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最強群は裏山へ

今朝8:30頃に我が家一番の一群が第一分蜂をはじめた。
3月26日の群と比べても蜂の数は多く巣門から飛び出す勢いも一段と激しいものだった。

巣の近くに設置してある集蜂板に自作の誘因材を吹き付けてみるが中々近寄る様子を見せず、一旦は先日のように本巣の壁面に落ち着くような素振りをしていたが、突如としてまさに堰を切ったように大きな羽音を立てて一斉に飛び立ち、蜂玉を作ることなく裏山の方へ飛んでいってしまった。

分蜂期には探索蜂といって新たな営巣場所を探す役割を持つ蜂達が活躍する。きっとこの群は既に行き先を決めていたから集蜂板などには目もくれず新天地へと旅立って行ったのだと考えている。

日本ミツバチを飼育する目的は人それぞれで、蜂蜜の採取を第一義にしている者ばかりではない。
固有の在来種である日本ミツバチは西洋ミツバチとは訪花する種類が異なる。もちろん同じ花にも訪花するがそうでない花々もある。
つまり日本ミツバチが土着の植生の受粉を担い、生態系を支える大変大きな役割をもっていると言っても良いと考えている。
世界中で殺虫剤や除草剤などの農薬被害により激減しているというミツバチ達。
裏山に飛び立った一群がどこかで元気に存続してくれる事を心から願う。

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