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PRODUCTION NOTES #3 濃厚な実力派キャスト

映画の肝となるキャスティングだが、本作においては作品の特徴でもある”二つの視点”をはじめ、繊細な演技で伝えていくことが大切であったため、役者の”芝居力”が非常に重要なポイントであったという。また、作家性とエンターテイメント性の共存を目指す企画の性質上、スケール感が小さくならないことを考慮し、キャスティングが進められていった。ルミ子を演じた戸田恵梨香については、芝居力はもちろん、今までこういった役のイメージがない役者ということも重要であった。清佳に関しても、まず芝居力が重視された。そして、強さの中にも儚さがあるような女性像で、高校生から大人までを見せられる俳優ということで永野芽郁に白羽の矢が立った。現場では二人ともすぐに打ち解け、意気投合したという。そんな母娘を取り巻くキャスト陣も実力派が集結。浮世離れし、娘と姉妹のように見えるルミ子の実母には、元宝塚のトップスターで、いつまでも美しいイメージのある大地真央。”曲者”のルミ子の義母には、独特な存在感を放つ怪演女優の高畑淳子が抜擢された。

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