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2023.3.15(水)晴れ UBER嘘日記

UBER1件配達。menu3件配達。出前館1件配達。

 板橋区の大山駅前で地蔵をしていると学校の制服を着た女子が、地べたに座って向かいのマルジューベーカリーのパンを食べている。店の前にはカレーパンののぼりが立っていて、賞を取ったことが書いてある。

 あの女子高生が食べているのもカレーパンなのかなと、目を向けると、彼女と目が合った。気まずい。ちがうよ。俺は君が手にするパンを見たんだ。パンツを見ようとしたわけではない。確かに座ることで露わになっているふとももはまぶしい。しかしそれは太陽がまぶしいのと同じで、仕方のないことだ。

 俺が高校生だったころ、俺は実物の女子高生にほとんど興味がなく、いけないルナ先生と南野陽子に興味があった。もったいないことをしたものだ。あんな近くに女子高生がいたのに。

 社会の中で正義であろうとするときに、女子高生のふとももに対する関心を、心のどこに置くべきか、俺には大変難しいところがある。

 世の娘を持つお父さん方は、娘のふとももをどういう風に見ているのだろうか。それは全くの別腹で慈愛の目で見られているのだろうか。ならば、俺も世の全ての女子高生の父となりたい。

つづく

この日の嘘じゃないUBER日記

この連載小説のまとめ


この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。