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【シニア生活】シニア世代が貯めた資産を使えない理由

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

人生100年時代と言われる昨今、年金問題や老後資産問題など、シニア世代の資産形成についての話題には事欠かない状況です。

一方で、せっかく苦労して貯めた老後資産を有効に使えないシニアも多くいると言われています。

この記事では、シニア世代の人が長年かかって蓄えた老後資産がなかなか使えない理由について共有します。

使えばなくなるという不安感

シニア世代にとって、貯めた資産は将来の安心感の土台としての役割を果たしています。

長いであろう老後生活を安心して暮らすために、シニア世代は現役時代に貯蓄や投資に力を入れてきました。

しかし、実際に老後生活が始まっても、蓄えた資産を使い、その結果、老後資産が減ることに対し、先行きの不安と心理的な抵抗を感じることがあります。

将来に備えるために貯めた資産が彼らにとっての精神的な安心感や安定感の源となっているのです。

これまでの価値観の壁

シニア世代には、倹約や節約の価値観を重んじる人が多く存在します。
こうした人は老後生活になっても、長い間貯めてきた資産を使うことに罪悪感や葛藤を感じることがあります。

資産を使うことは、これまでの自身の生活スタイルや価値観に反するように感じられるのです。

そのため、資産を使うことに対して価値観から苦痛を感じ、相変わらず倹約や節約を続けることを選んでいるのです。

家族へ遺産を残したい

シニア世代の中には、子供や孫への遺産を残すことを大切だと考える人も多いです。

彼らは、自身の貯めた資産を子供や孫の将来のために使いたいと考え、自身の資産を使うことに躊躇します。

遺産を残すことが、自分の使命だと感じ、それが家族への愛情のように感じる意識が働くので、資産を使わないことを選択しているのです。

長生きへの不安

近年、平均寿命が延びていることから、シニア世代は長寿に伴う医療費や介護費のなどの確保に不安を抱えています。

将来の医療や介護のために資産を保全する必要性を感じ、健康な間に資産を使うことにためらいを覚えています。

資産の使い方に慎重になるのは、自身の健康や生活の安定を確保するための防衛本能なのです。

まとめ

シニア世代が貯めた資産を使えないという心理は、資産があることの安心感、倹約の価値観の壁、家族への遺産の意識、長生きへの不安などから生じています。

人によって心理的な原因は異なりますが、自身や家族の将来への不安や責任感が資産の使い方に影響を与えています。

しかし、これまで我慢や苦労して貯めた資産は、自分自身がこれからの人生を楽しむためにこそ使いたいものですね。

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以上、Boschでした。

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