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初の映画上映会&トークイベント!(22/10/22)

Bステオープン記念として代表の李のルーツに関連したテーマ、在日コリアン学生たちのドキュメンタリー映画の上映会をおこないました。

上映中の様子
トークセッションの様子



ゲストに映画監督、そして大学の教授をお招きし、日本社会における在日コリアン学生たちの問題について語らいました!

参加者さんからの質問や感想もたくさんいただき、とても学び多く楽しい会となりました!

以下イベントの概要です⇓⇓

映画情報

■上映作品 :『蒼(そらいろ)のシンフォニー 』
■テーマ  : 日本で生まれ育った朝鮮学校生徒たちの物語。日本・韓国・朝鮮、三つの国境をまたいで撮影されたドキュメンタリー
http://soraironosymphony.com/
監督:朴英二
出演:茨城朝鮮初中高級学校 第58期生
2016年/日本/95分

■映画の内容:
日本には数多くの朝鮮学校が存在する.日本で生まれ育った在日コリアンのこどもたちが、民族の言葉や歴史、文化などを学んでいる。
生徒たちは高校3年生になると、“祖国”である朝鮮民主主義人民共和国を訪問する。日本のメディアでは目にすることの出来ない「北朝鮮」の姿を、自身の心と体で感じ取る。軍事境界線で、70年にもわたる南北分断の悲劇を目の当たりにする生徒たち。あちら側では外国人観光客がもの珍しそうに、こちら側にカメラを向けている。“北”から“南”を眺める「朝鮮」籍の彼女は、“故郷”である韓国の地に足を踏み入れることは許されない。

在日朝鮮人として生きる選択。

街を歩く生徒たちを見て、朝鮮人だと気付く人は誰もいない。見た目も話す言葉も日本人と全く変わらない。

朝鮮人であるためにヘイトスピーチの脅威にさらされ、朝鮮学校に通うことで、高校無償化からの除外という差別にさらされている。
人々の「善意」が口々に言う。「どうして日本人にならないの?」
生徒たちが奏でる交響(シンフォニー)。
国や社会から存在を否定され続けてきた生徒たち。そんな逆境の中でも、堂々と前を向き、しっかりと夢を語る。明るく笑い、歌う。“蒼”は青春の、けれども、くすみがかったこの空の色。だけど一人一人が、きっと大きく一つにつなげていくであろう、輝く蒼天の色。響きわたる、愛と希望のシンフォニー。

トークショー:在日コリアン 学生たちの葛藤と未来について

映画監督 朴英二 氏 と 朝鮮大学校 教授であり学生向け就職支援センター担当 趙丹氏をお招きし、映画製作の裏側や、朝鮮学校のおかれている現状や課題、そして学生たちの想いや未来の進路などをテーマに語り合います。

■ゲスト登壇者
映画監督 朴英二 氏
朝鮮大学校経営学部教授 就職支援センター担当 趙丹氏
企画者/司会 : ボーダレスハウス(株)代表 李成一

~ ボーダレスハウス(株)代表 李成一より~
マイノリティや多文化などのそれぞれの”ちがい”を楽しめる社会へ。それがBORDERLESS STATIONのテーマです。
私自身もこの映画に登場する朝鮮学校で自身のアイデンティティを育みました。本映画はそんな私が、多文化共生社会を目指し活動する上で最も影響を受けた作品です。
朝鮮学校を取り巻く環境は、日本と朝鮮半島との関係に大きく影響され厳しさを増すばかりです。北朝鮮との関係性に基づき様々な見方があることも事実です。
だからこそ今、それでも民族ルーツを守り未来へ向かう学校、コミュニティ、そして学生たちのリアルをぜひ知っていただきたい。
恐縮ではありますが、初めての上映会はまずは代表の私のルーツに関連した作品を届けたい、という強い想いからゲストもお招きしたトークセッション付きでの開催企画となりました。
ぜひご興味ある方はご参加いただけますと幸いです。



【BORDERLESS STATIONとは】
国際交流事業を運営するボーダレスハウスの新しいプロジェクトとして東京浅草橋を拠点とし2022年10月にスタート。異文化理解・多文化共生の新しい発信と交流の拠点。
https://www.borderless-house.jp/jp/bstation/

【BORDERLESS HOUSEとは】
差別偏見のない多文化共生社会をビジョンに掲げるボーダレスハウス(株)が運営する国際交流シェアハウス。日本、韓国、台湾で計76棟を運営し、累積入居者数15,446人。
https://www.borderless-house.jp/jp/

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