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ビジネス英会話は独学でマスターできる


世の中に英語で話せるようになりたいのに、全く話せない人はどれほどいるのだろうか。

また、英語で話せるようになりたいと思い、独学でそれをマスターした人はどれほどいるのだろうか。

私自身は前者の経験があり、英会話の講師をしている私がポジショントークをするならば、「独学じゃできないよ」ぐらいの事は言ってみたい気もするが、幸か不幸か、私は独学でマスターした人達を何十人と知っている。

また、英会話講師をしていると、高確率で「え~、英語力ゼロですけど英語教えてください~」と気軽なノリで言っていただくことが多く(←嬉しい)、

私としては同じぐらい気軽なノリで「え~、こうすればできるんだよ~」というまとめのようなものをお伝えしたいと思う機会が多いため、ここでシェアしたいと思う。

▼この記事はこんな人が書いています。

まず、あなたの英語力は「ゼロ」ではない

前置きをしておくと、高卒以上の日本人で「英語力がゼロ」の人間はほぼいない。

「いやいやいやいや、本当にゼロなんですよ!!」

という人。以下の問題は分かるだろうか。

Q1. 次の文字のアルファベット発音をしてください。「b d y」
Q2. 次の文字列の発音をしてください。「Hello.」
Q3. Q2の文字列はどういう意味でしょう?
Q4. 次の文字列の発音をしてください。「I like fish.」
Q5. Q4の文字列はどういう意味でしょう?

嫌だなぁ、さすがにこのぐらいは分かりますよ。

え?さすがにこのぐらいは分かる??

本当の意味での「語学力ゼロ」を舐めてはいけない。ロシア語で上記の質問をそっくりそのまま移してみると、このような問いになる。

Q1. 次の文字のアルファベット発音をしてください。「б д й」
Q2. 次の文字列の発音をしてください。「Здравствуйте.」
Q3. Q2の文字列はどういう意味でしょう?
Q4. 次の文字列の発音をしてください。「Мне нравится рыба.」
Q5. Q4の文字列はどういう意味でしょう?

(回答:1.ベ、デ、イクラットカヤ 2. ズドラーフストヴィチェ 3. こんにちは。 4. ムニェ ヌラーヴィッツァ ゥルィバ 5. 私は魚が好きです。)

知るかっ!

本当の「語学力がゼロ」の気持ちをお分かりいただけただろうか。(ロシア語を勉強したことが無い人に限るが)

そう。「英語力ゼロの私にでも分かる」と思ったあなたは、実は英語力はゼロではないのだ。

その事を知らずに、色んな勉強法に手を出してしまう日本人達は、実にもったいない・・・!!

知識として既に持っているものを最大限に活用すべし

記事のタイトルは「独学で」なんて書いてみたが、実はあなたは既に誰かから教わっているのだ。それも相当な量の英語を。

ひょっとして中学・高校時代のあなたは英語の授業を真面目に聞いていなかったかもしれないし、なんなら寝ていたかもしれない。それでも、なんらかの形で英語に触れてはいるのだ。

どこかに貯まっているはずの知識。それを最大限に活用すれば、英会話ができるようになるのは実はそんなに遠い話ではない。

では、具体的に何をすれば良いのか?

1.目標に対応した指標で、次にどこを目指すかを知る

下記は、弊社がビジネス英語に取り掛かるにあたって、受講者がどの程度のレベルにいて、どの程度を目指すかという目安表だ。

文字が小さくてスミマセン。。。

ここで大事なのは、レベルの切り分け方。
目的に応じた適切なものさしが重要ということだ。

目標は「ビジネスシーンで、英語でコミュニケーションが取れること」。

弊社での最初にできるようになるべきレベルは、下記の順だ。

Lv.1 Thank you. を、正しい発音で、感情のバリエーションを交えて表現することができる。「マジで助かったありがとう」「どうもー」「誠にありがとうございました」「そりゃどうも(皮肉たっぷり)」

Lv.2 外国人にきっかけを作って英語で話しかけ、1、2個のフレーズを言って通じたことが2回以上ある。

レベル1とレベル2

あれ?

Lv.1「I like fish. (魚が好きです。)」が理解できる。
Lv.2「I like eating fish. (魚を食べるのが好きです。)」が理解できる。
Lv.3「I'd prefer having fish. (魚の方をいただきたいです。)」が理解できる。

「文法や語彙の複雑さとレア度、微妙なニュアンス」の指標

みたいなレベル分けじゃないの?と感じる方もいるかもしれないが、これはビジネス英会話がスムーズになるものさしではない

Lv.3の知識があったとしても、「Thank you.」の実践的な理解と使い方ができない方が、よほど致命的・・・すなわち、ビジネスシーンにおける英語を使ったコミュニケーションのレベルは低いと言わざるを得ない。

かつて「TOEICが800点だが、会話ができない」という悩みから弊社の受講を決意した人がいる。彼はレベル2はおろか、レベル1すらできなかった。

しかし、これなら少し練習すればできるようになりそう、と感じないだろうか?

