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春に寄せて

久しぶりに今、ベーグルを食べています。
そのちゃんが好きなやつ!とベーグルの絵を描いてくれたももりんのことを思い出しました。ちょうど一、二年前の今頃のことです。

この時期はとにかく過去を振り返ることが多いです。
辛かったあの時に比べて今の私は頑張れているかな、と時々不安になります。
もっと私は頑張れるはずなのに、とも思います。

もうすぐ春です。
直視できない春を過ごした私にとっては、少しずつ春めいてくるこの季節を素直に喜べる今が愛おしいです。
いくつか前の春には考えもつかなかった、到底想像もできないことがたくさん起きて、これこそが人生というやつなのだなあとまだ21年しか生きていないのに少し何かが見えた気でいます。

皆さまに幸多きことを願って。

物事はいつはじめてもいいし、いつ終わらせてもいいのです。

嫌なことも、不安なこともたくさんあります。

けれども、どうか伸びやかに、恋するようにときめいて、踊るように毎日を歩んでいきましょう。
私の好きな人たちには、健やかに美しくいてくれたらそれでいいと願っています。

私もそうでありたいと思うし、そうありたいと願う人の味方でありたいとも思います。

花は咲いて枯れるまでが花だから、
花と洒落込むには随分と情けない私ですが、
枯れる最後の一瞬までも美しくありたいと思うのです。

春の花の代名詞、チューリップは素直でありながらもちょっと不思議な花だそう。
明るいところに置けばパッと花ひらき、暗いところに放っておくとしゅんとしぼんでしまうんですって。

どんな光が良いかは聞かなかったけれど、私も光を浴びてめいいっぱいに息をしていたいわ、なんて思います。
たとえその光が目を開けないくらいにまばゆくとも、焼けるように熱くとも、貫くほどに強く痛かったとしても、胸をひらいて受け止められるくらいの強さがほしい、とも思います。

なんだかんだ言ったところで私やっぱり、何よりも強くありたいみたいです、などと。春に寄せて。

2020.02.19
つい一昨日くらいから長い文章が気持ちよくさくさく書けるようになりました。イェーイ!

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