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キャラに感情移入する瞬間/スキップとローファー

皆さんはスキップとローファーという作品をご存じだろうか。
将来の夢のために石川から東京の高校に入学する主人公・岩倉美津未と、クラスメイトとの日常を描いたストーリー。

ただの青春キラキラ物語、ではなく年頃ならではの繊細さやフレッシュさなど等身大な高校生を表現している。

登場人物の中で、主人公のクラスメイト・江頭ミカのセリフのひとつ。

「私がムカつく奴の名前をふたつ覚えてる間に、岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう」

その言葉の内に秘めた感情にやけに共感した。

心から純粋で素直な人を見ると自分のことが嫌になる。たぶんこの人は、見栄とか変なプライドとかないんだろうなって。他人の嫌なところとか自分に嫌なことがあった時も上手く消化できる人なんだろうなって。

そう思うのと同時に自分の卑屈さにうんざりする。

だから、これも私だからと開き直るのはもうやめる。今ちゃんと向き合わないとこれ以上卑屈な人間になってしまう。

やりすぎず、ゆっくり。

それと
どういうタイミングであろうと、高校生で他人の良さにすぐ気づける江頭ミカちゃんは少なからず私より大人だね。


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