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定年後 227 日目 FCPは水の音が嫌い? (マイクが仮想水没する怪奇現象)

先日、紅葉を見に行ったときに撮影の練習をした。

2泊3日の旅をVLOG風に収録して、FinalCutPro で編集を始めた。
撮影した素材を時系列でタイムラインに並べ、無駄なところをカットしてテロップを入れる程度のシンプルなもの。

ところが渓谷を歩きながら撮影したクリップの音声に、異常があることに気がついた。
渓谷を流れる水の音が、クリップの途中で変化して音量が下がってしまっていた。最初の数秒は適正な音で聞こえているのだけど、その後 3 秒ぐらいかけて音量がだいぶ下がっていった。
最初は -6dB から -12dB 程度で、最終的には -30dB ぐらいに。

α7S3 の内蔵マイクで収録していて、設定はデフォルトのままで何もいじっていない。

カメラのマニュアルを確認しても関連しそうな記載はなく、内蔵マイクかリミッターの故障かと思ったが、素材を直接確認してみると、こちらはどのカットも最後まで正しく録音されていた。

?・・・。
元のデータには異常がないのに、FinalCutPro のタイムライン上では音がおかしくなるって、どういうこと?
よくみると、川のクリップは音声の表示がノコギリ状になっている。

一定の音量なのにノコギリ状になっている

ブラウザに取り込んだクリップを再生してみても、すでにこの段階で音がおかしくなっていた。つまり、取り込んだ時点で音がおかくしなっているということなのかな。

車の走行音とか風で木々が揺れる音など、音の響き方も音量も似たようなカットであっても、これらはすべて問題なく再生できているのが不思議。そして別の日、別の場所で収録したものも、水の流れる音がメインのクリップはどれもおかしくなっている。
しかも、音が小さくなる過程でマイクを水没させたみたいに、音がこもっていっていたりして。

こうなってくるとちょっと怖い。原因は水の神様だったりする?(まさか)

収録音の怪奇現象

試行錯誤を繰り返しているうちに、クリップの途中から再生すると、最初は正常な音で始まりその後音が小さくなっていくことに気がついた。素材の問題というより FinalCutPro の音声処理のエラーということだろうか。

ネットで調べても情報は見つけられない。というか、どう調べていいのかもわからない。
いつも的確な指摘をいただいているオンラインサロン MAGNET で問いかけてみても、特異な怪奇現象に反応は鈍い。

もしかして FinalCutPro は水の音が嫌い?

これからは水を大切に使うし、Macbook を乱暴に持ち歩いたり FinalCutPro でショートカットを雑に叩いたりしないので、どうか普通の音になってください。



2022 / 11 / 13


2022 / 11 / 16 追記

私の改心が天に届いたのか、解決することができた。

タイムライン上のクリップに対して「編集」>「エフェクトを削除」を実行したら、元の音声に戻った。
素材を取り込む段階で勝手にエフェクトがかかったということ?

ようやく編集を進められるようになったが、原因はわからないままだし、まだ完全に解決できたとはいえない状況が残っている。

正常に録音されていると思われた他のクリップにも同じ処理をしてみたら、音量が変化した。フツーに聞こえているように感じるものの、実はなんらかのエフェクトがかかってしまっているんだろうか?

風の神様とか、ロードノイズの神様とか出てくると大変なので、これ以上触れないようにしようと思う。


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