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わたしたちの新しい本

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2021年11月の記事一覧

気鋭の若手研究者たちが、世界と日本と沖縄を新しい視点でつなぐ。復帰50年を前に読みたい、沖縄近現代史の入門書。

この本は「教科書」でも、歴史のトリビアを寄せ集めた「歴史ネタ本」でも、専門用語と古文書だらけの「専門書」でもありません。 世界史や日本史とのつながりを意識しながら、現代の沖縄社会の課題に向き合う上で必須だと思うテーマが選ばれています。 執筆者は本章とコラム合わせて総勢25名。多彩なバックグラウンドを持つ研究者たちが、最新の研究成果を踏まえ、史料に基づき、時代の流れに沿って配置した沖縄近現代史の「入門書」という位置付けです。 復帰50周年を前に、沖縄の歴史をあらたな視

日本にはコンビニと同じくらいの数の公民館がある !? エジプトにまで「進出」したそのユニークさと、那覇市繁多川公民館の活動

日本には、とあるコンビニチェーンと同じ数だけ公民館があるという。 そして日本の公民館はエジプトにも「輸出」されているという。 ユニークな活動が注目される繁多川公民館の現場やエジプトの公民館のようす、そしてそもそも公民館とは何かを考え、その可能性を探る。 本書「はじめに」より(前略)  というわけで……、そもそも公民館ってなに? 地域に居場所ってある? 多世代がともにいることができる場所って? やっぱりただ与えられるよりも自分でやった方が楽しいですよね? だいたい、学びっ