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富士ヒル用の機材紹介

富士ヒルで乗る機材と自分的な工夫ポイント?を、備忘録的にも記しておく。

機材一覧

フレーム
 ELVES VANYAR(リムブレーキ)
 ※フロントのみナカガワエンドワッシャー着用
ホイール
 ちくわホイール
 リム:carbonbeam(F:30mm、R:35mm)
 チューブレス、360g程度
 ハブ:RYET スターラチェット
 スポーク:SAPIM CX-ray
メインコンポーネント
 SHIMANO R8050 Di2
チェーンリング
 DECKAS フロントシングル(40t)
カセットスプロケット
 cs-9000(11-28t)
ハンドル
 Dengfu一体型ハンドル
ペダル
 Assioma DUO
タイヤ
 Vittoria Corsa Speed 2.0 TLR
チューブ
 RideNow TPUチューブ
サドル
 MIXED?実測102g
チェーン
 TIPSUM DLCコーティングチェーン
チェーンオイル
 Silca Synergetic Wetlube
バーテープ
 テニス用グリップテープ

こだわりポイント

以下にこだわりポイント?を記す。

1.フレーム

今や新興中国メーカーとして有名となったELVESの軽量フレームモデルのVANYARである。

¥ 137228 - ELVES Vanyar UCI Superlight Road Carbon Frameset. Climbing Road Frame. - jp.elvesbike.com

もともと、ほとんど日本でELVESが知られていなかった時代(2020年初頭)にELVESのFALATH(エアロフレーム)を購入して乗っていたが、加速性軽量性を重視したフレームに乗りたいと思ってELVESに相談したところ、縁あってご提供いただいたフレームである。

乗り味としては概ね私が期待していた通り、非常に加速に対する反応性が良く、かつ軽い。
登り坂でのダンシングのときに、一番このフレームの持ち味・良さが出ると思う。

一点、リムブレーキかつ軽量フレームの宿命だと思うが、フォークの剛性が若干不足しており、①ダンシングでホイールがシュータッチする、②ダウンヒルで挙動に不安定さを感じる場面があったが、ナカガワエンドワッシャーをフロントに導入したことにより、上記2点の不満は割と完全に解消した。

Nakagawa - ACCESSORIES (nakagawa-cw.co.jp)

VANYARに限らず、軽量リムブレーキのフレームに乗っている人で上記の悩みを持っている人は結構いると思うので、オススメしておく。

なお、検討している方のために付言しておくと、VANYARのフロントフォークエンドは7mm程度の厚みがあるのでワッシャーは一番厚い6.8mmを選択すればよいと思われる。私はそうした。

2.ホイール

ちくわさんに組んでもらったホイールである。

ちくわステッカー

ちくわ輪業の業務日誌|ロードバイク機材を中心とした雑記 (chikuwa-ringyo.com)

実測1260gくらいに仕上がっている。10万ちょいくらいだったかな?軽い。安い。

中華リムは軽量さを売りにしているゆえ、50mmくらいになると剛性不足が否めない感じがあるが、30-35mm程度であればあまり剛性不足を感じる場面はない。

RYETのハブもDT Swissと同程度によく回るため、クライミングホイールとしての不満は正直ゼロである。よい。

3.ギア比

有識者によれば、スプロケの真ん中くらいのギアを使うのが一番フリクションロスが少ないとのことである。

チェーンのたすき掛けとチェーンリングの大きさが駆動抵抗に与える影響 | すくみずログ (skmzlog.com)


https://www.program-lab.jp/archive/lab/ajax/grc2/index.html

ギア比・速度計算ツールによれば、40tで11-28tを使うと、概ね富士ヒルでの速度域に対応できるとのことである。
かつ、富士ヒルゴールドを取るための平均時速は22km/hほどなので、真ん中くらいのギアを一番使えるはずである。というのがこのギア比導入の狙い。
もしかしたら42tに換えるかもしれない。
(※レース後追記)平坦区間での想定速度を改めて計算し直し、レース本番では42tを使用した。双方向においてギアが足りなくなることはなく、ギア比的にはかなり良かった。

4.タイヤ&チューブ

お馴染み最速タイヤのコルサスピードである。
なぜチューブレスタイヤにチューブを入れているのかと言えば、去年の富士ヒル後、タイヤの内部のシーラントが固まってしまい、チューブレスタイヤとしての再利用ができなくなったため(かつ新たにタイヤを用意する資金がない)である。
もっとも、TPUチューブは36gしかないので、シーラントの代わりにチューブド運用しても重量的にはほとんどデメリットにはならない。
(※レース後追記)大雨が前日まで降っている予報であったため路面状況が悪いことが予想され、チューブレスのチューブ化使用ではパンクのおそれがあったため、急遽新品のコルサスピードを購入し、レースではチューブレスで走行した。

5.チェーン&チェーンオイル

どこの記事で見たか忘れてしまったが、「決戦チェーン」を使うことの重要性を説いた記事を去年読み、それ以降DLCコーティングチェーンを決戦チェーンとして使用している。

TIPSUM X11SL DLC ダイヤモンドコーティング 11速用チェーン Road MTB Bike Chain Shimano SRA - Dragonbike

明らかにいつものチェーン(アルテグレード)と比べて回りが良い感じがする。よい。

チェーンオイルについては、以下の記事でも紹介したとおり、(ほぼ)最速かつ安価なチェーンオイルを使用している。

マージナルゲインを追求する(機材編)|bootac (note.com)

6.バーテープ

これまではOGKの一番薄いバーテープを利用していたが、チームメイトがテニス用のグリップテープを使用しており、安価かつ軽量とのことでそりゃいい!と導入。

我ながら上手に巻けている。

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10本で1000円。片方に2本使用する必要があるので、1回4本で400円。重量は1本8g程度なので、ハンドル全体で32g。ちなみに市販の一般的なバーテープは片方で50g程度、軽量なものでも30g前後である。いかに軽量かつ安価なのかわかる。非常によい。

最後に

私の機材選びの方針は、誰しもがそうだと思うが「庶民に優しい価格でできるだけ高パフォーマンスを」というものである。
参考にしていただければ幸いである。

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