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初めて女子プロレスを観戦してきた

スターダム・5★STARグランプリ2024in KYOTO(於 KBSホール)に行ってきた。

私は、スターダムというプロレス団体があるのは知っていたが、選手のことはまったく知らない初心者。では、なぜプロレスを観に行くことになったのかは後述するが、本当に知らないことだらけなので、本稿での選手名等の記述は省略させて頂く。この日もコアなファンの邪魔にならないよう、後方の一番安い座席でおとなしくしているつもりだった。

KBSホールは京都御所の東側の蛤御門前にあって(放送局KBS京都に隣接)初めて行く会場。入場すると、大きなステンドグラスが目に入り優雅な雰囲気。チケットの案内に沿って座席を探すと、割とリングが近くて嬉しい。


試合開始前の案内で「場外乱闘の際は、選手の周りを空けて下さい」とあったが、私は「場外乱闘?まさかねぇ」という感覚であった。

試合が始まった。入場する選手名の入ったうちわが揺れる。アイドルがプロレスをするのかと思ったが、選手が投げられたりする際のリングの「バン!」という音に体が反応し、私は観戦モードへ入っていった。


試合は、体重のクラス順に次第に体格が大き目の選手?が登場していったが、外国人選手同士の対戦で場外乱闘が勃発。「ホンマに始まった!」

乱闘は私が座っていたコーナーと反対側だったので逃げ惑わなくてすんだが、椅子めがけて選手が振り飛ばされると「ガッシャーン!」という衝撃音が凄い。本当に痛そうだった。

各試合前(この日は全てシングルマッチ)に選手がリング上で顔合わせをするのだが、敵対心むき出しであったり、正々堂々とエールを交換したり(奇襲攻撃もあった)と各選手の色が出ているなと思っていたが、ある選手はリングに上がったのかと思いきや、相手選手に恐れをなして敵前逃亡。レフリーも一緒になって「戻ってこい!」と呼びかける。やがて戻ってきた彼女は善戦空しく敗戦。

この一連の演出を見て、最初私はちょっと度が過ぎていると思った。しかし、普通に試合ばかりを見せられても単調になるので、何かインパクトをつけようとする団体の意図は理解できた(実際、私も笑っていたし…)

メインイベントは京都出身の選手とお隣の滋賀出身の選手がマイクパフォーマンスで出身地の揶揄合戦。関西人の喜ぶワードがいっぱい散りばめられた舌戦に会場が大いに受けていた。

そして、試合開始から2時間で全試合終了。終わってみれば、私は清々しい気分に包まれていた。

見終わった感想を素直に言わせて頂くと、今日は体を張ったパフォーマンスをする劇団が公演しているような感じがした。


これは、今日の試合内容を揶揄しているのではない。


私は、一つ間違えれば命に関わる動きを華麗に魅せるプロレスの選手には、いつも敬意を払っているつもりだ。


まだ一試合しか見ていないので、この団体の傾向はつかみきれていないが、個人的に輝いている女性を応援したい性分なので、しばらく追いかけてみようと思う。


この後、私はスターダムの有料ファンクラブ会員になったことを報告しておく。


最後に前述したスターダムの試合を見ようと思ったきっかけだが、いつも聴いているABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』にスターダムの岩谷麻優選手がゲストで出演していたからだ。

恥ずかしながら彼女の映画「家出レスラー」さえも知らなかった私だが、彼女のプロレスに関わるきっかけになった話を聴いて「よし!岩谷選手を観よう」となった。

今回のKBSホールに彼女の姿がなかったのは残念だったが、次の目標は岩谷選手を観ることだということを宣言して筆を置きたい。

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