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君がそうなら僕はこう - ステージ降りたら一般人

2017年6月17日リリース、君僕こと君がそうなら僕はこうの「ステージ降りたら一般人」を紹介します。


もう4年も前!

このCDの後にも

2019年8月に4thアルバム「恋つはダメだ愛てにならん」

そして2020年1月に300枚限定シングルの「1回ヤラせてくれないか」をリリースしてます。

今までこのnoteでは最新のCDを紹介してきましたがあえてこの「ステージ降りたら一般人」を選んだ理由は2つ!

前回のCDリリースから1年半以上も経ってしまったので敢えて今更…という事。

もうひとつ、君僕は(実は?)恋に関する歌が多いのですが、このCDはバンドがコンセプトになっている事です。

そう、君僕は基本的にCDを通してコンセプトがあります。

ここが君僕の面白いところなんです。

ところでこのCDのトレーラー、彼女とドライブデートでこのCDを流してるというイメージだと思うんですが…

サイツさんは運転出来ないので駐車中のハンドルをただ撫でてるのがちょっとシュール。

1.僕と彼女の作曲講座

サイツさん「僕と!」

エリカさん「彼女の!」

2人「作曲講座ー!」

ライブではボーカル2人の曲振りが印象的。

音源ではタイトルコールはありませんが、曲中での男女のやりとりがエリカさんとサイツさんのツインボーカルによって表現されてます。

そのおかげで曲中の2人の心中がとてもイメージしやすいユニークな曲。男女ツインボーカルの魅力が最大限に活かされてます。

バンドマンの男性とその彼女。

読み取るに男性は自分のバンド活動の中で彼女を寂しくさせてないか案じている、そしてちょっとロマンチスト。

女性は彼のバンドが売れていようがいまいが関係なく、心から彼自身のことを愛している。

と言うのが冒頭。

だけど印税がもらえるかどうかは気になるんですね笑

ところが一変。

見知らぬ人から彼女に一通のメールが。

「あなたの彼氏のバンドマン、私とも付き合ってる」

一途で純粋(?)なハズの彼に二股疑惑!?!?

そんなサイツワールド全開な一曲。

最後のフレーズ。

「俺はバンドマンだけど寂しい思いはさせない」

「あなたのこと大切にするって決めたんだ」

聴きやすいメロディと最後は楽器を止めて「決めたんだ」というフレーズでグッと心にせまる演出が本当に素敵です。

だけど、曲中の彼の言葉を本当に信じていいんですかねぇ…???

2.集客ヤバイ節

君僕の中でも人気曲でライブでも定番ですね。

分かりやすい歌詞とキャッチーなメロディ。

しかしながら切実でシビアなバンドマンの実情…。

MVではアメ村の某ライブハウスにどこかで見たことあるようなエキストラ達が出演していてユニークだけどちょっとリアリティがあるような笑

監督・編集は以前も僕のnoteで紹介したメタボリックシンジゲートのvoウチミズさん。

そして2021年7月にはセルフパロディした水分ヤバイ節を公開。

この曲をいかに大事にしてるかが分かります。

そして最後まで遊び心も忘れない笑

是非音源、ライブ、MVそれぞれで楽しんでほしいです!

3.解散までにしたい10のこと

どんなバンドだって、いつの日か解散してしまう。

だからこそ解散までに悔いのないように叶えたい夢を語る曲。

まず1つ目。

「出待ちが凄すぎて警察呼ばれたい」

2つ目。

「清純派アイドルと浮気がしたい」

ほんとにそれでいいの!?

武道館でやりたいとか、アニメのテーマソングやりたいとかそういうのじゃないんですかね???

なんかちょっとズレてるサイツイズム、この頃から発揮されてます。

(多分、実際にサイツさんがやりたい事10選では無いと思いますが!)

それでも君にとって身近な音楽が、僕の音楽であってほしい。

普段は面白おかしくふざけてるんだけど、ライブや音楽に触れて君に笑っていて欲しい。その音楽が君僕でありたい。

これは間違いなくサイツさんの本心だと僕は思っています。

4.俺達グラフティ

バンドを続けている自分が、バンドをやめてしまった友人を思う曲。

彼が音楽をやめてしまったその先でもそれぞれの人生は続いていくし、ふと振り返った時、あの頃があったからこそ今頑張れる事がある。

そう感じさせる曲です。

個人的には君僕の中で1番好きな曲。

サイツさんの前のバンド…ううっ、頭が…。

5.物販JAPAN

ライブでも準レギュラーくらいよく演奏される曲!

手拍子や掛け声、手も上げやすいノリの良い曲です。が何より!

ライブでは曲の間で物販を紹介するのが定番。

サビでは「物販売れてほしい〜物販売れてほしい〜」

めっちゃ切実…!

お客さんよりもバンドマンの方が共感しやすいのではないでしょうか。

だけどただお金もうけがしたいわけじゃない。

バンドにとっては次の活動や新しい挑戦のために。

お客さんにとっては思い出を持ち帰って次はもっともっと楽しくライブを見れるために。

この曲に限らずアルバム全体を通して感じますが、バンド活動は楽しいだけじゃない。

だけどライブひとつひつとつ、バンドの挑戦ひとつひとつにドラマがあって一瞬の輝きのために全ての情熱をかけている。

だからこそ応援したくなるなと感じています。

…そういう曲でしたっけ?

6.ボーナストラック

君僕の定番、カラオケ音源とおまけトーク。

最後の最後まで余念がない、君僕がこのCDを買ってくれたお客さんにとことん面白い、楽しんで欲しい!という思いが詰まってます。

カラオケは普通のoffvocalではなくサイツさんの合いの手入り。

盛り上げ上手なカラオケ番長!アドリブ感にも笑ってしまいます。

そしておまけトークはvoサイツさん以外も当時のメンバーにそれぞれCDの制作秘話(?)について語ってくれてます。

それも脅威の11分29秒!

実に4曲分。

人柄の伝わるおまけトーク、実際に聞いてもらいたいです。

7.最後に

君僕と言えばどんな印象でしょうか。

面白い?おしゃべり?仲良し?無料プレゼントや配信などのユニークな企画?

どれもそうなんですが、そもそも曲が良いからこそ他の部分にも説得力があると思っています。

Vo.サイツさんはトーク力を活かしたツイキャスの雑談配信をはじめ、それにまつわる企画やグッズ制作、弾き語り、ミュージックラビッツのブログ記事など多岐に渡る活動。

Gt.エリカさんはお絵描きやゲームなど、サイツさんとは一味違った見せ方で発信をしています。

そしてバンドでのスタジオ無料配信。

みんな多才ですね!

楽しんでもらったり新しい出会いに対してあの手この手で意欲的で挑戦的に活動しています。

何より本人が楽しんでチャレンジしているからこちらも楽しく応援できます。

今回は「ステージ降りたら一般人」のみ触れましたが他のCDにもコンセプトがあって、いずれも面白いだけじゃない、色んな素敵な楽曲が収録されています。

CDのリリースはしばらくブランクが空いてますが、新曲として「ベッドまでの最短距離」「マッチングアプリ始めました」シングルカットされた「1回ヤラせてくれないか」などが発表されてます。

なんか変なコンセプトのCDになりそうですね笑

それだけでなくサイツさん個人の弾き語りでもアルバムを鋭意制作中という事で…

早く感想書かせてください!楽しみに待ってます!

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