カルドハイム、カード別分類(黒)

他の色などはこちら→()()()()()(多色)(アーティファクト)(土地)(MDFC

画像1

 黒いラス。ラスなので強いが重い。リアニメイト部分を有効に使えれば強いが、青黒氷雪だと良くて2~3マナくらいのものしか戻せなさそう。黒緑氷雪ならもう少し重いものまで戻せそうだが、ラス自体は青黒のほうが強い。ラスなので他の黒が持っていく可能性もある。

画像2

 白黒の重要パーツ。白黒なら7/7以上もあり得るかもしれない。他の色でも運が良ければ5/5くらいまでいきそうなので白黒が卓に一人でも一周はしなさそう。ピックはお早めに。

画像3

 デーモンなので黒赤のデザインなのだろうがそういう問題でなく強い。黒いプレイヤーが見たら取る。手に入ったときには何をサーチしてくるかを考えておくとよい。墓地利用との兼ね合いも忘れずに。

画像4

 これも集団除去だが自軍の被害を減らす運用ができる。青黒ならゾンビ、黒赤なら狂戦士と言っておけば割と生き残る。素で耐えられるものと併用するのもよい。緑や青の多相と相性がいいが、対戦相手の多相に効かないことには注意が必要。巨人にも効きづらそう。

画像5

 熊なのでトークンが出ればおいしい。強化手段は装備品であれば次の装備先も確保できて好相性。他には同じ黒のコンバットトリック《悪魔の贈り物》ならトークンが出た上に本人も帰ってくる。集団強化系もいいが、この誘発のためだけに打ってしまうのはもったいない時もありそう。継続強化の場合、白黒なら《掟綴りの僧侶》、黒緑なら《護衛の林歩き》でカウンターを乗せるのがコモン同士で狙いやすそう。

画像6

 コンバットトリック兼除去回避。クリーチャー同士の接触さえ起きれば大抵が除去になるが、除去で割り込まれたら大損だし、他のコンバットトリック(白と緑のはタフネス修正がでかい)で割り込まれると不発もあるのでタイミング注意。除去回避については追放除去の多い環境なので過信はできないが、布告除去や村の儀式で生け贄にしても帰ってくるのはうれしい。他の色にも優秀なコンバットトリックがあるので採用は兼ね合いで。

画像7

 起動型能力がなく、環境に絢爛もない不正相続はちょっときつい。ライフゲインで誘発する効果もない。長引きそうなデッキなら一枚入れておく手もある。もしくはそのような相手にサイドイン。重ね張りすると延命効果が増して結果的に誘発回数も増えて単純な2倍3倍よりも効果的なのでかき集めてしまう手もあるかもしれない。除去は豊富だがクリーチャーがいまいちになってしまった黒赤などで採用するのもありか?

画像8

 4/4/4と強いが、立っているだけでどんどんアドバンテージがたまっていくのであまり戦闘には参加させたくない。迂闊に殴って白のタップ5点など飛んできたら悲しい。任意の色マナにできるのは氷雪マナだけだが、氷雪土地が2つあれば大抵のものは唱えられるし、一つでも色が合わないダブルシンボル以上のものでなければ唱えられるので十分使えそう。黒のコモン除去が追放なのは(これとの兼ね合いだけを見れば)少し残念。氷雪ゾンビなので一応青黒向けだが、もちろん黒緑でも使う。

画像9

 アドバンテージの取れるコモンだが誇示コストは重く、出した直後は起動している暇がないかもしれない。マナに余裕ができてくれば強いがその頃には攻撃が通らず相討ちも取れず使い捨てになって結局アドバンテージが取れない、などということもありそう。ゾンビは青黒向けだが、カード的には除去が多く消耗戦になりそうなタイプの黒赤デッキ向けかもしれない。

画像10

5/4/4威迫はまあまあ。装備品としても効果は強力な方だが装備コストの重さが気になる。ゾンビは青黒だが、それよりもデッキ事情によって採用が決まりそう。頭数はいるが攻め手が薄いデッキなどに。

画像11

 黒だけどスピリットで環境唯一の騎士と妙なクリーチャータイプの一枚。《貪欲なリンドワーム》を受け止め《圧死》でも死なないと非常に硬く、その硬さと起動型能力が噛み合っているが、重い。「3/7警戒、ブロックされない」に近いフィニッシャーとしてみれば6マナが妥当だが、墓地の弾が尽きる可能性を考えると単騎のフィニッシャーとしてそこまで頼れるかは微妙で、環境が動いてみないと分かりづらい。コモンな上に複数採用するカードではないので確保は難しくなさそう。

画像12

 手札にカードに予顕を与えるが、もともと予顕のあるカードとの相互効果はあまりないので予顕カードを集める理由にはさほどならない。《見張るもの、ヴェイガ》や《星界の軍馬》とは強いシナジーがあるので、それらを擁する予顕デッキがタッチで採用することはありうる。予顕が与えられるのは手札にあるときだけなので、《ニコ、運命に抗う》で何でも回収、というのは無理。予顕は自分のターンにしかできないがソーサリータイミングでなくてもよいので、攻撃が通ってからパンプアップすることは可能。ただ使っても弱くはなさそうだが、そもそも予顕と相性のいいセカンドキャストを持っている白黒向け。

