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アルバム論

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#人時

#527 アルバム論23|EMI 〜1994-1998 BEST OR WORST〜 / 黒夢(1999)

これまで複数回に渡り、紹介してきた黒夢特集も今回で最後です。 振り返って改めて、「俺、黒夢好きだったんだな…」と実感しましたね。 信じられなかった無期限活動休止1999年当時僕は田舎に住んでおり、かろうじでインターネットが繋がっている状況でしたが誰も使っていなかったので、情報が入るのは変わらずTVでしたが、このニュースを僕が知ったのはクラスの友達からでした。 「黒夢、解散するみたいだね・・・・」 当時、活動休止というワードは聞きなじみがなかったので、友人はミスリードして

#516 アルバム論22|CORKSCREW / 黒夢(1998)

年ごとに、その年にリリースされた中で一番聞いた年間MVPのアルバムが存在します。 1996年はミスチルの深海でした。 1997年はハイスタのANGRY FISTでしょう。 そして、1998年は一番聞いたのはこのCORKSCREWだった記憶があります。 ちなみにこの年、ハスキンのGRIPもメッチャ聞きましたけど、リリースがこの年じゃないので選外ですし、この年リリースされたBRAHMANのA MAN OF THE WORLDもアホみたいに聞きましたが、この年1998年にはまだ

#501 アルバム論21|1997 10.31 LIVE AT 新宿LOFT / 黒夢(1998)

初めてこのアルバムを聞いた時はマジで衝撃を受けました。 これまで、なんとなく最近カッコいいなと思って聞いていた黒夢が、「うわ、これは熱い!ヤバい!」と、かなりの衝撃を与えてくれました。 このアルバムを初めて聞いたのは中2の冬、サッカーの室内の大会の帰りだった記憶がうっすらとあります。 クラスメイトのキョーちゃんになんとなく借りて、なんとなく聞いてみて、速攻虜になり、その後速攻同アルバムを入手し、 飽き足りずに既発のDRUG TREATMENTまで遡って入手してしまう位、黒

#494 アルバム論20|DRUG TREATMENT / 黒夢(1997)

アルバムについて熱く語るアルバム論、気づけば20回目です。 このシリーズが一番執筆の労力を使うのですが、これもまた一興! LUNA SEA~Xを経て、しばらくは黒夢について語りますが、本日紹介するのは1997年にリリースされた名作「DRUG TREATMENT」ですね。 前年にリリースされたFAKE STARから、よりロックさ、パンクさに磨きがかかった、この1997年を代表する名作です。 僕がこの年に1番愛したアルバムはANGRY FISTだと思われますが、その次はこのア

#479 アルバム論19|FAKE STAR〜I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜 / 黒夢(1996)

アルバム論、今回からは中学時代に僕に深く影響を与えた、黒夢の作品を紹介したいと思います。 黒夢とは?その活動遍歴は意外と短く、インディーズ時代を含めても1991年から1999年までなのですが、その功績は当時のキッズに深く印象を残しています。 結成は名古屋で、ヴォーカルの清春(きよはる)、ベースの人時(ひとき)、そして当時のメンバーのギターの臣(しん)とドラムで結成されました。 当時から清さん(清春の愛称)のこだわりは強く、当時「LUNA SEA」「L'arc~en~cia