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トランプさん死ななくてよかったし、落合信彦大先生を思い出してしまったし

安倍さんの命日が過ぎ、東京都知事選のことなんか書こうかなあと思いつつ忙しくしていたら、とんでもない事件がアメリカで起こってしまった。

ドナルド・トランプ大統領候補が銃撃されて、間一髪で一命を取り止めた。

本当に死ななく良かった。。。日本で安倍さんが暗殺されたあとの政治的グダグダを見ると、より分断の激しいアメリカならもっととんでもないことになっていたかもしれない。それこそCivil Warとか。

バイデン大統領が無事で安堵したというメッセージをすぐに出していたが、きっと本音だろう。もちろん明日は我が身ということもあろうが、彼の国の分断の深さを最も良く知っているだろうから。

バイデン大統領の先日の討論会での失態もあったところ、本件によりトランプの勝利はほぼ確実という見方が大勢で、アメリカの株式市場ではラリーが始まっている。

これは民主党にとっても嬉しいのではないか。負けるのが確実なら、バイデン降ろしなどという角が立ちまくることもしなくていいからね。

これで円安も一休みかな。

日本において首相あるいは首相経験者の暗殺、暗殺未遂は、安倍晋三を除けば、ほとんどが戦前である。

対してアメリカの大統領に関してはコンスタントに狙われているという印象がある。

有名なのはリンカーンやJFKだろうし、ロナルド・リーガンも殺されかけている。

しかし落合信彦大先生を敬愛する私としてはボビーことロバート・ケネディが印象深い。JFKの実弟であり、ロバート・ケネディJrの父、元駐日大使キャロライン・ケネディの叔父である。

ボビーはケネディ=ジョンソン政権で司法長官を勤めた後、1968年大統領選挙への出馬を表明した。

落合信彦大先生はこの選挙活動に参加していたという。特にマーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺された直後の演説では、殺気立った黒人たちが詰めかけ、殺される!と感じたという。しかしボビーが「私も兄を殺されたんだ。今日は家に帰って故人の冥福を祈ってくれ」と静かに述べて場を収めたらしい。

日本語版Wikiも引用しておく。

キング牧師が暗殺された1968年4月4日、インディアナ州インディアナポリスの黒人街で、ケネディは警察の危険警告や側近の中止勧告を制止して演説を敢行した。彼は「私の家族も白人の手によって殺された。今この国に必要なのは分裂ではない。今この国に必要なのは憎しみでもない」と公の場で滅多に語らなかった兄の暗殺について触れ、即興的で心のこもったスピーチで人種間の和解を訴えた。全米で暴動が相次ぎ、数千の負傷者と43名の死者が発生した中、インディアナポリスの街だけは穏やかさを保った。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3

しかしそのボビーも2ヶ月後に殺されてしまったのだ。

JFKかボビーのどちらかが生きていればどうなっていたかと考えてしまう。まあ大差なかったかもだが。

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労働者の解放を新反動主義、左派加速主義に則って論じる。その過程で生命至上主義、生権力、過剰医療を批判することになるだろう。

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