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#202 TV論⑧|ガチンコ!

本日は伝説のバラエティ番組「ガチンコ!」を紹介します。

ガチンコに最も熱中していたのは高校2年生とかそれくらいだった記憶があります。
あの時期はIWGP(池袋ウエストゲートパーク)もあり、まさにTOKIOが世間を席巻していました。
毎週火曜日21時、当時寮に住んでいた僕でしたが、何も言わずにみんなが気づいたら集まり、みんなで爆笑して見てましたね笑

やはりその中でも熱いのは「四天王」の企画でした。
四天王は言わずもがな、ガチンコラーメン道の佐野実(ブランキー照井似)、ガチンコ女子プロへの道の神取忍、大検ハイスクールの大和龍門、そして、なんと言ってもがチンコファイトクラブの竹原慎二ですね。

僕の中で「ガチンコ=ファイトクラブ」なので、ファイトクラブに関して記述しますが、もう佐野も神取も龍門も本当に狂っていて楽しかった笑
もう「**ハラ」が10個くらいついて、今だったら絶対放送できないと思います笑


ガチンコファイトクラブ

元ミドル級王者の竹原慎二コーチの下、3ヶ月でボクシングを練習し、プロテストを受けるというのが本企画でありました。
全国から気合の入ったワルたちが集まるんですが、一番悪くて一番強かったのは紛れもなく竹原コーチなので、とにかく喧嘩しまくるんです笑
そして、ガチンコはナレーションが最高なんです。そして構成が上手い。

60分番組で、序盤にファイトクラブをやって、「この後、とんでもない事態が!!」とかの煽りでCMに入り、CM後は何事もなかったように別の企画(大抵クソみたいな内容でした笑)が入り、終盤でファイトクラブに戻って「とんでもない事態」を回収するというお作法。
これが非常に良かったです。

そして、練習生も代替わりしていくところが面白かったですね。

番組企画が始まった1期生は網野というエースの元、スキンヘッドのケイ、リーゼントの浜中、そして唯一プロテスト合格した宮崎というキャラクターがいましたが、みんな弱いんです。

そして「経験者も入れよう」という趣旨でおそらく加わった2期生が強いんです。ファイトクラブ最強の男と呼ばれた小松崎、網野をボコボコにした箕浦、未経験でプロテスト合格した齋藤、そんなキャラで埋もれてしまったイケメンの、そしてなんと言っても2期生、いやがチンコファイトクラブ最高のエース藤野。みんな藤野の真似してましたね笑

そして3期生が一番好きでした。
詳細は下記で書いておきますが、もうキャラクター設定が完璧なんです。
極悪兄弟、孤児院で育ったヤンキー、暴走族、そして元いじめられっ子と現いじめられっ子という出し惜しみない構成笑
詳細は下で書くので割愛。

そして4期生には梅宮、5期生には権代というエースがいましたが、ほとんど覚えてない笑
僕の中で3期生がピークでしたね。


がチンコファイトクラブで印象に残っている生徒たち

次点 1週で消えたヤンキー3期生

こいつはマジで笑いました。
3期生はタレント揃いで、全部で6人いたんですけど、2週目からは5人になっていたという笑
で、このヤンキーは竹原に「なんだっぺよ」「上等だコラ」と茨城弁(?)でかなりいい感じのかませっぷりを1話目から発揮し、2週目以降の活躍が非常に楽しみでしたんですが・・・
何か不祥事を起こしたとやらで、1週でいなくなりました笑


10位 梅宮(4期生)

4期生のエース・梅宮です。
もう俺も3期生で若干燃え尽きた感もあり、4期生はあんまり覚えてないんですけど・・・
とにかく梅宮がかなりのハードコア・パンクスだったことは記憶しています。
あと梅宮はイケメンでしたね。


9位 ケイ(1期生)

ケイの登場はめちゃくちゃ衝撃でした。
スキンヘッドでサングラスをかけ、ナイフとか絶対持ってそうなその風貌。
1期生の第1話、すなわちガチンコファイトクラブの初回放送で、網野と双璧を成すビッグ・インパクトの持ち主でしたね。
ただ、ケイはこの時が一番のピークで、1期生エースの網野と比較すると徐々に影も薄くなり、結局プロテストも合格できずに終わってしまいましたね、残念!


8位 箕浦(2期生)

2期生は、1期生と違ってかなり猛者が集まっていたんです。
ガチンコクラブ最強と言われた小松崎、未経験でプロテスト合格した斉藤、そしてエース藤野と猛者揃いだったんですが、その中でこのギャル男・箕浦も経験者(?)だった記憶がありますが、なんといっても二期生初出場で、1期生とスパーリングをして網野を瞬殺!笑
この時、めっちゃ僕らのテンション上がった記憶がありますね笑


7位 都丸(3期生)

3期生は完璧で「出し惜しみせずに全てを出してきたな!」といたく感銘を受けたものでした。
この都丸はこれまでの1期生・2期生のヤンキーとは一線を画した、クソ真面目なスタイル!
3期生初登場の頃に、ヤンキー達の中で1人だけ明らかに1人浮いており、講師の竹原の説明でも一人だけ「ハイ、ハイ」言って聞いていました(それ以外のメンバーは全員ダルそうに聞いていた笑)