実際その通りで、その方は元々の英語力もあったため、ものの2ヵ月で下記レベルまで到達した。

Lv.12 "Considering my schedule, checking Emails before 7pm would be hard."は自分が会話の中で使うレベルの文章だと思う。

元々の英語力が高い人は、英会話ができるようになるまでのスピードが速い

この通り、目的に応じた指標で自分のレベルを把握し、一つずつ次を目指す・・・という手法を取る必要がある。

このレベルの切り分け方についてもっと詳しく知りたい人は、下記の記事を。

ちなみに、「映画を字幕無しで楽しむ」というのは、英語としては最強レベルだという認識だ。

よく英会話教室や英会話教材の受講者の声で「気づいたら、映画を字幕無しで見られるようになったんです!」みたいなコメントを見かけるが、正直私は思ってしまう。

・・・それ本当??

それってさ、、、

●すごーーく簡単な英語しか使っていない映画が見れるようになったのか?
●それとも、何かのセリフが聞き取れた程度なのか?
●あるいは、受講者さんのもともとの英語力が劇的に高かったのか??
●そもそも知っている映画を、英語で視聴した的な・・・??
●全く分からなかったのが、30%分かって、辛うじてストーリーが追える?

とか、そういうことなのでは。。

からくりは良く分からないが、少なくとも弊社では「(ほぼ全ての)映画が字幕無しで楽しめる」のは、ネイティブと同等の語学力がないと不可能だという認識だ。

例えば・・・、映画「インセプション」というものがあるが、このinceptionという単語ですら、英検でいうと一級レベル。(ちなみに意味は「発端」とかそういう意味)

タイトルからしてそんな語彙力が求められるので、このあたりのレベルを目指したければ、相当な覚悟が必要になるのは想像に難くないだろう。

少し話がそれたが、目的に応じた指標で自分のレベルを把握すること。そして、次に目指すステージが何かを明確にすること。これがまず最初にすべきことだ。

2.間違った努力をしない

次の目指すべきステージが分かれば、それに向けた練習を重ねていけば良い。

ここで注意することは、この見出しに集約される。

「間違った努力をしない」

ここさえ外さなければ、確実に次のステージまで行くことができる。

つまり「間違ってさえいない努力」さえ続けていけば、確実に英会話はできるようになるのだ。

非効率な方法だったとしても、間違っていなければ良い。逆方向にさえ進まなければ、時間はかかるかもしれないが、いずれ次のステージまで到達するのだ。

しかし、ここで朗報がある。

先ほども示したように、あなたは既にかなりの量を努力してきている。

すなわち、蓄えがある。これらの蓄えを活かしつつ、あと少しの正しい努力を加えることで、既にあるものが活きるケースがある。

何が間違っていて間違っていないのか。
その辺りの原則的な事をなどは、こちらの記事で。

3.独学は、実は「独学」ではないという事を知り、素直に人に頼む

「独学」の定義だが、きっとこれは「特定のセンセイがいない」とか「英会話スクールに通わず」みたいなニュアンスなのだろう。

書籍だけでなんとかしようとか、YouTubeを見ずになんとかしようとか、友人や知人からちょくちょく教えてもらわずに・・・ということにこだわっている人はいないと思う。

そもそも、既にあなたは学校で英語を学んでいるのだ。本記事のタイトル「ビジネス英会話は独学でマスターできる」と書いてはみたが、「ガチの独学」にこだわる必要など、一つもないだろう。

英会話スクールに通わないのであれば、その分、誰か他の人から少しずつ教わるのが理想だ。

”独学”の場合、選ぶ人達をかなり厳選していく必要がある。独学でできる人とそうでない人は、この「目利き」の差にあると言っても過言ではない。

では、どのような基準で教えてもらう人を選んでいけば良いのか。そして、教えてくれる人達はどこにいるのか。

詳しくはこちらの記事を。

以上、ビジネス英会話を独学でなんとかマスターする方法を紹介してみた。こうして読んでみると特に裏技のようなものはなく、「まぁそうですよね」と納得できるものが多かったのではないだろうか。

独学で全てを調達するのには大きな労力がかかる。

1.現在地を知る→できるだけ詳細に知って行くために調べたり、試したりする労力
2.間違った努力をしない→原理原則からメソッドに落とし込む労力
3.素直に人に頼む→教えてもらう人を選ぶための労力

独学には大きな労力が必要

弊社のサービスでは、この辺りの労力を全て担い、さらにコーチングやモチベーション管理などを請け負っている。

これらの独学手法を聞いて「正直プロに頼んだ方が早いし簡単だし間違いないな」とか「他の英会話教室も検討しつつ、プロの目利きをもう少し独学で自分のモノにしたいな」と思った人は、まずは下記LINEに登録していただけると嬉しい。

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