ドバイ進出のためのドバイ(UAE)情報
新たな観光都市として成功しているドバイ。石油依存の脱却から始まった計画により現在では様々な世界一が集う近代都市となっています。 今回はそんなドバイの基本情報をまとめてみましたのでご参考にしてください。
基本情報
ドバイは、アラブ首長国連邦（United Arab Emirates、略してUAE）という連邦国家の中にある、首長国の一つ。UAEは７つの首長国から形成されており、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジマン、ウム・アル・カイワイン、フジャイラ、ラス・アル・ハイマがある。
首都はアブダビにあり、アブダビ首長が連邦の大統領をつとめ、ドバイ首長が連邦の総理大臣を兼務しています。 ドバイはUAEの中でも原油産出量が少なく、近い将来石油が無くなるリスクから、石油に頼らない国を目指し革命を始めます。まずはUAEやドバイの「オイルの信用」を背景に、世界中から巨額の投資を集め、政府も特に観光産業を活性化させるべく次々と政策を進め、「観光都市」としての様相を濃くしていきます。
そして現在のドバイは最先端の技術が集う世界有数の近代都市に生まれ変わりました。 ドバイの人口は約330万人でその8割が国外からの労働者とも言われています。特にインドをはじめとした南アジアからの労働者がほとんどであるようです。 ジュベル・アリ・フリーゾーン(JAFZ)をはじめとした多くのフリーゾーン（経済特区）があることもドバイの特徴の一つで、世界中の様々な企業が進出しています。
ドバイ進出のメリット
1．高い経済成長 → 大きなビジネスチャンス
全世界から注目を浴びて各地からドバイ への進出ラッシュが起こっています。そうすることで世界中からたくさんの富裕層・高所得者層が集まり、富裕層ビジネスのチャンスが大きい都市となっています。
2011年のアラブ首長国連邦の実質GDP成長率は、前年の1.5％から4.9％に加速し、貿易黒字は過去最高を記録しています。
2．「日本・日本人」に対して尊敬の念を持っている
ドバイは世界トップクラスの親日国でもあります。 自動車や家電などの日本の高い技術力を通して「日本への憧れ」を持ち、日本人を高く評価しています。ドバイ世界では、①ドバイ人、②アラブ人（他のアラブ諸国の人々）、③イスラム教徒、④その他のように一種の階級意識があるが、日本人は①のドバイ人とほぼ同等に扱われています。
日本製品（Made in Japan) というだけでも他国製品に比べ3割から5割高く買われる傾向にあります。 ドバイ政府は日本企業のドバイ進出・事業投資を積極的にサポートし歓迎しています。 日本人マーケットの存在 － 在留邦人はドバイでは約2,300人、アブダビ他では約700人、UAEでは約3,000人のに日本人が住んでおり日本食や日本独自のサービスなど日本人の需要を取り込むことができます。
3．中近東諸国へのハブ機能を持てる
中国、インドの次ぎの進出有望地域としての中近東地域への入門としてのドバイの活用できます。 ドバイにヒト・モノ・カネが集まってくるハブ機能は健在しており、ビジネスのハブ、中近東地域のショールーム的役割、中近東地域への展開のスタートとして、テストマーケティングの場としてなどドバイに地域本社としての拠点を置き、各中近東諸国への進出拠点とするケースも多いようです。
物流のハブとしても世界最大規模を持つ貿易港を中心にフリーゾーン（経済特区）を開発し、中継貿易の要としています。コンテナ貨物取扱量は、上海、シンガポール、香港他中国新興港群に次ぎ着実に世界の主要港としてのプレゼンスを拡大しています。
ドバイ進出の注意点
ドバイは観光都市とは言え、イスラム教の国。髪の毛は露出せず、女性は肌を隠す文化を持つ国です。観光客が増えたとはいえ、彼らの文化を乱さない程度の配慮が、服装にも必要です。
ジュメイラ地区をはじめ観光化されているエリアなら問題はありませんが、スークだったり普通の街では、特に女性はショートパンツやノースリーブを避け出来るだけ肌を露出しないよう心がけましょう。
その他にも年に一ヶ月ほど断食をするラマダンと呼ばれる期間があるなどイスラム教国で注意すべき点は確認しておきましょう。 またフリーゾーン等経済特区以外に進出しようとした場合に、「49％以上の資本」は持てないことや、「法人、個人の所得税や社会保障負担はないが、観光促進手数料など実質的な税金がある」など、外資を取り締まる施策がとられています。
例えば、フリーゾーン内の企業を除くすべての外国企業は連邦政府経済省への登記を必要とし、石油・ガス、製造業、医薬品関連産業等の業種については連邦政府の承認を必要としています。しかし「出店に係る区画費用を支払って出店したものの、出店後のサポートが全く受けられない」「ハラール認証団体と称する企業と契約を締結し同認証取得に係る費用を支払ったところ、実際には同企業はUAE政府の認可を受けていなかった」などの事例が散見されています。
まとめ
実際に行ったことは無くともメディアやインターネットなどで一度は目にし、夢のような都市だと思った方も多いのではないでしょうか？実際に多くの最先端企業が集まり、多くの新しいビジネスがスタートしています。地理的にはデメリットが多い国ではありますが、それを差し引いてもメリットが大きく都市であると言えます。ビジネスを1段階飛躍させるためにもドバイ進出を検討してみてはいかがでしょうか。
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