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漫画論

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愛する漫画について紹介します。
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記事一覧

#643 漫画論55|カイジ

ついに・・・・ この漫画について・・・ 語るときが来た・・・・・!! てなわけでみんな大好きカイジについて語ります。 基本的にこの漫画論は、連載が終了したものを書くようにしており、カイジはまだ連載中なんですけど、もう終わったようなものなので(略) カイジとは?自堕落な主人公・伊藤カイジの物語となります。 元々はクズながらも弁えたクズだったんですが、古畑というどうしょうもないクズである昔のバイト先の同僚の借金の保証人になってしまったが故に、借金を抱えてしまうカルマを背負い、

#628 漫画論54|べしゃり暮らし

ヤングジャンプの漫画を紹介し続けていますが、今回紹介するのは「べしゃり暮らし」、僕が漫画界で最高にリスペクトする漫画家・森田まさのり先生の渾身の作品ですね。 小学校の頃にろくでなしBLUESを読み、中学・高校の頃にROOKIESを読み、そして社会人からべしゃり暮らし。 こういう感覚を持っているのは僕だけでないと思っていますが、ろくでなしBLUESを見ながらブルーハーツを聞き、ROOKIESを見ながらハイロウズを聞いたので、べしゃり暮らしはクロマニヨンズがセットで響きます。

#617 漫画論53|華麗なる食卓

ここ最近は「夜王」「サラリーマン金太郎」「LIAR GAME」とヤングジャンプの漫画を紹介してますので、今回もその勢いで「華麗なる食卓」を紹介しましょう。 華麗なる食卓とは?「華麗なる食卓」はヤングジャンプで2001年から2013年まで長期連載していた作品です。単行本は49巻と、同一タイトルの作品では最長記録らしいです(多分タフとかがもっと多い) 基本的にはカレー漫画(グルメバトル漫画)なんですが、とにかくこの漫画は何でもアリでした。 主人公のマキトはシンガポールで生まれ

#598 漫画論52|LIAR GAME--ライアーゲーム-

「夜王」「サラリーマン金太郎」に続いて、僕がヤンジャンで好きだった漫画「LIAR GAME-ライアーゲーム-」を紹介しましょう。 この時期のヤンジャンは本当に面白かったですね。 LIAR GAME-ライアーゲーム-とは?鬼才・甲斐谷忍先生が提供する、人間の深層心理や葛藤をここぞと描き、それをエンターテイメントに昇華させた名作です。 主人公の神崎直はとにかく人を信じ、人を愛する理想の娘さんなんですが、ある日、「真の噓つき王を決めたい」という趣旨の謎のトーナメント、LIAR

#586 漫画論51|サラリーマン金太郎

前回の夜王に引き続き、ヤングジャンプを攻めようと思っておりますので、そんな感じでヤングジャンプを代表するサラリーマン漫画「サラリーマン金太郎」を本日は紹介しましょう! よっしゃああああああ!!! サラリーマン金太郎とは?読んだことのない方もなんとなく存在は知っているのではないでしょうか? 日本では島耕作と2分して有名なTHE サラリーマン漫画ですね。 ちなみにこの2人は意外と対照的で、 耕作が「静」なら、金ちゃんは「動」ですし、 耕作が「知」なら、金ちゃんは「力」です。

#574 漫画論50|夜王-yaoh-

前回の投稿で「民王」という民の王、所謂政治家の小説について語りましたが、今回は夜の王という所謂ホストクラブの王を目指すストーリーを描いた名作「夜王」について紹介します! 早く書きたかった!ウオオオオ―ッ! 夜王とは?夜王は僕が当時愛読していた雑誌・週刊ヤングジャンプで2003年から2010年まで連載されていた漫画で、wikiではこんな感じに紹介されております。 原作はナイトビジネス原作に精通した倉科遼先生で、作画は「黄龍の耳」などでお馴染みの井上紀良先生。 このタッグはザ

#559 漫画論49|サバイバル

この漫画に関しては以前に週刊少年サンデーを紹介した際に軽く触れていますが、メチャクチャ面白いので単独で紹介いたしましょう。 初めて読んだのはいつか忘れましたが、大学時代に僕等の周りでメチャクチャ流行りましたね。 サバイバルとは?主人公のサトルくんは、友達と洞窟の探検をしていたら、世界的な地殻変動によるスーパー巨大地震に遭遇し、洞窟から命からがら抜け出すと、陸続きだった筈の土地は分断されて、土地は沈没し、更に津波とかの影響もあり、気づけば無人島に一人取り残されるスタイルになっ

