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日本にイケメンが増えた?「イケメン飼育員」のニュースから考察

ちょっと前、朝の番組で「会って触れ合えるイケメン」みたいなタイトルで動物園の飼育員さんたちが特集されていた。そこでふと思ったのが、「なんかイケメンって増えてない?」ってことだ。

町を歩けばイケメンにぶつかる…わけはない。そもそも人の顔なんかいちいち見てない。

しかしなんとなく「イケメン」の定義が広くなったように思う。しかし実はイケメンの方が増えているのかもしれないと逆説の仮定をしてみた。

そもそも、イケメンとは何かってことを美人に置き換えて考えてみる。

美人というのはいわゆる平均顔のことだと聞いた。つまり沢山の人の顔を足してその数で割ったバーチャル顔は美人だと感じる顔になるらしい。確かに多くの人種が交わる国で美人が多いのは有名な話。

そこでふと、日本は交通の便が良くなったから国内で混血が進み男女ともに美人が増えたんじゃないかという説を思いついたのだ。

各都道府県、各年代で顔のデーターが無いと比較のしようもないので、途方もない説だが、地域ごとの学校の集合写真の今昔でも多少は「美人度」比較できるかもしれない。この美人度というのは性格やスタイル関係なく、人が美しいと感じる顔のバランスのことだ。

研究としては多少の興味を覚える程度で、個人的にはどうでもいいことでもある。

そもそもイケメンとかカッコいいというのがよくわからない。そもそも誰かのいうイケメンは、人によってはそうでないことが多くないだろうか?

中学生の頃、友達に「すっごくカッコいい男子がいるの!絶対好きになっちゃうよ♪ライバルになったら困るなあ~でも見て欲しい!」と無理やり別のクラスに連れていかれたことがあった。しかし友達が指さした先にいた彼の顔はちっともカッコよくなかった。ただの中学生だった。

当時私がかっこいいと思った人は、クラスの嫌われ者だったので小心者の私は誰にもそれを言えなかった。彼は彫が深く大人っぽい顔立ちだったのだけど、それは同級生から見たら「気持ち悪い顔」らしかった。私は彫刻のように美しいのになあ、とひっそり思っていた。

イケメンってそもそもなんだろう?個人的にカッコいいと感じる人?女性には美人というけど、男性に美人ってあまり使わない気がする。美しい男性なら美男子という言葉が当てはまるんだろうか。美男子、ってどことなく官能的な響きを感じるのは私だけではないはず。だから美しい顔の男性もとりあえずイケメン、という大きな枠に入れられているんじゃなかろうか。

さてこのニュース、そもそも顔狙いでお客さんが動物ではなく自分に会いに来るのは嬉しいことだろうか?女性に置き換えたらとんでもないことだ、という意見もネットで見た。見た目を売りにする職業でない人にとっては複雑なことだと思う。その人の対応が良かった、など仕事内容でまた来てくれたほうが嬉しいと思うのは私だけじゃないはず。

まあ顔だけで対応が悪かったら女性サイドからイケメンとは呼ばれず「顔はいいけどちょっとね」になると思うので、このニュースでいう所のイケメンには「好青年」という意味成分の方が多いんじゃないかな。

さて世の中にイケメンが増えたように感じるのは、定義が広いイケメンという言葉を皆が使いだしたからか、実際に増えたのか。女性が使う「カワイイ」のように、意味成分が変化するマルチな言葉なのか。

どうでもいいけど、ちょっぴり気になったニュースでした。



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