6月に住民税減税!だけど増えた気になる分岐点はどこか
岸田政権の目玉政策、「所得税と住民税の減税」が6月に行われます。詳細は下記より。
この内住民税の減税について調べていると、「これ増えたように感じるのでは?」と思ったので計算してみました。
住民税減税の仕組み
減税額は「本人、配偶者を含む扶養親族1人につき1万円」です。
1人暮らしの私は単純に1万円減税されます。
この説明を読むとこれまで12分割されていた住民税が11分割になるため、1万円引いたとしても毎月の金額は増えたように感じるのでは?と思いい計算してみました。
計算したのは一人暮らしの場合の減税前(12分割)と減税後(1万円引いて11分割)の金額が同じになる分岐点です。
年額12万円が分岐点
計算の結果、年額12万円を超える人は増えたように感じる、逆に12万円未満の人は減ったように感じるということが分かりました。
これ、書いてみて思ったのですがわざわざ計算するほどのことではなく、数学のセンスある人ならパッと分かる問題なのかも…
(もちろん6月分の住民税が引かれないため総額は減っています)
例を挙げてみましょう。
【住民税14万円の場合】
減税前の毎月支払い額・・・約11,666円(12か月支払い)
減税後の毎月支払い額・・・約11,818円(11か月支払い)
【住民税10万円の場合】
減税前の毎月支払い額・・・約8,333円(12か月支払い)
減税後の毎月支払い額・・・約8,181円(11か月支払い)
ちなみに私は昨年の住民税は12万以上で、おそらく今年も12万以上と思われるので7月からはやや増えたと感じることになります。
何度も書きますが、6月のみ住民税は0円になるため増えたと感じるだけですし、扶養家族の人数にも変わってくるので今回の計算はあくまで一人暮らしの場合です。ですが1万円ぽっちの減税では11分割してしまうと増えたと感じる人がいるのではないでしょうか。
住民税の減税に合わせて、所得税の減税もありますので夏のボーナスがある方は6月はいつもよりちょっぴり多くもらえる、くらいの気持ちでいた方がよさそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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