中でたまに飛び込んでくるネガティブなワードのほうが、どうしたって気になってしまった。
その「ネガティブ」の方向性は、どうやら皆さん少しずつ違うようで、「起きたら終わっていて寂しかった」とか、「特定のファンと近寄りすぎるのはよくない」とか、お一人ずつにお伺いしたわけではないけれど、その理由は多岐にわたっているようだった。
これは何度も書いていることだけれど、
私が「ぼと子」というこのバカみたいな名前でSNSで積極的に発信を始めた理由は、渋谷さんに対してのネガティブな印象や誤解を少しでも払拭したい、
そのために自分が見た彼の素敵なところをできる限り広く伝えたい、
だだひたすら、その一心だった。
結果としてたくさんの方と知り合うことができて、
それは欠け替えのない財産になったと有難く感じているけれど、
正直に言えば、私がSNSをやっているのは、友達を作るためでも、自分の感情を吐き出すためでもなかった。
とにかく、私の愛する渋谷さんを取り囲む世界は優しくあってほしいし、
そのためならなんでもするし、
誰にも悲しい思いはしてほしくなかった。
あまつさえ、自分のせいで渋谷さんに迷惑がかかることだけは、絶対に避けたかった。
私はどう考えても、そういう目線を気にしすぎた。
だからこそ、スペースを閉じてから少しして、Twitterとスレッズに、反省めいたことを書いた。
喜びを大っぴらに表現するのは、他のファンの方々へのマナー違反だと思った。浮かれたバカがなんか言ってる、と思われて、苛立ちを煽ることだけは、なんとしても避けなくてはならなかった。
個人的な嬉しさは、一番後回しにして、後からいくらだって、一人で噛み締めようと思った。
けれど、お昼前になって、渋谷さんは、何かを見た。
それは私と関係のない誰かが書いた何かだったかもしれないけれど、
私が反省していたり、「難しかった」と書いたり、
「疲れた」と書いたことも、多分見たんだと思う。
それに対する、幾人かの方々のリプも見たのかもしれない。
「楽しかった」とか「嬉しかった」とか、私は一切書いてなかった。
書けなかった。
多分それに、彼は傷ついた。
「しんどいしんどいお疲れと書かれたら悪いことをしてしまったと後悔する、2度とやらない」と彼は一瞬だけスレッズに書き、すぐに削除した。
私は、渋谷さんのファンの気持ちばかりを優先しすぎて、
渋谷さんの気持ちを後回しにしてしまった。
あれだけ自分のせいで誰かが傷つくことを気にしてしまう方だということを、痛いほどに知っているのに。
直前に、スペースでもたくさんそんな言葉を聞いたのに。
でも、渋谷さんのファンの方々が笑っていてくれないと、どっちにしろ渋谷さんはきっと笑えないのだ。
だから、私はどうしたって、ファン全員の気持ちを考えてしまう。
どうしたって、卵が先か、みたいな話なのだ。
何が正解だったのかは、今もわからない。
けれど、間違えたことだけはわかる。
でも、絶対に諦めたくはない。
私は渋谷さんが世界で一番好きだし、
渋谷さんのファンの皆さんも渋谷さんのことが大好きで、
その気持ちには一点の曇りもない。
自分が傷つくことなんて、本当に心からどうでもいい。
ただ、伝われ、という執念だけで、一睡もせぬままこの文章を書いている。
渋谷さんに。
私と同じ、彼のファンの皆さんに。
伝われ。
伝わらないんだったら、伝わるまで伝え続けることを誓う。
私はもうずっと、この一年以上ひたすら、
自分のできる範囲内で、渋谷さんを幸せにするためだけに生きている。
渋谷さんは今、いろんなことをトライ&エラーしていっている。
私たちはそれをリアルタイムで目撃している。
誰も傷つかないアウトプットなんてないんだと思う。
これを書きながら、きっと傷つけてしまうであろう誰かのことを、私はずっとずっと考え続けている。
でも、やるんだよ。
諦めずに、伝えようとするんだよ。
渋谷さんを愛する皆さんに、渋谷さんに、伝わりますように。
私は渋谷すばるが世界一大好きだし、
渋谷さんを愛するファンの皆さんのことも、
同時に等しく全員尊重したいし、信頼しています。
私が至らないばかりに、たくさんの方に迷惑をかけてしまったし、
心を痛めさせてしまった。
最高だったあの磔磔の夜の余韻を、汚してしまった。
世界一大好きな人の気持ちを傷つけてしまった。
そのことはずっとちゃんと今後も逃げずに背負っていくので。
渋谷さんが傷ついたまま一人で抱え続けませんように。
ファンの方が誰も引け目を感じませんように。
なんでもするので、どうか、皆さん力を貸してください。
助けて欲しいです。
渋谷さんが何か、私たちを喜ばせようとしてやってくれることで、傷つく人よりも、喜ぶ人のほうが圧倒的に多いことを、きちんと彼に知ってもらいたい。
気にしすぎて言えなかったけど、私はスペースで喋ることができて、
本当にうれしかったし、楽しかった
ずっと聞きたかったいろんなことを直接尋ねることができて、
渋谷さんの真面目で繊細な人柄に「全く裏切られないな」と何度も心の中で感激して、たくさん笑って、最高に楽しかったです。
本当にありがとう。
一生忘れません。
もしこの文章を読んでくださって、渋谷さんの昨夜のスペースを聞かれた方がいらっしゃったら、そしてもし、あれを楽しいと思って聞かれていた方がいらっしゃったら、そうじゃなくても、聞かれていなくても、
渋谷さんが一人で傷ついていらっしゃることに心を痛めている方がいらっしゃったら、
私には言葉はいらないので、どうか渋谷さんに、やめないでって言ってほしいです。
一緒に楽しもうとしてくれることを諦めないでほしいと。
全員が同じ気持ちで楽しむことはどうしたって不可能なのかもしれないけれど、
いつだって真剣に私たち一人ひとりの気持ちを考えすぎるほど考えてくれる彼のことを、
みんな大好きで信頼し、感謝しているってことだけは、
まっすぐに伝わるといいなと、本当に、心の底から、強く願っています。
私は渋谷すばるが、泣けるほど大好きだ。
読んでくださって、本当にありがとうございました。
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