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緊急事態宣言やるなら東京だけでやってくれ

緊急事態行動って荒野行動っぽいなあとかアホみたいなことを昨夜は考えていた。

小池百合子東京都知事らの緊急事態宣言おかわりに抵抗し続けていた官邸も折れざるをえないのだろうか。7月くらいに小池百合子都知事がGo toトラベル中止だったか延期だったかを要請したら、東京発着旅行および東京都民だけ除外されたのを思い出す。
政府が要請に応じても応じなくてもいちゃもんをつけられる王手飛車角状態である。こういう品のないことをする知事を選んだ東京都民の(以下略

菅さんも大変なときに総理大臣になったもんだなあと同情せざるをえない。なにをしても誰かから怒られる。こんなもん誰がどうやっても難しい舵取りを強いられる情況だ。安倍さんはいいタイミングで辞任されたと思う。

そして緊急事態宣言やるやる詐欺であってほしいが、どうやらこの週末からやるっぽいね。

言いたいことはすでに飯田泰之先生が書いてくださっていた。

緊急事態宣言は、感染したときに上司にめっちゃ怒られる可能性のある人は行動を変える、との指摘は面白かった。

個人的には、めっちゃ怒られる可能性のある人々(公務員、教員、医療従事者など)は検査を受けなくなるのではないかと思う。新型コロナ陽性と言われて得することはなにひとつないばかりか、周囲に多大な迷惑をかけるからである。保健所の追跡でひっかかってPCRやらざるをえないときはイソジンで鼻腔咽頭を消毒しまくるといった対応が考えられる。鼻から蕎麦テクニックが有用である。

病気自体は現役世代にとってはたいていの場合はほっといても治る病気である。医療機関の助けなど必要ないから検査を受けるメリットはない。風邪くらいで病院に来るなと言ってたお医者さんたちお元気ですか?

というわけで緊急事態宣言は東京だけでやっといてくれるぶんにはなんの問題もないと思う。

首都圏のsmall businessには大打撃だろうし、そのことに胸が痛まないわけではないが、今はもう自分のことで精一杯というのが正直なところだ。
また東京の経済が大ダメージを受けているときに地方が無事でいられるわけないのもわかっている。それでもこんな茶番につきあわされるのはたまったものではないので、東京だけでやっといてくれ


しかし驚いたのは、緊急事態宣言は医療崩壊を防ぐためらしいということだ。んなアホな。

一部の人々の奴隷労働で日本の医療が支えられていることは、私の認識するところでは、少なくとも15年以上前、大野病院事件や大淀病院事件のころには明らかだった。それはすでに崩壊していると言って差し支えない情況だった。

私も20代後半はそういうめちゃくちゃな環境でズタボロになるまで働いていた。こんな働き方をしないと回らない現場のことを崩壊しているというのだと思っていた。

しかしどうも、まだ日本の医療は崩壊していないと思っている人が多数いるらしいことが昨今の緊急事態宣言をめぐる言説でわかった。

また医療を崩壊させたくない人たちが多数いることも知った。今まであんな無茶な働き方に見てみぬふりをしてきた人々が今更どうしたのかと思ってしまう。
あるいは15年前に2chanなど匿名掲示板で、医療なんて崩壊してしまえ、みんなで逃散しよう、嫌ならやめろ委員会(IYC)!などと息巻いていた匿名の医師たちはどこにいったのだろうか。

英米に比べて感染者も死者も2桁少ないのに医療が逼迫するのはどういうことか?という疑問には、とうの昔から逼迫していたのが見えやすくなっただけというほかない。
もっとわかりやすく言うと、医療に対する期待値を英米並みに引き下げたら情況はましになる
つまりお命至上主義が緩和されればということだ。親切のためにもっと具体的に言うと、あなたの老親の救命の優先順位が低いと医療者から告げられたとき素直に受け入れられるかどうかだ。


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