感想とファンレターの思い出

最近、「感想」にまつわる様々な意見がTwitterを賑わせているので、私も自分の「感想」にまつわる話を書きたくなってしまった。
正直オチも何もないのだが、「感想とは伝えるのも受け取るのも良いものである」という私の熱い思いを聞いて欲しい。

私は感想が大好きだ。映画やコンサート、舞台…何かに触れた時は同行者、あるいはTwitterなどどこかに吐き出さないととにかく気が済まない。たまに人と一緒に映画を観にいって「どうだった?」と聞き、「面白かったね!」で終わると愕然としてしまうタイプである。そのスタンスを否定したくはないが、「その一言以外に何も思ってないわけないでしょ!」と思ってしまうのだ。

そんな私だが、とある1年、「自分が大好きなあらゆる人やものに自分の思いを伝えよう」と決めた年があった。この年はファンレターを筆頭に、とても精力的に自分なりの愛を伝えた。相手は声優、俳優、海外で出会ったテーマパークのキャラクター、キャラクターの権利元など様々である。それと、ハマっていたブロードウェイの舞台のファンブログも立ち上げ、情報発信をしつつ、英語のインスタアカウントを作ってファンアートの投稿も行っていた。

まず、このように決めて活動した1年は本当に充実していた。好きなものへの感謝を相手に直接伝える事が出来るのがとても嬉しかった。
愛を形に、言語化することは自分の精神状態にもとても良い。
そして、こういった感想は思わぬ展開になる事もある。

ファンレターを送った声優から、コンサートチケットのご案内がきたのだ。コンサートなどは普段行わない方なので、この機会を逃すまいと元々行く気満々だったが、案内には通常と異なる特設フォームのリンクがあり、そちらから購入した。
当日、チケットが渡され、封筒には私の名前と相手の名前が「〜より」と書かれていた。
震える手で封筒を持ちながら、コンサートを楽しんだ。終演後一言だけでも…とロビーを彷徨いていたら、顔を知らないはずなのに、何故か向こうから名前を呼ばれ、ファンレターに同封したイラストを待ち受けにしていると教えてくれた。
好きな声優は何人かいるが、私にとって本当に特別な方で、好きになってから10年も経っていた。初めて送ったファンレターだったが、本当に書いて良かったと思った。ファンレターは一きっかけに過ぎないが、その巡り合わせの結果、相手の優しいお人柄まで知ることができた。

ブログに書いた舞台の感想も、小劇団や学生舞台だったのもあり、役者の皆さんでその記事をシェアして下さっていた。(TwitterでRTして頂いた)
とにかく素晴らしい舞台だったので、友人に語り足りず、拙い記事であっても、この舞台の存在をネットの海に残さねば…と謎の使命感に駆られ書いたのだが、それが結果的に役者ご本人の活動の糧に少しでもなれたなら、これ以上嬉しい事はない。

最近はあまりファンレターを書けていないが、フォロワーさんの創作物を読んだ時、感動が大爆発した時はそっとDMで長文を送り付けている…。(もっとスマートに送れないのかとも思うのだが、難しい…)

こんな風に色々やってる風に書いたが、私もまだまだ感想を伝えきれていない。例えば、カップヌードルのトムヤムクン味を愛しているのだが、まだ日清にお礼のメールを送れていない…。

ついでに話すと、私は感想を受け取ったり見るのも大好きである。
特に自分が好きなものの感想を見るのが3度の飯より好きだ。だから推し作品のエゴサは毎日欠かさないし、新しく読んだ本や映画など、好きになった瞬間サーチしまくる。(自分の感想をまず整理してから…の場合もあるが)
去年のトイストーリー4公開時、私は4をかなり気に入っていたが、往年のファンがどのように感情を抱いているのかも知りたくて、賛否共にかなり感想を漁っていた。
私がTwitterを手放せないのは、感想の宝庫だからだ。(これ以上ツイ廃にはなりたくないのに)

推しは推せるときに推せというが、感想も書けるときに書け、である。

あと、こういうポジティブな内容を書くと必ず闇の反論が出てくる(どんなものだって表裏一体なので、それは分かる)。その1例として「Twitterで感想を呟いたら相手にブロックされた」などを見かけたが、それについては私も経験済みなので安心してほしい(?)
RT後、喜びの感想を軽く呟いたら即ブロされた。(これは向こうの自衛と思われるので、向こうを責める気は毛頭ない。雑食で申し訳ない限りである…。)

上記のように上手くいかない事ももちろんあるが、それでも大抵の人や企業は感想(ファンレター)を喜んでくれるだろう。同人女シリーズの最新話にもあったが、感想を書いた本人以上に、その内容が誰かの助けになっているかもしれない。だから、最近の「感想送ろうムーブメント」が嬉しい。

ちなみに…引かれないか心配だが、私は頂いた感想はスクショして、「頂いた感想フォルダ」にストックしている。そして創作意欲が無くなったとき、元気が欲しいとき何度も読み返している。いつもありがとうございます。

しまりのない文になってしまったが、感想は良いぞ〜〜〜(そして毒マロ送るのは止めよう!)

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