で、この都丸は元々いじめられっ子であり、強くなるためにボクシングを始めるという「はじめの一歩」的展開で、間違えてがチンコファイトクラブに応募してしまったんです笑
鴨川ジムに行くべきでした笑

そして、同じ3期生の「加藤兄弟」「山中」に洗濯物を押し付けられたり、イジメられるという展開も完璧でしたね笑
都丸の登場で、3期生が非常に締まったと思ってます。


6位 竹中(3期生)

そして3期生のエース・甘いマスクの竹中です。
3期生の第1話で、速攻加藤兄弟をはじめとするヤンキーたちに喧嘩を売り、小突いてきた加藤弟にを吐き、加藤兄にボディーブロー!めちゃくちゃ面白かったですね!
そんな竹中もボクシング経験者で、そして元々いじめられっ子だったという経歴を持つ男でした。
なので都丸に対しては昔の自分を見ているようなシンパシーを感じ、仲良くなっていったのは非常にベタベタではアありますが良い展開でしたね。


5位 山中(3期生) 

そして3期生の問題児・山中です。
とにかくとんでもないヘアースタイルをしており、バリバリのヤンキーで3期生後半はこいつが問題ばっか起こしていた記憶があります。
で、確か病気か何かでプロテストを受けられなくなり、家でふて寝していた時に国分あたりがお見舞いにした時にもふて寝していて、国分が必死に説得するんですが・・・「ワシ、せこいけん。寝るわ」と言って寝たのを覚えてます笑
そしてこのセリフが寮で流行り、飲んだり麻雀してたりして、眠くなった際にはみんなこのセリフを発して寝てましたね笑


4位 網野(1期生)

1期生のエース・網野です。
初登場の際は、X JAPANを彷彿とさせるロン毛で「強キャラ感」を遺憾なく発揮しながらも・・・とにかく残念な扱いを受けた初期のガチンコファイトクラブを代表するGoodキャラクターでした。
竹原に刃向かい、返り討ちにあい・・・の繰り返しで、プロテスト1回目は不合格。
そして2期生に「ガチンコの厳しさを教えてやる」と言わんばかりの勢いで意気揚々と挑むも、前述の通り箕浦に瞬殺され、2期生に舐められ、そして2回目のプロテストも不合格。
そんな悲しい網野ですが、今は華道家になった模様です笑


3位  浜中(1期生)

そしてリーゼントの1期生・浜中です。
網野とケイと3人でセットで語られることが多かったですね。

浜中は正直、番組内での思い出はそんなないんですけど、
一時期、池袋の「十字路」って居酒屋をやっていたんですね。
その情報を知らずに友達とその店に行き、ホルモン炒めを食べてると美味かったので、
友達ともう一個頼もうかと言って頼んだところ、「ちょっとサービスしておきましたよ」という神対応。
友達と「あのがチンコファイトクラブの浜中似の店長、優しいね」と言っていたが、まさか本人だったとは笑


2位 加藤兄弟(3期生) 

そして加藤兄弟です。
3期生で最もインパクトが強くあった、初の兄弟設定。
確か地元で有名な極悪兄弟であり、おそらくWORSTの室戸”放火”兄弟は、ここからインスパイアされたと僕は睨んでいます笑
加藤兄の方がFENDIのマフラーを巻いており、僕も当時FENDIのマフラーを巻いていたので「加藤兄みたいなマフラー巻いてるね」と言われた記憶がありますね笑
とにかく強面ながらも、兄が弟を守り、弟が兄を敬う麗しき兄弟愛。
弟はプロテスト合格した記憶があります。


1位 藤野(2期生)

そして藤野ですね。2期生のエースにして、ガチンコファイトクラブのエース
そのB-BOYというよりかは本職のファッションと、パンチパーマ、そしてゴリゴリの博多弁。そして荒々しい竹を割ったような性格!「シャバい」という言葉をみんな真似してましたね笑
一挙手一投足の全てが僕ら視聴者のテンションを上げる、最強の素人でした。

とにかく喧嘩っ早いからすぐ問題を起こし、竹原とも一期生とも、同期の二期生とも、後輩の三期生ともまぁ揉める笑

一番笑ったのは、確か拳を怪我してプロテスト受けられなかった際に、竹原に土下座して「プロテスト、受けさせたって!」と嘆願するシーンでしたが、その後に3期生と一緒に受けたプロテストで不合格となり、ファイトクラブを卒業して「次会う時は世界チャンピオンやけんね」というシーンも激アツでしたね笑
とにかく、がチンコファイトクラブを楽しませてくれたのは藤野でした。


殿堂入り 竹原

そしてなんと言ってもこの男でしょう。
元ミドル級の世界チャンピオンにして、がチンコファイトクラブの総帥。
何もかもが理不尽で、全てが暴力的でした。
竹原じゃなかったらここまでファイトクラブは盛り上がらなかったでしょうね。


最後に

そんなガチンコでしたが「やらせ」が一度話題になりました。
そんな中でプロデューサーが「当番組はエンターテイメントなので・・・」という100点満点の回答をしたのがすごく記憶に残ってますね笑
やらせでもあれだけ僕らを暑くしてくれたら問題ないです笑

今でも見たい、そんな番組ですね。

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