映像と文字の「テロップ学」①〜テロップの初級作法 初めて動画を編集する30分前に読みたいnote〜
どもども〜!
最近、本格的にYoutube動画をアップし始めた暇業です。
もちろん本業でも何本もVTR制作に携わってきた僕ですが
動画のアップを始めた頃にめちゃくちゃ悩んだことがあります。
それがテロップの作り方・入れ方です
もちろんPremiereのレガシータイトルで〜とか、Photoshopを使って〜とか、そういう部分ではございません
○そもそものテロップの役割は?
○どういう色・デザインにするか?
○映像・静止画に対しどんな入れ方があるか?
そういう部分を今回は!暇な業界人が仕事の合間を縫って独自でリサーチ・研究した”ほぼ趣味”の段階に至った「テロップ学」のnoteです笑
そしてこれをやろうとしたきっかけなんですがまずそもそも映像に文字を入れることそれに対し研究したもの・書籍がほとんど見つからないからです。
【実際に「テロップ デザイン 書籍」で検索した結果。見ての通り「テロップ」に特化した内容はほぼでて来ない(2019年12月)】
僕自身、自分で映像に入れるテロップを作り始め勉強したいしそういう書籍が欲しいなぁと考えてたところ・・・
え?ないやん!!!
うるせーーーー!!!しゃらくせえ!!!!!てめえらがやんねえなら俺がやってやらあ!!!!と思い、キーボードを叩き始めました
とまぁ・・・僕が前上げたnoteにもありますが・・・テロップを作る作業も入れる作業も10年前ごろまでは一部の人たちだけの作業だったため・・・Youtuberの登場や、編集ソフトの進歩で「動画制作」が一般的になった今だからこそ
必要な知識として認知されるんだろうと・・・僕は思います笑
【詳しくは僕のnoteで】
まぁ今回の記事はこんな人たちのために・・・!
★動画をこれから初めて編集するという人に!
★テレビの裏側を知りたい!という人に!
★カッコ・可愛いテロップを作りたい人に!
送ります!
①テロップの重要性
まず、そもそも言うまでもないといえば言うまでもないが・・・「どうしてそんなにテロップって大事なの?」という点ですね。
ではでは例えば、国会議事堂の映像があったとしよう!
これは著作権フリーの国会議事堂の写真です。これだけだと晴天の空に国会議事堂。日本の未来は明るい、だとか国の政治は良い方向に向かっているだとかそういった印象を受ける。ではこれにテロップを入れていくとどうでしょう?
↑白字にオレンジエッジと業界的には言うんですが笑
こうするとまるで、国で一大事が起きて困窮したタイミングに安倍首相が
救世主のように現れたそういう風に感じられませんか?
・・・ではもう一方のパターンです。
↑我ながら極端なのですが・・・こうすると・・・まるで最悪の強敵、悪役のボスが総理大臣だったかのような印象になります。
ちなみにこれ、枠線と字の色味だけを変えたたったそれだけです。フォントも字のサイズも文字間さえも変えていませんただたったそれだけでここまで1枚の画像が持つ意味合いが変わります。
これでわかるように狙いを決めて使えば効果的に作用しますが間違ったデザインで入れてしまうと・・・本来の意図が正確に伝わらなかったり、間違った印象を与えてしまいます。それだけテロップは重要なのです
まとめ・・・
★テロップは動画に必要不可欠!
★デザインや入れ方を間違えると台無しに!
②そのテロップは本当に必要か?
