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#613 アルバム論34|ONE / JUN SKY WALKERS(S)(1992)

アルバム論、今回はジュンスカのベストアルバム「ONE」を紹介します。
このアルバムは鬼のように聞きました。


JUN SKY WALKERS(S)との出会い

僕が中1の頃、4つ上の姉がこのアルバムをクラスメイトから借りてきたのが理由だったと思います。

この頃まだジュンスカは活動していたのですが解散間際であり、僕もそんなに存在を認識していなかったんですが、このアルバムを聞いてかなりハマりました。
そして同時期にサッカー部の友人もジュンスカにハマった奴がいたので、そいつとよくCDを借りたり貸したりし合っていました。

で、僕もこの「ONE」が欲しくなって中古で購入し、それ以外にも日比谷でライブをやった「April3-4 1993 LIVE at 日比谷野外音楽堂 」も持ってましたし、オリジナルも「JSW」「ひとつ抱きしめて」「歩いて行こう」「START」「TOO BAD」とか結構今振り返れば持ってました。全部中古でしたが・・・

好きな曲は以前にも紹介してますが、紹介してないところで言うと「いつもここにいるよ」「ひとつ抱きしめて」「夢に向かって」「エルマーの夢」「変身」「僕を灰に」「VENUS」とかその辺が好きだったり、結構語れてしまうのですが・・・ONE収録曲に絞りましょう!

ちなみに、このアルバムを出した3ヶ月後にオリジナルアルバム「STAR BLUE」をリリースしており、何故このタイミングでこのベストをリリースしたのかは謎です!



「ONE」歌詞カード

上記で挙げた所有していたジュンスカのアルバムは全部無くなってしまったのですが、このアルバムだけは未だに持っています。何度聞いたことでしょうか・・・

まだまだメンバー若いですね


「こんな感じだったなー」と久々に開いて思い出しました


青春を感じますね


歌詞カード懐かしいですね。こんな感じでした。


そして謎の乗り物に乗るメンバーの写真


そしてもっと謎の英語の漫画風なコンテンツ笑


「ONE」全曲解説

1. すてきな夜空

僕が人生で初めて見たジュンスカの1曲目はこの曲でした。2014年の武道館のライブですね。
そして人生で初めて聞いたのもこの曲かも知れません。
ライブで盛り上がるロマンチックな曲ですね。

やはりこの曲はどストレート青春爆発の歌詞と、シンプルなメロディ、そして純太のコーラス。ジュンスカの魅力が全て詰まっています。
バンドで合わせると楽しい、ライブで演奏したら絶対楽しい曲ですね。


2. START

やっぱりジュンスカで一番好きなのはこの曲だと思います。
リアルタイムでは認識していないですが、初めて聞いた時に「聞いたことがあるな…」と思ったので、潜在的に残っていた位有名な曲ですね。

この曲で僕が一番好きなのはやっぱり純太のギターのリフですね。
導入のアルペジオも好きですが、やはりイントロのリフが大好きです。「悲しすぎる夜」のギターソロと張るくらい、このSTARTのギターリフは本当に大好きですね。

そしてメロディも良いですが、歌詞が良い。

この時が永遠に続くかもしれない 今までも明日も君といるから
夢を見ていたね 僕も同じ夢を見た 新しい物語 主人公を決めた

去年より昨日 今日より明日 大切にしてきた
済んだ瞳と 涙の笑顔 この時の為に生まれた

START START これから始まる 新しい日が来た2人のSTART

ラブソングと思いますが、何かの新しい挑戦に向けた応援歌にも聞こえるし、何かを始める時に背中を押してくれる、そんな名曲ですね。
大好きです。


3. 風見鶏

この曲はこのONEと、解散直前に出た「MY GENERATION」というベストにも収録されているバンドで愛された曲なんですが、正直そこまでピンとこないというか笑


4. PARADE

この曲はベースの寺岡呼人が作詞作曲した曲です。
イントロからテンションが上がり、歌詞もまさに青春爆発!という感じの歌詞で、聞いていてテンションが上がる、ゴキゲンになれる曲ですね。
大人になる前に聞きたい曲です。

まさかPV(?)があると思ってませんでした笑
そして冬と言うのもイメージと全く違いましたね笑


5. 全部このままで

初めて聞いた時、メチャクチャ琴線に触れた曲でした。
イントロから畳みかけるように始まるAメロ、そしてサビ。メロディアスであり、繰り返しになりますが青春爆発の歌詞がメッチャ刺さりました。

個人的に一番好きなフレーズは下記ですね。中学生の僕には刺さりました。

過ぎていく時間だけで 年を取ったりしない
希望を失う時 若くても死んでいる

97年に解散した時にWOWOWで放送していた特番で、一番最後がこの曲だったんです。あと解散直前に出たベストも最後がこの曲でした。

まさに、これまでの思い出を「全部このままで」置いておきたかったのでしょう。素晴らしい曲ですね。


6. 休みの日

この曲は寺岡呼人が作曲した雄大なバラードですね。
後にミスチルの桜井さんの別プロジェクトのBANK BANDでもセレクトされてたりしますね。
これまでに紹介したジュンスカのビートパンク調の曲とは一線を画したピアノを主体としたバラードで、ロックが好きじゃない人も好きになるような優しい曲ですね。心が弱っていたら泣いちゃう曲ですね。
そしてまさにこれを書いている日曜の夜、今染みる曲ですね笑