画像13

 ウイニークリーチャー。誇示コストは最低限だが、最序盤のカードと考えると1マナでも展開にブレーキがかかる。余裕ができる頃には攻撃が通らないことが多そうで、最初から最後まで「どかして殴る」プランが忠実に実行できる黒赤などでないと活躍は難しいかも。エルフでもあり、頭数が大事になることも多い黒緑でも使われるかもしれない。

画像14

 定番のネズミ枠。ETBで仕事の7割が終わっているので黒ければデッキを選ばないが、黒緑などでエルフシナジーが確保できていれば評価が上がる。《村の儀式》との相性もよい。

画像15

天使は白黒で狂戦士は黒赤だがどちらも参照カードがレアにしかないのであまり関係ない。誇示能力を考えると頭数を用意しやすい黒緑向けとも言えるが、基本スペックだけで十二分に強力なので黒いプレイヤーが流すことはないだろう。

画像16

 インスタントかつ追放という信頼度の高い除去。天敵は緑の呪禁付与インスタントくらい。ダブルシンボルなのでタッチ黒のプレイヤーは流すかもしれないが、それ以外の黒が見たらまず取るだろうから早い順目で消えるだろう。

画像17

 非氷雪だと3/2バニラなので氷雪プレイヤーの手元に来るまでは残っているだろう。ただ、氷雪シングルシンボルなので「ワンチャン起動できたらラッキー、できなくても頭数」くらいの感覚で氷雪土地とともにつまむプレイヤーが出ることも考えられ、氷雪がばらける要因になるかもしれない。

画像18

こちらは氷雪ダブルシンボルなので片手間に摘まれることは少なそう。黒い氷雪デッキにとっては貴重なアタッカーだが、複数回起動は緑に頼らないと難しいか

画像19

 重いが高確率で2体以上戻せる。予顕して《ドゥームスカールのタイタン》とともに大量の狂戦士(または巨人)が帰ってきたりすると突然死もありうる。今回はどの色の組み合わせでも部族はある程度偏るので大抵の黒プレイヤーはピックしそう。

画像20

 白黒のセカンドキャストデッキにとっては継続的にサイズアップする唯一のコモンで攻撃も通しやすいので中心戦力になりそう。複数枚確保したいが、他の黒にとってはそこまで優先度が高くないかもしれないのである程度は期待してもいいかも。

画像21

ゾンビは青黒でクレリックは白黒だが、除去部分が主に期待されそうなのであまり関係ないかもしれない。小型クリーチャーの頭数が多いデッキ向けとは言える。予顕で使い勝手も良くなっているのであまり遅い順目までは残らなさそう。

画像22

 攻めるデッキがマナカーブの頂点に置くのにうってつけで、理想的に展開できればかなり強い。受けにまわるとただの5/4/4なので、アグロでない黒プレイヤーは流すかもしれない。

画像23

 相手の3~4マナ域と相打ちしつつライフを回復して切削もする、墓地利用の多いミッドレンジに向いたカード。墓地肥やしに用がないプレイヤーは流しそうだが、今回の黒には大抵墓地利用がある。相手の墓地も肥えるのは難点。

画像24

 使いやすそうな除去。占術のために予顕したいカードで、その場合シンボルが減るので黒ダブルが気になるデッキでも使える。そうなると黒いデッキにはたいてい採用されてあまり流れることはなさそう。

画像25

 氷雪土地が並べられるデッキと好相性なのは当然だが、1~2枚でも最低限の仕事はできる上に0/4の壁もそこそこ頼れそうなので青黒の氷雪でも採用されうる。非氷雪プレイヤーはさすがに流しそう。

画像26

 2マナの2体回収は強い。特に意識したデッキでなくとも中盤以降は2体戻せることが多そうだが、一番戻したいものを戻すと一体になってしまうかもしれない。実はインスタントだが、今回はこちらの墓地を狙ってくるカードがさほどないので対応して逃がす使い方は少なそうで、相手のエンドに打てる程度のメリットになりそう。最序盤に取ることはないがいつまでもは流れてこなさそうなので一枚は早めに確保しておくとよいかも。

画像27

 見たままの黒緑向けカードだが、黒だけでもエルフはいるしリアニメイト自体の需要もあるしで他の黒が持っていく可能性もある。アンコモンな上に一周は期待しづらいので欲しいときはピックしておいたほうがよさそう。

画像28

 インスタントかつ予顕後は1マナなのでおいしい瞬間を狙いやすいが、マナコストを考えると序盤の相討ちが発生したターンに生で打って2体出すだけでもそこそこ強い。出てくるのがゾンビなのできれば青黒にほしいが、大抵の黒プレイヤーはピックするだろう。

画像29

接死は小型につけて相討ちにするのが主な使い方なので、サイクルの中でも装備品に貼る動機が強い一枚。先制攻撃と相性がよく《ハギの群れ》がいればターンごとに一度だが接死ティムになり、《ドワーフの鎚》に貼れば接死トランプル製造機にもなるので赤黒向けかもしれない。接死トランプルは緑ルーンとの併用でも可能で、《牙持ち、フィン》がいれば毒殺も狙え…………る?かも?

