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ピアノレッスン記録⑪(※7/10小林愛実さん@東京芸術劇場感想も)

7/13のレッスン記録の前に、7/10に聴きに行った小林愛実さんのリサイタルの感想を少しばかし。なお、写真は開演前の会場(東京芸術劇場)の写真です。

現在自分が練習しているシューマン「子供の情景」がプログラムにあると知り、家族に仕事を調整してもらってこどもの学童への迎えを頼み、チケット発売直後に購入してからずっと楽しみにしていた公演でした。
都内でリサイタル鑑賞なんて人生初の体験で、少し緊張しながら服やら髪やら色々整えて、たまの機会と思い奮発してグリーン車で地方から池袋へ。迷わないようにホームから会場までの道順を手書きしたメモを片手に、キョロキョロしながら会場に辿り着きました。
東京芸術劇場…とても立派でした。都内には素晴らしい施設で芸術に触れられる機会が沢山あるんだろうな…と、都内住みの方が羨ましくもなりました。良い人生経験となりました。

(プログラム)
・シューベルト「即興曲集 D935」
・モーツァルト「幻想曲 ニ短調 K.397」
・シューマン「子供の情景 Op.15」
・ショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22」
(アンコール)
・ショパン「ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作」、
「幻想即興曲」

「この曲はこうでこうで…」など詳しく述べられるほどクラッシックに明るくないので、ふわっとした感想だけ…。
小林愛実さんのキラキラと柔らかく響く音色がとても美しかったです。とても贅沢な時間でした。
シューベルトの気迫のこもった演奏に少し泣きそうになりました。シューマンの子供の情景は…シンプルだからこそ非常に表現力を要する曲だということを再認識し、えらい曲を発表会に選んでしまったと冷や汗をかきながらの鑑賞となってしまいました。もっと没頭して聴ければ良かったなぁ。
アンコールでは自分でも知ってるショパンの幻想即興曲を聴くことができ、当たり前だけどプロが弾くとこんなに表情豊かになるのか…と、プロの凄さに圧倒されました。

コンサートへは家族との事前調整が必要なため気軽には行けないけれど、年に1回…欲を言えば半年に1回くらい鑑賞できたら良いなと思いました。次はピアノコンツェルトを聴きに行ってみたいです。

以下、レッスン記録です。

・ハノン(全音版)

3回連続で宿題となった12番を変奏の例13番で、前々回から宿題だった13番を変奏の例3番で弾き、どちらも合格となりました。次回は14番の変奏の例13,14番が宿題に。

・シューマン「子供の情景」

来年1月の発表会に向けて、各曲が表現を付ける段階になるまでは子供の情景だけに集中したい旨を先生に伝え、それで良いと思いますとの回答をいただきました。なので、ギロックはしばらくの間お休みです。

今現在は「1.異国から」「2.珍しいお話」「3.鬼ごっこ」「13.詩人のお話」の4曲を目標にしていますが、仕上がらなかったら曲数を減らして臨む予定です。特に終曲がのっけから終わりまで表現力だけで成立させる曲だと小林愛実さんのリサイタルで思い知り、一番恐怖を感じています。ともあれ、やれるところまで頑張ってみようと思います。

「3.鬼ごっこ」はbpm60くらいで両手で弾き、運指やペダリングについて確認しました。ポロポロとあちこちミスしながらでしたが、概ね弾けているから、後はひたすら弾きこんでテンポを上げて行きましょう、とのことでした。後半部の盛り上がりが好きですが、格好良いところは往々にして一番の難所です。毎日コツコツ頑張ります。

「1.異国から」「2.珍しいお話」は1回ずつ通しました。レッスン前に先生に前述のリサイタル観賞のことを話しており、「前回レッスンから表情の付け方が変わった。リサイタルから吸収してますね、愛美さんになってましたよ」などと仰っていただき、変な汗がぶわっと出てしまいました。先生は本当に持ち上げ上手ですが、ぽく弾いてみたいと試みたことがやはり見抜かれてしまったと、なんだか恥ずかしい気持ちに…。
付けたい表現があっても、出したい旋律だけコントロールするなど、当たり前ですが基礎力が無いと出来ないことが沢山あるなと痛感しています。今は宿題のハノンをコツコツこなして、各指が平等に色んな動きが出来るように基礎練習も頑張っていこうと思います。

・その他、雑記など

ピアノレッスン前日、前々から気になっていたキュウリのスライサーを購入して初めて使ってみたところ、右手の中指と薬指の頭の皮をやってしまい、指先をケアリーヴでケアしてレッスンに臨みました。
先生に負傷のあらましを話したところ、「ひぃっ」と震えさせてしまいました。申し訳ありませんでした。
この度、スライサーには指ガードが必須と学びました。ピアノ学習者の皆様も、料理中の怪我にはくれぐれもお気をつけください。

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