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【実践3日目】『7日間で突然頭がよくなる本』は本当に頭がよくなるのか?

3日目 ~やること把握~

頭がよくなるための論理パターンベスト10

概要
・10個の論理パターンが物事の本質を掴むカギになる
・これを理解し、使いこなせるようになることが目標

やること
・10個の論理パターンを理解する

3日目 ~実践~

⑴カテゴリー:種類ごとに階層的グループに分ける
・基本、量、性質、関係、場所、時間、位置、所持、能動、受動の10項目
・でもこれをそのまま使えるわけではない
頭の中に自分なりのモノサシを設定するという発想
事物を聞いたら、瞬時に頭の中にカテゴリー表が展開する状態が理想

⑵主観と客観:主体と客体で区分する
・主体は客体によって意味を持つ
・物事の本質を理解するには、まず問題を客体として正しく設定することが重要
・つまり、問題を明確にし、その核心を見つけて、適切な解決策を考えることで、主体の役割や解決の方向性が決まる
・客体をどう扱うかが、問題解決においてカギとなる

(3)時間と空間:時間軸と空間軸に位置付ける
・頭の良い人は、頭の中に時計と地図がきちんと備わっている
・時間と空間に対して哲学者の主張で共通するのは、物事を把握するためのモノサシである点
・違いは、時間が順番に生じる秩序に対し、空間は同時に存在する秩序
モノサシの性質が違うためうまく組み合わせて物事を考える必要がある

⑷イデア:物事の正体を見抜く
・頭が良い人は、物事の裏にある正体を見抜くのが得意
・プラトンはこの真の姿をイデアと呼んだ
イデアは物事の理想像
・つぼみのバラを見て、満開のバラ(イデア)を想像できる
・プラトンはイデアによって構成される永遠不滅の世界(イデア界)と、感覚によってとらえられる現実の世界(現象界)を区別した(二元論的世界観)
イデアを見出すには、情報源を増やす必要がある

(5)運動として捉える:動いている途中としてみる
・頭がいい人は普通の人とは違うものの見方ができる
・止まっているものが動いていると解釈できる的な
運動とは物質の本性ととらえる(ヘーゲル)
・空間の中で時間の経過とともに存在するというのが運動
物事の本性は矛盾で、矛盾こそ運動の源泉

(6)弁証法:マイナス要素をプラスに転じる
・頭が良い人は問題の解決が得意
・妥協ではなく発展的な第三の道
・種子が結実した果実をすでに内包しているように、テーゼ→アンチテーゼ→ジンテーゼは永遠に続く円環として描ける
・弁証法は矛盾や未解決といった負の要素を肯定的にとらえなおすための技法
・矛盾や否定を原動力として捉えるため、テーゼの提示だけでは足りない。アンチテーゼの提起が必要

(7)差異として捉える(否定弁証法):差異を重視する
・頭が良い人は何でもかんでも一つにまとめようとしない
・弁証法が前提とする思考は、目の前の対象と頭に描く概念の同一化
・同一化すると異質で多様なほかなるものを都合よく変形させてしまう
・非同一的なものを潜在的に目指す必要がある
対象を考察する際には、あらかじめ決めつけを行わない

(8)構造主義:構造の中でとらえる
・頭が良い人は、物事を全体の中でとらえることが出来る

(9)因果関係:原因と結果の関係としてみる
・原因のない結果はありえない
原因をさぐると本質が見えてくる

(10)人間にとっての意味:人間の存在を前提に考える
物事の本質は人間にとっての本質

3日目 ~感想~

だいぶ重い章だった。
この概念を理解して、他の書籍を読んでみると、結構な頻度で概念が出てくることに気づいた。
例えば、今爆裂にAmazon広告を回しまくっている『シン・ロジカルシンキング』という本は、テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼで全体を構成されてた。まんま弁証法だ。
知らない人にはスッと入ってこない概念だけに挑戦的だなあと思いつつも、今回の挑戦が早速少し役立った気がしてうれしい。
本質を掴めるようになる目的にとってはまだ下準備の段階なので、明日以降に期待したい。

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