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#092 バンド論31|長渕 剛

長渕剛は俺が初めて存在を認識したアーティストだと思っています。

親父が小さい頃から長渕が好きだったので、車の中でよく聞いていましたし、その影響で覚えるようになって口ずさんだりしてました。
そして自分自身が音楽に目覚めてからも聴いていたし、やはり好きな人が本当にどの世代においてもメチャクチャ多いので、世代の壁を超えてよく熱く盛り上がっていました。

そして本人自体も愛国心を持ち、肉体の鍛錬を惜しまず、今尚最前線で年齢を感じさせずに歌うその姿は本当にかっこよくて、そこに憧れるゥ!憧れるゥ!って感じです。

そんなアニキについて本日は語ります。


長渕アニキのこれを聞いておけ!10曲

10位 とんぼ

長渕と言ったらこの曲を一番に浮かべる人も多いでしょう。
東京に憧れて上京した主人公に自らを投影して、上京の苦悩や挫折を歌った不朽の名作。
清原のテーマソングとして使われていたのも有名ですね。

親父が昔からこの曲が好きで、地元のスナックに飲みに行った時にこの曲を歌ったら喜んでいたものでしたね。

死にたいくらいに憧れた 花の都 "大東京"

この歌詞が染みますね。
後世に語り継がれる名曲です。


9位 家族

このアルバムは1996年とかだったと記憶してますが、なぜか母親がこのアルバムを買ってきて車でよく流してました。
この曲はすごいです。10分くらいあるんですが、長さを感じさせない世界に没入させてくれます。

「家族」という船に乗り
「孤独」という海に出た
「家族」という船が行き過ぎ
今「孤独」という魚になった

繰り返されるこのフレーズがとにかく染みる。

そして曲の最後のフレーズがメッチャかっこいいんです。

白地に赤い日の丸 その父をたまらなく愛してる
白地に赤い日の丸 その母をたまらなく愛してる
白地に赤い日の丸 その姉をたまらなく愛してる
白地に赤い日の丸 殺したくなるような夕暮れの赤

白地に赤い日の丸 この国をやっぱり愛しているのだ

マジで名曲です。


8位 Captain Of The Ship

これはライブでクソ盛り上がる曲とのこと。
この曲も13分くらいあって長いんですけど、ライブだったらもっと長くなるという笑

とにかく人生を船に例えて、「人生の船長はお前だから、お前が舵を取れ!」というメッセージ性のかなり強い曲です。

昔「ボーイズ・オン・ザ・ラン」という漫画がありましたが、その中で主人公が景気付けにカラオケでこの曲を歌うのがかなり良かったですね。
この曲に支えられた人は多いでしょう。


7位 しゃぼん玉

そしてこの曲です。
この曲が調べたところ、長渕剛のシングルの中では一番売れた曲みたいですね。
俺が小1か小2か忘れましたが、家でもこの曲は流行っており、俺も普通に歌えて、初めて俺が人生で行ったカラオケでこの曲を歌った記憶があります笑
我ながら渋いですよね笑


6位 東京青春朝焼物語

これはマジで名曲ですね。
東京に上京してきた男女の細やかな暮らしを歌った曲なんですが、サビのこのフレーズが「上京」を感じさせます。

今日から俺 東京の人になるのこのこと来ちまったけど今日からお前 東京の人になるせっせせっせと東京の人になる

この曲をじっくり聴くと、自分が東京に上京してきた2006年を思い出してメロウになります。もう東京きてからの人生が一番長いんですね・・・
(正確には埼玉なので東京ではないのですが・・・)


5位 STAY DREAM

長渕剛の代表曲ですね。
ライブでは定番で、最後に歌う印象があります。

もうこの曲も他の曲同様歌詞に尽きると思ってますが、
サビ前からサビまでのこの辺の歌詞が素晴らしい。

くよくよするなよ 
あきらめないで Just like a Boy
その痩せこけた頬のままで
果てしない迷路の中を
人はみんな手探りしてでも 
Stay Stay Dream
そうStay Stay Dream
Stay Stay Dream

STAY DREAMは「夢を見続けろ」という意味だと思いますが、要は諦めるなということですね。
迷った時に背中を押してくれる、そんな曲です。


4位 ろくなもんじゃねえ

この曲もメッチャ好きですね。
最初から最後まで本当に素晴らしい曲だと思います。

入りの「ぴぃぴぃぴぃ」から、Aメロ→Bメロまでの歌詞も構成も流れも素晴らしく、「心を引き裂かれちまった」から始まるサビ、そして最後に大合唱する「ろくなもんじゃねえ!!!」の破壊力。これぞパンク・ロックですよ!
本当にフォロワーが多いのも頷ける。名曲です。


3位 西新宿の親父の唄

まぁとにかく、北の国からの挿入歌の印象が強いですが、俺はどっちも好きなんでドラマはこの曲で盛り上がるし、曲は北の国からのようなエピソードが思い浮かぶし、お互いを高め合ってますよね。

まぁ何が言いたいかというと、本当に「やるなら今しかねえ」って感じです。


2位 乾杯

この曲を初めて認識したのは多分幼稚園の頃。
今はどうか分からないんですけど、当時結婚式で「花束贈呈」ってのがあって、そこでキッズが花束を新郎新婦に渡すんですけど、僕に白羽の矢が立ち、誰の結婚式かも忘れたんですけど親父の知り合いにそれを渡して、そのお返しでもらったのが当時流行っていたゾイドと、何故かこの曲のオルゴールだったんです。
そこでこの曲を知り、歌うようになったのでしょう。

そんな感じで語るまでもない名曲ですが、結婚式や門出の場面で映える名曲。本当に素晴らしい曲です。

そして本当にこの曲であり、長渕剛の魅力を感じたのは、2011年の東日本大震災の時、慰問で長渕が色々な自衛隊の駐屯地を訪れ、そこでこの曲を歌った時に隊員達がみんなで肩を組み、この曲をシンガロングしていたのを見て本当に感動した。

この国で永遠に残る名曲だと思います。


1位 MYSELF

そして一番好きなのはこの曲ですね。MYSELF。

もうメロディが素晴らしいんですが、そのメロディを引き立たせる歌詞。
本当に美しすぎる名曲です。

いつこの曲を知ったのかもハッキリとは覚えていないですが、気づけば俺の中で一番好きな曲になりました。
たまにしんみり、この曲と向き合って聴くと本当に泣きそうになります。

もう1番の歌詞を全部載せてしまいますが、本当に素晴らしいよ。

人ごみに紛れるとなおさら涙が出るから
やっぱり一人になろうとした
それでも寂しくて涙が出たから
俺は初めて 本当の友を探した

やりたい事とやりたくねぇ事とが
思いどおりにいかなくて
「夢は何ですか?」と聞かれる事が
この世で一番怖く思えた

だから真っ直ぐ真っ直ぐ もっと真っ直ぐ生きてぇ
はずかしそうにしてるお前が好きだ
だから真っ直ぐ真っ直ぐ もっと真っ直ぐ生きてぇ
寂しさに涙するのはお前だけじゃねぇ

「真っ直ぐ」という言葉がここまで染みる曲は無いですね。

いつかこの曲を生で聴きたい限りです。


以上、長渕は名曲が多いので悩みましたが、本当に勇気を与えてくれて、音楽の奥深さを教えてくれる偉大なるアーティストですね。
これからも聴き続けたいと思います。

次は僕の中で長渕と双璧を成す、女版長渕・中島みゆきを紹介しましょう。

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