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ティアニーと書いて大器と読む

ティアニーはいいぞおじさん         「ティアニーはいいぞ」

アーセナルにはいまキャリアハイを迎えている選手や今後の飛躍が楽しみな選手、長年の努力が報われようとしている選手など様々な選手がいて非常に面白いチームになっていると感じる。

そのなかでも自分が今一番プレーを見ることに興奮し、恐らくかなり多くのグーナーがどでかい期待を抱いているのはキーラン・ティアニーではないかと思う。

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昨年夏にスコットランドの絶対王者であるセルティックからアーセナルに加入。加入後はサカの台頭や自身のけが等もあり、なかなか継続したプレー機会はなかったもののリーグ全体が約3か月の中断をした期間などを経て、今は不動のスタメンとしてピッチを駆け回っている。そんなティアニーのどこが素晴らしいのかをまとめてみたい。


①.上手い

なにはともあれこれである。どんなに人が良くてもそこはプロサッカー選手、実が伴っていないと高い評価を得ることは難しい。中断前からひそかにささやかれていた説が最近立証されつつある。その説というのが「ティアニー、ワールドクラス説」である。

自分がティアニーを一言で表すなら「強くて、正確で、気が利く」になる。 

プレミアリーグのサイドアタッカー達にも置いて行かれずにぶつかりあえるスピードとフィジカル

速さや軌道を考えて出される1本1本のパス

早くいきたいときのダイレクトプレーやここぞというときのハイプレスなど自分がどう動くのがチームにとって最も良いのかを常に考えプレーする姿勢

ずんの飯尾が「あーあ、左利きのティアニーと右利きのティアニーが2人ずつ居たらなあ」と嘆いてもおかしくないほど攻守ともにハイレベルながら長距離砲まで持っている気の利く左SBなんて一挙何得なんでしょう・・・。

②.クロス

「①には含まれないんかいっ」というツッコミを頂戴したが、自分はティアニーの最大の魅力はクロスだと思っている。            相手陣内深くまで侵入してから上げてもよし、崩し切る前にアーリーで上げてもよし。触るだけで入るスピードボールや空中戦に持ち込める滞空時間長めのボールなどティアニーの左足から繰り出されるクロスは星の数ほどあるといっても過言ではない。相手陣内で彼に良い形でボールが渡れば高確率でチャンスにしてくれる期待感がある。

幼少期からセルティックのレジェンドである中村俊輔を目標に磨いてきた左足から出される彼のキックが今後多くのゴールを演出してくれることを心の底から願ってやまない。       

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マルティネッリ&エンケティア「どっちの方がティアニーさんのハイスピードクロスに合わせて点取れるか勝負な」みたいな。



③.素朴

インタビュー動画やSNSで流れてくる情報からティアニーの人柄を一言で表そうとすると「素朴」「古風」「庶民的」みたいな言葉が出てくる。基本的にプレーをするときは冬であろうと半袖でシャツイン。休日には家でチョコを食べながらプレステに熱中する完全インドア派。

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最近ではスタジアム入りする際のバッグがスーパーのビニール袋だったなんて話も。そういった振る舞いが多くの人と違うことは自覚しながらも、それが自分なんだと堂々としている。自分の中に強い軸を持っている人はアーセナルにも多い、例えば右サイドバックで髪型とファッションに関しては予想のつかない彼とか。私生活が派手なスポーツ選手も夢があっていいなあと思うけどティアニーみたいに「一般人のような生活をしているけどピッチ内ではスーパースター」みたいな人も凄いかっこいいと思う。


④.熱血漢

Q.「え、素朴なのに熱いの?」

A.「はい、素朴だけどめちゃくちゃ熱いんです。」

ティアニーは23歳ながらすでにセルティックとスコットランド代表でキャプテンマークを巻いている。

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私生活は素朴で落ち着いているけどピッチ内では獰猛な獣のような目をしていることもしばしば。チームメイトがラフプレーを受けたときに真っ先に相手に向かっていくあたりは前任の10番を少しばかり思い出してしまう。

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チームメイトのために熱くなれる選手、自分は大好きだ。アーセナルでも将来キャプテンマークを巻いてほしい。個人的な希望としてはジャカ → ベジェリン&ティアニー → ゲンドゥージ と繋いでいってくれたら涙で前が見えなくなってしまう。

⑤.プロ

ティアニーのエピソードでアーセナルを応援していない人にも是非知ってもらいたい有名なものがある。

彼の故郷であるスコットランドのラナークシャーという地域に住む15歳のアーセナルファンの少年がいじめに遭いユニフォームを燃やされてしまった。それを知ったティアニーは自身のサイン入りユニフォームをメッセージと共に贈った。メッセージの内容は少年への日頃のサポートの感謝と「強くあれ」という強い応援だったいう。

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何百万円単位の寄付や団体の設立等も勿論、素晴らしいことだし地位やお金がないと難しい活動であって、そういったものに対してネガティブな意見を言うつもりは毛頭ない。ただ、このプレゼントは一人のプロサッカー選手が一人の少年だけに向けたものであって、静かだけど強く背中を押すような素晴らしい行為だと思う。少年やその家族は心底喜んだそう。そのシーンを想像しただけでも熱いものがこみ上げてくるし邪念が体内から出ていく。


~ティアニーの今後~          

ティアニーの未来はLED照明ぐらい明るい。サカやコラシナツと切磋琢磨しながら代表でもクラブでも欠かせない存在としてブレずに突き進んでほしい。頼むから大きな怪我だけはしませんように・・・。


最後まで読んでいただきありがとうございました!!ティアニーの今後に期待しましょう!!






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