見出し画像

万年補欠の僕にできた役割

高校生2年生。

ハンドボール部で同期唯一の補欠になってしまった僕にとって部活は
居場所のないものになった。

部員と仲が良かったから続けられていたものの、人間関係すら悪ければとっくの昔に辞めていただろう。

試合になれば、同期がレギュラーとして試合に出るのを見て
応援して眺めるだけ。
毎度虚しくなった。

そんな僕と一緒で補欠だった一つ下の後輩が6,7人いた。

同じ補欠というポジションだっただけに話す機会は多かったので自然と仲良くなった。

自分は下手だから後輩に舐められるんだろうと最初は警戒していたが、意外にも皆先輩として慕ってくれた。

顧問の先生の指導で、年功序列の空気は強かった。
先生と会ったら立って挨拶。
先輩に会っても必ず挨拶が徹底された。

1つ上の先輩も、同期も人をいじめるような人間は一人もいなかったので、後輩いびりなどはなく平和だった。

ただ、同期が全員人見知りだからか
後輩との見えない壁があり、
2年と1年で話す機会がほぼなかった。


その中で唯一2年と1年両方仲良く話せたのが僕だったのである。

2年と1年でのコミュニケーションを取るときの橋渡しの役目を果たすようになる。

この役目を知ってから、
ムードメーカーのような立ち位置て振る舞うことが多かったと思う。

倒れ込まなくていいところでわざと声を出して倒れ込んでシュートして笑かしたり、
大会前に円陣組んで熱いこと言ってみたり。

プレイで貢献できなかったので、
別のことを探すことしかできなかったのである。

部活動をしていく上で必要なポジションなのかは疑問だったが、
自分ができることをやろうと思った。


つづく


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【当noteの発信内容】

当noteは、

占い師からただのフリーターになった何者でもない32歳の男が、

自分史を通じて

自身の人生のミッション(役割)を見つけだすことで、

自分探しの旅を終わらせるまでの軌跡をつづっていく。

人気占い師から、ただのフリーターになった男の話

今後も「気になる」、「応援したい」とほんの数ミリでも思った方は

フォローやスキをしていただけると今後の力になるのでとてもうれしいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?