前章であれだけテロップの重要性を語っておきながらこのタイトル・・・
ですが・・・これけっこう大事なことなんです。
僕の先輩いわく
「テロップは調味料だ」
とのことです・・・笑
「なんのことだ?」と聞いた当時は怪訝な顔してましたが・・・
けっこう最近は確信を突いた一言だと実感を帯びています。そうテロップはいわゆる「調味料」なんです刺身や焼肉などなど素材の味を楽しむようなものにはテロップを入れない方が良い場合があるんです。(他の先輩は「お化粧」なんて言い方をしていました。)
さぁ例えば・・・
【京都・嵐山のフリー素材の情景写真です】
こんな映像を紹介するとしましょうこんな映像を紹介するとしましょう
ぶっちゃけ・・・これ・・・テロップいらなくね?と答える業界人がけっこう居ると思います。だって、このままで「綺麗な紅葉」だって分かるでしょ?(フリー素材だと思えないぐらい良い写真)
だから僕も個人的にはこの映像にはテロップは入れない方が良いと思います。
ただどうしても・・・この情報を映像に入れたい・・・!という場合ならば
ここからが「テロッパー」と「編集マン」の腕の見せどころです。
まず今回はダメな例からお見せします笑
もうねこれ、やってくるやつ居たらドロップキック です笑。色・位置・フォント共に最悪ですね。とまぁこれだと悪い「例」にすらならなさそうなので・・・
こうしました。これだとけっこうやっちゃいそうですよね。まぁポスターだとこれでもいいかもですがテロップだと暇業的には30点です。
手前味噌なので・・・満点とまでは行きませんが・・・これで及第点かなと思います。まぁ今回だと「川を見せたい」っていうのはなかなか無いと思うので、こんな感じでしょう!
○位置は必然的に下の方
○左側には船があるのでそれを避けて右側に
○「美しさ」を見せたいのでフォントは綺麗な印象を与える「明朝体」
○「紅葉」のイメージを崩さないように&緑の川の画に乗せて映える&見え易いように白・字に赤エッジと・・・
そういう感じです
【その画を4分割して考えるとわかり易いですPhotoShopのガイドレイアウトはこんな感じ】
つまり・・・
★その映像で自分が何を伝えたいのか考える
★そもそもテロップが必要なのかを考える
★テロップは「フォント」「デザイン(色)」「位置」+???の4本柱
+???は察しの言い方にはまぁけっこう分かると思うけど・・・この記事の後の部分で笑。以上を考えるとより動画に入れるテロップが良くなります。そして無駄なテロップが減ります。
③テロップデザイン、最低限抑えておきたいアレやコレ
さぁここからはその「フォント」「デザイン(色)」「位置」「???」のうちの・・・「フォント」と「デザイン(色)」を最低限抑えましょう!
まず・・・「フォント」。ぶっちゃけフォントってやばいんす笑めちゃくちゃ奥深いのである種「沼」なんですが今回は超主流&基本の2種類を抑えて帰ってください!!!!!
【画像はMACのデフォルトで入っている「MS P明朝」と「MS Pゴシック」】
明朝体、ゴシック体
という2つです。これは基本的にどのPCや編集ソフトの類いにも微妙に種類は違えど”それっぽい”フォントは入ってます。実は「明朝体」「ゴシック体」どちらも
そこから派生したフォントが膨大な数、存在していますあります・・・
(それに関しては別の章でリサーチ、まとめが追いつけばご紹介します笑)
そんなフォントを上手く”使い分ける”ことが重要です。大分ここからは”感覚”的な部分が大きいですが…※デザインの雰囲気はケースバイケースですし。「明朝体」と「ゴシック体」二つを並べた参考として読んでください
明朝体・・・
真面目・難しい印象
冷たい・クールな印象
線が細く長時間・たくさん読むのは少し疲れる
ゴシック体・・・
ゆるい・簡単な印象
可愛い・ポップな印象
ありふれた字体なので強くは残らない
(説明文・本の文字などは基本的にはゴシック系のフォントで表示されることが最近は多い)
という感じです!
さぁ・・・そして次は「色」です。これもめちゃくちゃ奥深いですが、サクっと抑えましょう!
大きく分けてテロップのデザインは
「文字色」
「枠線(エッジ)」
「シャドウ」
「ざぶとん(ベース)」が基本構成です
【暇業が考えるテロップ構成】
ざっとこんな感じです。画像だけだとセンスのあるとは言えないデザインですが・・・分かりやすく抽象化するためです笑
「エッジ」と「枠線」は同一の意味
「さぶとん」と「ベース」も同一の意味です。
そしてオススメなのが
白字に色枠
色字に白枠
の2パターンです
イメージ的にはこんな感じ
ぶっちゃけテレビはこれがほとんどです注意してみると分かると思います。
エッジとかベースと使ったものはまた別の章にて解説していきます!
こうすると明るいところで「白字・色枠」。暗いところで「色字・白枠」という組別けができるので迷ったらこれです!!!
まとめ・・・
★明朝体とゴシック体を使い分ける
★「文字色」「枠線」「エッジ」「ベース」を使い分ける
★でも迷ったら「白字・色枠」「色字・白枠」で!
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