ぼくの資産運用と運用成績
ぼくは7年半くらい前から資産運用に取り組んでいる。
老後2000万円問題が言われる前に、年金はあてにしない術を考えてきた。
取り組んでいる、といっても万が一のときの生活費として銀行口座においてある分を除いて、その残りの2/3を投資信託とかETFとかをドルコスト平均法で毎月積み立てている。
あとの1/3は日本と米国の個別株だけど、チャートとにらめっこしたデイトレードではない。
言葉の定義を最初に確認しておくと
・個別株
トヨタやソニー、アップルなどそれぞれの企業の株のこと
・投資信託
証券会社などの運用会社が株式などをその目標に応じて組み合わせ、総合的に運用しているもの。売買するときは、注文から2〜3営業日くらいあとに実際の取引が成立する。オルカンなどが当てはまる。
・ETF
大雑把に言うと、投資信託が株式上場されているもの。上場されているので株式市場でリアルタイムで売買ができることが投資信託と違った強み。VTIなどが代表例だ。
・ドルコスト平均法
投資信託やETFを例えば毎月月末など決められたタイミングで決めた金額分を買い、積み立てて行く考え方。決められた日に、高かろうが安かろうが無条件で買っていく。
毎月30000円分を買うという設定にしておくと、例えば2月は30000円でオルカンが200口買えて、3月には相場が下がっていれば30000円で220口買えるかもしれない。上がっていれば180口かもしれない。とにかく淡々と買っていくのだ。証券会社の自動積立システムを使うのがいい。
ぼくはドルコスト平均法で積み立てていく途中で、昔のNISA制度を使うようになったものもある。新NISAはそれまでのNISAと同じところで続けている。
個別株の運用は趣味の範囲
毎日米国と日本の株式相場を見ながら、いろいろな人の意見・情報を仕入れ、それを鵜呑みにせず、買ったり売ったりを中期的目線でやっている。
買ったものを大体1〜3ヶ月くらいで売ることが多い。高配当株を2年以上位長期保有している銘柄もある。
毎朝、米国の株式市場がクローズする頃に起きるので、Yahoo Finance(米国版)で経済ニュースをチェックするのだ。
ちっともわからなかった経済用語がいまでは頭からざっくり読み流せるようになった。生き抜くため!?
運用成績
それで運用成績はどうなのかというと、ドルコスト平均法で積み立てている分については、7年半で約75〜80%増えている。
これは、これまで7年間で100万円積み立ててきたと仮定すると、175万円くらいになっている計算だ。
もし100億円つみたてておけば75億円プラスだった!と考えると夢があるな。
ドルコスト平均法は、よく言われていることだが、ただ銀行口座から証券会社に毎月お金が引き落とされ、勝手に投資信託やETFを買ってくれているだけなのに、利益は少しずつ膨らんでいく。まったく経済ニュースを追いかける必要もない。
現在、アメリカはS&Pやダウが最高値を更新しているように株式市場は絶好調だ。
でもいずれまた、なんらかのショックでまた、大きく株価が落ちることがあるだろう。そのときも動じず淡々と積立を続けていくことが大事なのだ。
大きく株価が落ちたときというのは、これまでと同じお金で買える口数が増えるので、それがドルコスト平均法ではおいしい時期なのだ。
それらの株価のアップダウンをすべて平均して、利益が膨らんでいく。
この7年間だけでも実にいろいろと経済に影響を与える出来事があった。
・コロナ
・トランプさんの大統領就任
・ロシアウクライナの戦争
・イスラエルパレスチナの戦争
・日経平均のバブル後最高値更新
・ダウ平均の最高値更新
・半導体市況の好調
そうやって経済は浮き沈みつつ、すこしずつ上に向かって進んでいる。
よく日経平均株価は上がっているのに日本の景気は良くないじゃないか。だからバブルだ。という声を聞く。
しかし、株価は現在の景気状況を表しているのではないので、
「株価が高い = ぼくらが豊か」
ということにはならないのだ。
一方、個別株は趣味の範囲で面白い。
コロナのときは個別株では大きく損をした。
その後ネットフリックスの決算が不調で以降大変な目にあった。
一方で現在、ぼくのNVIDIAの株式評価額は3倍になっている。
クラウドストライクは2.5倍だ。
日本の個別株でも2倍になっている株がある。
また75%に下げている株もある。
そんな生き物のような株式市場を、感情に左右されず取引できるように、日々修行しているのだ。
それはさておき、まだドルコスト平均法を使ったNISAでの運用をスタートしていない方は、すぐにでも始めたほうがいい。
ドルコスト平均法は時間が長ければ長いほど有利だからだ。
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