画像30

エルフは黒緑で狂戦士は黒赤でどちらでも強力なエンジンになるが、黒だけでもそれらが結構いるので白黒や青黒が持っていってしまう可能性もある。いずれにせよ黒緑や黒赤なら見たら即ピックだろう。死神と違って本人が死んでも誘発しないのと、ドロー&ライフロスは強制なことには注意。

画像31

 部族は何でもよいが本人のタイプを考えると黒緑のエルフデッキが主な居場所で、黒赤が本人を数えず狂戦士で最後の数点を詰めるのに使うかもしれない。4マナのタフネス5が硬いので中低速のデッキがライフゲインを兼ねて使うことも多々ありそうで、一周は期待できないかもしれない。

画像32

 優秀な手札破壊。即打つには重いが、相手の手札が2枚になった瞬間を狙うなら予顕しておくこともできる。狙いすぎて相手の手札が一枚になってしまったり後から引いてきて相手の手札がなかったりしてもアドバンテージが保証されているのがよい。黒いデッキには大抵入るだろうが強いて言えばバウンスのある青黒で強いかもしれない。ピックのタイミングは従来の手札破壊よりも早くなりそう。

画像33

 使い所を選ぶカード。こちらが0体や1体のときに打ちたいが、数の優位があるならトークンなどを犠牲に打ってしまう手もある。相手の場に二体以下なら破壊不能も呪禁も効かない確実性の高い除去で、インスタントが活きる瞬間も多いと思われるのでうまく使っていきたい。トークンのでやすい黒緑が一番使いやすいだろうが、序盤に展開しないデッキが4ターン目に打つのも強い。ピック順は環境が進むにつれ変わってきそう。

画像34

 デーモンやローグの部族支援は存在しないが、誇示を参照するカードが一応赤にあること、ブロッカーを除去しながら継続的に攻撃できたらほぼ勝ちなことなどから黒赤向けと思われる。もっとも、黒ければ大抵は取りそうなであまり関係ないかもしれない。

画像35

 キーワード能力てんこ盛り系。クリーチャータイプ・予顕などから白黒向けだが、見た目に派手なので他の黒に取られるかもしれない。キーワード能力のぶん単純なマナレシオは高くないので装備品などでバックアップしたいが、接死はサイズアップの意味が薄い、翌ターン以降の強化は速攻の恩恵がない、といまいち噛み合わない面もある。予顕のため出して即装備がしやすいのは好材料。

画像36

 チャンプブロッカー(アタッカー)、除去されそうになっているクリーチャーや疑似除去オーラを貼られたクリーチャー、役目を終えたネズミや1/1トークンなど、サクるものはいくらでもあるので実質1マナ2ドローとして機能することも多い好カード。死亡誘発を起こす、追放除去をかわす(墓地に落とす)、一時コントロール奪取と併用するなど構築でよく見られる使い方も当然可能。黒ければどのデッキにも入るが、トークンの多い黒緑、コストの軽さと手札補充からセカンドキャストを活かす白黒あたりの需要が特に高そう。割と早めにピックしないと取れないかも。

画像37

 1マナでタフネス3を射程に収めているのは強力。ただし追加コストはマナなどの代替手段がなく打てない瞬間もあり得る。ソーサリーなのでコンバットトリックにもならないが、フルアタックの戦闘終了後にダメージを受けた大型クリーチャーに打って除去することはできる。その場合は死んだアタッカーが墓地にいそうなので追加コストも大抵払える。特にシナジーはないが、序盤から展開して墓地にクリーチャーが落ちやすそうな黒赤や、墓地肥やしのしっかりしたデッキ向けと言えそう。

画像38

 疑似除去オーラの一種だが使い勝手はまだよくわからない。タフネスはそのままで壁が残ってしまうのをライフロスで補っているのは好材料。カウンターで強化されているクリーチャーには効果が薄い。除去が取れていないときにピックする感じになりそうだが、軽いのでアグロの攻勢を捌くのには向いている。対戦相手が生け贄に捧げれば墓地に落ちるので、白のオーラ回収が役立つこともあるかもしれない。


 それぞれ相性のいい色はあっても、エルフシナジーやセカンドキャストなど「黒だけでも使えないことはない」ものも結構あるので棲み分けていれば流れてくるとも限らないのが難しいところになりそうです。黒緑はエルフが目立ちますが氷雪カラーでもあるのでどちらに軸足を置くかはっきりさせておいたほうがよさそう。


他の色などはこちら→()()()()()(多色)(アーティファクト)(土地)(MDFC

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?