見出し画像

3月26日分蜂群の内検

久しぶりの朝一サーフで貸切の海を堪能した4/8。
今季初の分蜂群(3/26.2-1No.5 )の内検をしました。
分蜂群の内検は入居または取り込みから最低でも2週間、出来れば1ヶ月は様子を見てから行うのが無難です。
この群は第一分蜂なので旧女王蜂=交尾を終えており、巣ができればすぐに産卵可能です。割と早い時期に働き蜂が順調に花粉を運び入れる様子を確認していたので内見してみました。

内見した理由はもう一つあり、巣板の向きの確認です。
巣門に対して平行なのか垂直なのか。
この群の巣落ち防止棒は一段目を十字に、二段目を二の字にしています。二段目の棒と巣板は垂直になっていることが望ましいのでそれを確認したかったのです。

さて

とても綺麗な球体にまとまっており、内部にすでに巣板が形成されていることが判りますが、蜂の数が多すぎて巣板の向きは確認できません。
この勢いであれば間もなく巣板は2段目の棒に差し掛かってしまうので、近日中に十字、もしくは井桁に巣落ち防止棒を施した箱に差し替えることにします。

ニホンミツバチの養蜂家にはロマンと理論があるように思います。野生種であり行動予測しづらいミステリアスな習性に、様々な想いを抱き想像力を掻き立てられます。巣を作り出し掃除し、花粉や蜜を集めて子育てをする小さな働き蜂達の姿は健気で愛くるしく、感情移入して見守る方が多いです。
そして知的好奇心に掻き立てられて様々な専門書を読み生態を学び、先達に意見や考えを仰ぎ、よくよく観察してその状態の背景について理解しようと試みる。知れば知るほど増える驚きと深まる関心。

それでも最後は『蜂に聴いてみないと判らない』のがニホンミツバチ養蜂の面白さではあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?