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ケンブリッジ英検CPEの課題図書『About a Boy』観た

ケンブリッジ英検CPEのライティングPart 2は指定されている図書の問題を選択できる。まあ別にこれを選択しなくてもいいのだがせっかくなのでいずれはやってみたいものだ。

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2つ指定されていて、1つは『About a Boy』である。これは2021年12月までは変わらないらしい。それ以降は別の図書がすでに決まっている。原作の小説を読んでもいいが、映画でもいいらしい。というわけでまず映画からトライしたのであった。

原作は『ハイ・フィデリティ』のニック・ホーンビィ。出演は、ヒュー・グラント、レイチェル・ワイズなどなど。脚本は『ギルバート・グレイプ』の人。製作にはロバート・デ・ニーロも名前を連ねている。

亡父の印税でノラクラ暮らすヒュー・グラント、家族からは精神的に未熟とみなされており、また本人も中身がない(blank, shallow)と自認している。後腐れのないシングルマザーをナンパしようとSingle Parentのサークルに紛れ込むが、行きがかりから母と二人で生活している12歳の少年マーカスと出会う。その母親が精神的に不安定であるため少年とヒュー・グラントはともに時間をすごすことが多くなって、、、というハートウォーミング系のストーリーだ。

先日のCPEではマーカスのような少年にはどのようなサポートが必要かというようなことが問われた。本を読まずに読書感想文を書いてきた諸兄であれば内容知らなくても答えられそうだけどw

2002年製作で『ハイ・フィデリティ』と同じくミニシアターブームの最盛期だった日本でも公開されている。当時は片っ端から劇場公開作品は観ていたはずなのだがなぜかこれは観ていなかった。良くできた小品で、少年には父親が必要だよねという小学生並の感想だ。またヒュー・グラントが精神的に成熟していくアラフォーを繊細かつコミカルに演じきっており素晴らしい。必要に迫られて観たわけだが、観てよかったといえる内容だ。

どうでもいいことだが、子供たちもUK英語を話していてちょっと感動した。10年ほど前に東京で暮らし始めたとき、公園で遊んでいる子供たちに「うわ!ガキまで東京弁しゃべってる!」と衝撃を受けたことを思い出した。

ちなみにこのブルーレイ買いました。どうせ何度も観るだろうってことで。監督によるオーディオコメンタリーがついておりリスニング教材としても使えそうだ。なお本編には英語字幕があるが、オーディオコメンタリーは日本語のみ。

小説はまだ買っていない。次の試験日までには読むつもりだ。映画とは違う部分もけっこうあるらしいので楽しみだ。

Audibleもあるよ。


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