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#034 バンド論⑥|黒夢

今回は黒夢です。

黒夢と言っても、活動していた1994〜1999年の第一次活動期のみが対象となっております。
(活動再開後の音源は聞きましたがそこまで琴線に触れていないので…)

中2〜中3の頃、黒夢の人気は半端なかったです。
特にファッションリーダーでもあった清春(以下清さん)の人気は高く、かなり影響受けてる友達が多かった。
みんな古着&ラバーソール!どこへでも足元にはあの日から大好きで連れて行く白いラバーソール!

黒夢はBEAMSとかで存在こそ認識してましたが、
ハマったのはクラスメイトで電気屋の息子のキョーちゃんに借りた「1997 10.31 Live At 新宿ロフト」がきっかけです。
初めてきいて「うわ、何これカッケー!」と思い、欲しくなって速攻買いましたね。そんなキョーちゃんは机にナイフを持って「YA!」と言ってる犬を描いてました。わかる人にはわかると思います!
そして98年にリリースされた「CORKSCREW」はこの年出たCDで一番聞いた記憶があります。

そんな黒夢でしたが、翌年99年に活動休止!多くのパンク・キッズたちが枕を濡らしました。
俺の周りでは黒夢はV系好きもパンク好きも両方聴いてた当時では稀有な存在でした。

そんな黒夢に関して本日は語りましょう。

黒夢の琴線に触れる曲BEST10

10位 MASTURBATING SMILE

前述の6thアルバム「CORKSCREW」の冒頭を飾るパンク・ナンバーです。
もう導入のドラム&ベースの時点でカッコいいんですけど、終始シンプル!
シンプル・イズ・パンクみたいな感じで、バンドスコアもギター1本のみという徹底っぷりです。

そしてこの曲はなんと言っても次曲のFASTER BEATとの繋がりがカッコいいですね。2曲で1曲みたいな。
そしてもっと言うと次のSPOON&CAFFEINE〜後遺症〜CANDYと畳み掛けるように続くパンクナンバーが最高に上がります。

余談ですがこの曲が出た頃、IQの低い地元の友人が「モンスターバッティングスマイル」と呼んでましたね笑



9位 後遺症-aftereffect-

そして後遺症です。この曲はCMとかでも使われていたので知っている方も多いのではないでしょうか。
とにかくこの曲はイントロに尽きる。イントロ(アウトロ)が鬼のようにかっこいいです。
この時期の坂下たけとも&満園英二のツアーメンバーが最高だったと思っているので、この曲のイントロの英二の鬼ドラムは本当にハンパない!最高です!



8位 Unlearned Man 1998 Crazy Fire Version

この曲の何がやばいのかは「1998 Crazy Fire Version」という言葉に集約されてるのではないでしょうか。
クレイジー・ファイヤーって笑

とにかくこの Crazy Fire Version、 Crazy Fire Versionだけあって原曲の3倍速位でとにかくかっこいいです。
最初の「マーべラァァスゥ!!!!」と思わず叫んでしまいますねえ。



7位 BARTER

この曲は凄いですよ!皮肉、皮肉&皮肉
この曲がリリースされた時代(90年代中盤)の音楽業界を完全に批判しています。
まぁ「エサ掴ませて育てる」「曲は二番煎じ」「使い捨て」「早すぎるローテーション」などを歌い、最後は「いつか僕が粉々にしよう」と清さん笑
とにかくファミリーを批判してます笑

とにかく解釈こそ自由ですが、とにかく皮肉めいててカッコいいです。
まぁ曲名が「バーター」なくらいですからね…



6位 カマキリ 1997 Burst Version

そして続いてのこの曲は所属するレコード会社を批判してます笑
もう怖いものなしですよこの頃の清さんは!そこに痺れるゥ!憧れるゥ!
お世話になってるレコード会社を「財的権力振りかざす馬鹿」と言ってますからね笑

この曲は人時のベースがとにかく最初から最後までカッコいいです。
俺も真似してコピーしましたがマジで手が攣りそうになります。鬼!


5位 LAST PLEASURE

名盤CORKSCREWのラストナンバーです。
とにかくこのアルバムは最初から最後まで全速力なんですけど、この曲も相当早い。そして鬼!
この曲はなんと言っても、この絶頂期に黒夢が行っていたツアーをWOWOWで生中継しており、その梅田HEAT BEATのライブを俺も狂ったように見ていたんですけど、そのLAST PLEASUREが激アツ。

そして同じ時期にこのライブを見て育った僕の大学時代の友人にして五分の兄弟分である「兄弟」もこの曲が大好きで、カラオケに行くとこの梅田HEAT BEATバージョンで熱唱してしまいます笑


4位 LIKE A ANGEL

ここで初めてシングル曲が出てきました。永遠の黒夢のライブの最後のナンバー。俺も一回だけ黒夢を見ましたが、その際もラストはもちろんこの曲。そしてもちろん「初期衝動に〜」を熱唱。気持ち入りました。

この曲で思い出に残っているのは、高1の頃にクラスメイトが学祭でこの曲をコピーしていたんですけど、それがまぁーダサかったことですかね笑


3位 FAKE STAR

そしてこれですよ!FAKE STAR!
この曲の原曲は聞いてましたが、「1997 10.31 Live At 新宿ロフト」で4倍速くらいになったこれを聞いて、ゆっくりと僕は虜になれていった。

そしてこの曲も音楽業界への痛快な皮肉が炸裂しています。
「目障りな制度がチャート妨害」「年功序列で芽を潰す」「ふざけた注目度 金が目安のプライオリティー」など。まとめると音楽業界はクソだと、そんな業界で洗脳され染まる前に清さんは脱走すると。
「外人かぶれが優秀なら、僕は偽りだらけのFAKE STAR」と。
ちなみにこの外人かぶれはB’zという説が濃厚です笑

そんな感じで詞もいいですが、なんと言っても曲の疾走感。中盤の人時のベースソロも◎


2位 BAD SPEED PLAY

そしてこの曲です!これは黒夢ファンみんな大好きなはずです。
BAD SPEED PLAYですよ!意味わかんないですよね笑
SPEEDは例のアレでしょうが…

とにかくこの曲も同業者を痛烈に批判してます。
「盗みがうまいデクの棒」「節穴女絶賛したオカマ野郎」など、当時一斉を風靡していたアーティストを痛烈に批判してます笑

そして上級者はこの曲をカラオケで歌う際、
最後に「クスリをくれええええっ!」「クスリをくれええええっ!」と叫びます笑
そして終盤のベースソロがRANCIDっぽくて好きですね。



1位 少年

そして1位はやっぱり捻りなくこれでしょう。黒夢といえば少年、少年といえば黒夢です。このPVあたりの清さんはかっこよさがピークだったと個人的には思ってます。
裸とデニムが絵になる男・清さん。

そしてこの曲は激しい曲ではないのですが、イントロのうねりまくりマクリスティーのベースラインが至高。
そしてメロディもいいし、歌詞もいいんですね。最後の「BOY!」がいい。永遠に語り継がれるロック・アンセムとなるでしょう!


以上、次はBOOWYで!

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