詩⑦

なにか思うことがあると
心の中の薄霧が
気にする度に濃くなって

白いうちはいいんだけど

それはだんだん

色づいてくる

歩み寄っても
言葉を選んでみても
ならばと
断ち切っても
離れても
思い切って
気にしない振りをしても
歌っても踊っても?

ほとんどが濁ってくるのに

ただほんの少しだけ

綺麗に色づくことも
あるにはあった
だから今まだこうして
ここにいられるのかも
しれないね

薄靄の中を
一緒に歩く
私の手は2本しかないから
それは2人だけでいい

#詩

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