#534 漫画論48|RAINBOW〜二舎六房の七人〜

この漫画は大好きでしたね。 恐らく僕が最後に全巻集めた漫画かも知れませんし、奥さんとの同棲を機に多くの漫画をリストラしたんですが、未だに全巻家にある数少ない漫画です。 そんな「RAINBOW〜二舎六房の七人〜」を本日は紹介しましょう。 RAINBOW〜二舎六房の七人〜とは?終戦から10年が経過した昭和30年(1955年)、日本はまだまだ貧しかったんです。 そんな時代に様々な事情で罪を犯し、少年院に服役することになった少年達のストーリーです。 同日に収監されたマリオ等6人は、

#512 漫画論47|島耕作シリーズ

今日は満を持して、長くなりそうなテーマをセレクトしました。 日本で一番有名なサラリーマン「島耕作」シリーズをまとめて紹介したいと思います。 島耕作とは?連載開始の際は、超大手家電メーカーの初芝電産(モデルは松下電器)の広告宣伝部の課長でした。 1巻の島課長は、部下を抱いたり、風俗で知り合った大学生が面接応募に来た時に「不採用」ジャッジをしたり、業者に二重請求してしまい経理社員に誤魔化してもらったついでに愛人にしたり、会社の賞を取る為スワッピングしたりetc…とにかくクズで

#482 漫画論46|愛と誠

これまでジャンプ漫画=サッカー漫画と紹介してきましたが、不朽の名作「愛と誠」を紹介しましょう。この漫画は熱いですよ! 愛と誠とは?連載は少年マガジンで1973-1976年の連載とのことでオイラが生まれる10年前ですので、今年で連載開始50年と言う節目を迎える漫画なんですけど、コアにあるものは「愛」であり、ベースは恋愛漫画なのですが、血で血を洗う抗争、跳梁跋扈する半グレ達、癒着する悪徳政治家など…かなり地獄のような人間ドラマがあったりします。 そんな感じで結構その時代はエグ

#462 漫画論45|ファンタジスタ

ファンタジスタは「俺たちのフィールド」に続く、サンデーで連載されたサッカー漫画と記憶しています。 大学時代に友達が1~9巻を持っていて、続きを読みたかったのですがそいつが集まるのを断念しやがったので、僕が代わりに引き取って全部集めましたね笑 確か同時期に連載していた駄作・キャプテン翼 Road to 2002に比べて、トンデモ展開もなく、割と現実路線のサッカー漫画で人気もあった記憶がありますね。 ファンタジスタ あらすじ主人公の坂本轍平は、鹿児島かどっかの離島で毎日サッ

#448 漫画論44|俺たちのフィールド

本日紹介するのは週刊少年サンデーで長きにわたり連載されていたサッカー漫画にて、当時多くのフォロワーに「サッカー漫画と言えば、これ!」と言われていた「俺たちのフィールド(通称俺フィー)」を紹介します。 以前にダイジェストで軽く紹介はしていますが、細かくは紹介していないので深く掘り下げて紹介します。 俺たちのフィールド あらすじまさに「キング・オブ・サンデー」という展開なのですが、主人公のサッカー大好き小学生・高杉和也は、父親でプロサッカー選手の高杉貫一に憧れまくっています。

#433 漫画論43|超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田

以前、サッカー漫画をまとめて紹介した際に、こちらでも簡単に紹介させていただきましたが、長尺でじっくり本日は「超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田」改め「リベロの武田(リベ武)」について紹介しましょう。 リベロの武田 あらすじ連載開始は91年春〜92年冬の2年弱の期間、少年ジャンプで連載されていたサッカー・ギャグ漫画です。 おそらくエンディング的にU(打ち切り)によるものと考えてしまいますが、それでも当時サッカーをしていた少年少女の脳裏に深く刻み込まれた、そんな漫画でしたね。周

#414 漫画論42|I"s -アイズ-

本日は少年ジャンプを語る上で書かせない最重要人物である桂正和先生の作品より、「I"s -アイズ-」を紹介させていただきます。 おそらく当時の若者で、この漫画を読まなかった人間は存在しなかったと思われます笑 桂正和先生とは?I"s -アイズ-を紹介する前に、桂正和先生を紹介しましょう。 週刊少年ジャンプで初連載となったウイングマンとかは流石に世代が違いすぎて読んだ事がなく、僕が桂先生を初めて知ったのは「電影少女(ビデオガール)」でした。あいちゃん・もえみちゃんですね。 その後