7. だから自由はここにある

この曲もシングルとしてリリースされたジュンスカの代表曲ですね。
ストレートなメッセージと歌詞が気持ちいい曲です。
加えて冒頭の「オオーオーオーオーオーオー」と、ラスサビ前の「ダダダダダ、oi!」とか盛り上がるポイントが非常に多く、ライブで聞いたら絶対楽しいだろうなと思える曲ですね。


8. メロディー

この曲も他同様に真っ直ぐなビート・パンクです。
一度聴いたら絶対忘れないサビのメロディです。
「あの頃覚えたあのメロディー」という歌詞がまさに現実世界にリンクしますね。


9. カステラ(アコースティック・ヴァージョン)

実際にはアコースティックバージョンがアルバムには収録されているのですが、僕はオリジナルバージョンの方が好きなのでこっちを貼ります。
普通にノーマルバージョンの方がいいですね。
ゴミ箱を擬人化した日本で唯一の曲でしょう笑


10. Let's Go ヒバリヒルズ

この曲も当時さぞ流行ったことでしょう。
「ひばりが丘」も絶対こんな曲歌ってもらって嬉しかったでしょうね。
BOOKS Jの店主とか、最高に嬉しかったでしょうし笑
僕はひばりが丘は二郎目当てで1度しか行ったことがないんですが、ひばりが丘の二郎は旨かった記憶がありますね。

そしてこの曲のギターソロもなかなか秀逸で、中学時代のパイセンがよく弾いてましたね。
そして、この曲もライブで盛り上がる曲です。
「俺の一等地!oi!」ですね!


11. 歩いていこう

そしてこの曲もジュンスカの代表曲ですね。
青春ど真ん中、どストレートな歌詞とメロディ。
この曲に支えられたティーンネイジャーは多かったのではないでしょうか。

多くは語っていませんが、
走るのではなく、止まる事も無く、ゆっくりでもいいから歩いて前に進んでいこうという歌詞ですね。
その歌詞を覚えやすく、盛り上がりやすいメロディに載せた時点で間違いないでしょう。

以前にも紹介しましたがこの曲はベースラインが本当に秀逸で、Aメロのベースはメロウで素晴らしいですね。
ジュンスカのベースは割と主張するところは主張するのがいいですね。


12. 声がなくなるまで

バラードですね。非常に優しい曲です。
僕はジュンスカのバラードはそんなに琴線に触れないんですけど、流石にこの曲が優しくて、名曲で、ファンに愛されているのは分かります。
ラストライブのVHSは何度も見ましたが、この曲も印象的でしたね。


13. つめこんだHAPPY

こちらもシングルでリリースされた曲ですが、何気に僕はこの曲が結構好きなんです。
切ないというか、儚いというか、そんな感じで昔から結構好きでしたし、今回は初めてPV見ながら聞きましたが、やっぱいいですね。

サビがシンプルでいいんですけど、
「これからも いつまでも どこまでも」のメロディが凄く好きですね。
そして一番好きなのは間奏後の「いつも夕焼けを見てた」のフレーズ。
ここのサビに繋がるメロディも好きなんですけど、ベースラインが凄く好きですね。歩いていこうにも通じる所があるんですけど、寺岡呼人のベースラインは結構心に残るんです。
そんな感じの名曲ですね。


14. MY GENERATION

そしてジュンスカと言えばこの曲、と言っても過言では無いでしょう。
デビューの時から大切にしてきた、初期衝動バリバリの曲「MY GENERATION」、タイトルを邦題にするのであれば単数形ではなく、「俺たちの時代」でしょう。

同じ学校のロックンロール・キッズ達が髪を立てて、歩行者天国でライブするという、漫画のような出来過ぎたストーリーの主題歌がこの曲ですね。

この曲に支えられた人は多く、浅野忠信がライブで歌っているのもYouTubeで見れますが「本当に好きだったんだな・・・」と思ってしまう、そんな曲ですね。


15. エンジェル

この曲も何気に結構好きだったりします。
前述の「つめこんだHAPPY」然り、僕はわりとジュンスカのミドルテンポの曲も好きなのかもしれません。このアルバム以外だと「メッセージ」とか凄く好きですし。
そしてこの曲はゼリ→もカヴァーしていたんですけど、それが結構良かったですね。


16. BAD MORNING

そしてこのアルバムのラストを飾るのはBAD MORNING。
何でこの曲が〆なのかは、昔も今もよく分かっていないです笑
ギターリフが印象的で、ライブで映える曲ですね。


まとめ

最後に、もし僕がこのONEの収録曲を決める権利があったら…
こんな感じにするかと思います。かなり偏ってますが…笑

1. すてきな夜空
2. START
3. ひとつ抱きしめて
4. いつもここにいるよ
5. BAD MORNING
6. キライな奴ら
7. ななしの詩
8. だから自由はここにある
9. 僕を灰に
10. Let's Go ヒバリヒルズ
11. 歩いていこう
12. 白いクリスマス
13. つめこんだHAPPY
14. MY GENERATION
15. 悲しすぎる夜
16. 全部このままで

それでは次回からはUNICORNを紹介します。
UNICORNのアルバムは思い入れがあるので、気合で前作紹介します!以上!

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