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微笑みの国、渾身のブランド「THANN」

このブランドに初めて出会ったのはおよそ8年前。
バンコクのサイアム・パラゴンの直営店でした。

ボタニカルパケージで高級感の漂うハーバルコスメは、Made in Thailand。
タイらしく高級スパのシーンを彷彿させるパッケージ。

その香りは、ハーブや柑橘系アロマをふんだんに使用し一言で表すと「オリエンタル&アダルトシトラス」な香りでしょうか。

この夏のシャワージェルとして使いたくて久しぶりに手にした一品は、「THANNシャワージェルAW

柑橘系のオレンジ、タンジェリンにナツメグでアクセントを出してサンダルウッドのゴージャスな仕上がりになっており、シャワー後もサンダルウッドの香りが後を引き、なんとも優雅な気分になります。

THANNは、シャワージェルなどのバスアイテムや、ボディミルク、ボディーオイルなどのマッサージトリートメント系のラインが素晴らしいアロマの調香で魅力のブランドだと思います。

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個人的にはスパを受けるのが大好きで、コスパのいいバンコクには何十回と通ってました。(コロナ前までは)
メンズスパも抵抗なく受け入れてくれるお国柄なので(ある種のジェンダーフリー⁉)男の私でも気軽にいろんなスパを受けられるは最高ですね。

これまでバンコクで一番印象に残った素敵なスパがあります。
それは、マンダリンオリエンタルホテルの「4ハンド、デトックス料理付き」のスパです。
4(フォー)ハンドとは、二人で施術してもらうことを意味します。

このコースは、当時はUS$260(約30,000円)程。
朝の10時にチェックインしてお昼のデトックスランチを挟んだ6時間のコースにしてはコスパ良すぎではないでしょうか。
メンズの私にも最後にはペディキュア、マニキュアを施してくださって、まるで芸能人のような気分になったのを覚えてます。(爪のケアをてもらっただでネイルペイントしたわけではありません。笑)

そんな経験をしたことから、バンコクのスパに行くために一生懸命仕事する、なんて少しマニアックなモチベーションアップに励んでます。

今回、THANNのシャワージェルを使った時に、その当時のゴージャスなスパを思い出させるような素敵な香り。

気になる成分が2つあります。

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全成分表記の下から2行目の「加水分解コムギタンパク

この成分は15年ぐらい前に、"茶のしずく石鹸"(悠香)に含有されていた原料名「グルパール19S(片山化学工業研究所)」という加水分解コムギによる経皮経粘膜感作が原因で、コムギアレルギー患者が多く発症し社会問題になった成分と同じなんです。当時は大変な騒ぎになりました。

天然成分の発泡剤として、リキッドソープとか石けんには以前はよく使われてましたが、問題があってからこの原料を使ってるメーカーを見たことがありません。(日本では)
可能であればこの成分は除去しないと小麦アレルギーの人への影響やイメージがあまり良くないかなと思います。せっかく素晴らしい世界観とコンセプトなのでこのあたりの成分はこだわって欲しいとこです。

その他、特徴あるおもしろい成分として「レウコノストック培養液」が配合されてました。
これは、乳酸菌培養液を濾過して得た液体で、いわゆる植物性幹細胞の原料の一つですが、配合量にもよりますが、これは割と「攻めてる成分」かなと思いました。
ただ、THANNの公式サイトではこの成分の説明がほとんどないのはあまりにももったいないですね。これを入れることでお肌がしっとりすることは間違いないし自然由来の保湿成分(NMF)なのでぜひもうちょっとアピールしてほしいところです。

THANNは、すごくいい成分がある反面、なぜそれを入れる??みたいのもあって、成分的には二重丸とはいえないかもですが、何よりもこの圧倒的な世界観!そして、決してマネできないアロマの重奏の香り。

ゴージャスなタイのアッパー層たちが喜びそうな素敵なハーバルコスメブランドだと思います。

THANN公式サイト ←こちらをクリック

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