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今週の全米アルバムチャート事情 #241- 2024/6/22付

久々の大谷翔平選手の一試合2HRでスタートした今週ですが、先週末のPGA全米オープンはなかなか手に汗握るマキロイデシャンボーの激戦で、最終72ホール目の最後のパットで勝敗の決着が付くという劇的なデシャンボーの勝利で興奮する試合でした。やっぱりスポーツの試合、それもメジャーともなると接戦、激戦でないと、というのを改めて感じさせてくれた一戦でしたね。来月には今年最後のメジャー、全英オープンが開催されますが、今回最後自滅したマキロイが雪辱を果たすのか?今から楽しみです。

"The Tortured Poets Department" by Taylor Swift

男子バレーのネーションズリーグのマニラシリーズや、ゴルフの全米女子プロ選手権など、今週も気になるスポーツイベント満載の中、全米アルバムチャート6月22日付のBillboard 200の首位はやはり先週の予想どおり、テイラーの『The Tortured Poets Department』が今週もポイント減を14%に押さえて10万ポイント台をキープ、128,000ポイント(うち実売23,000枚)で8週目の首位を達成してます。これでデビューからの連続首位記録の歴代9位→6位タイに順位を上げ、イン・シンク、エミネム、クリードと並びました。これで来週も首位をキープすると、デビューから9週1位はドレイクの『Views』(2016)に並んで歴代5位タイになります。ここまで来たらそのも一つ上にいるモーガン野郎(10週の『Dangerous: The Double Album』)を抜き去るくらい首位を続けてほしいもんですな。

このテイラーの強さは、まずアルバムセールスがなかなか落ちていかないことで、その大きな要素は例のビリー・アイリッシュの新譜リリースに合わせて4週前に行ったヴァイナルとCDのマーケティング・ブラストで41,000枚まで落ちてきていたセールスを一気に21万枚にブーストしたことなのは間違いないところ。ただ、その翌週に41,000枚に戻ってからは2万枚台を維持するなど底堅さを見せていることも大きいですね。そしてストリーミング・ポイントはデビュー2週めに半減してからはずっと1割台の減衰でポイントをキープしているのも大きいですが、これは33曲という曲数の多さがここにきてボディブローのように効いているんでしょうね。さあ来週もテイラーは首位をキープするのか?それについてはまた最後に。

"Brat" by Charli XCX

さて今週のトップ10はいつになく賑やか。まず初登場一番人気、3位に飛び込んで来たのはチャーリーXCXの通算6作目になるアルバム『Brat』。77,000ポイント(うち実売40,000枚)という、彼女のキャリアハイの週間ポイントおよび実売数(7位初登場だった前作『Crash』(2022)は31,500ポイント、実売19,000枚だったので今回一挙に倍増です)で、チャート順位としても彼女のアメリカでのキャリアハイを記録してます。本国のUKではテイラーを抜けずに今週2位初登場、前作のUKナンバーワンを再び、とは行かなかったようです。

アイコナ・ポップの「I Love It」(2012年全米7位、全英1位)やイギー・アザレアの「Fancy」(2014年全米1位、全英5位)へフィーチャーされてブレイクして以来、広くファンを集めるポップ・スター、というよりはどちらかというと音楽メディア受けのする先進的エレクトロ・アーティスト、という位置付けから大きくダンスポップ系に舵を切った前作で大きくマスブレイクしたチャーリーXCXですが、今回もその路線はキープしながら、よりレイヴ系のサウンドを採り入れている感じで、そういうのが今回の好成績につながってるんでしょうかね。前作ではリナ・サワヤマキャロライン・ポラチェックなど、トンガリ系の似たタイプの女性アーティストをフィーチャーしてたりしてましたが、今回はサーカットゲザフェルシュタインなど、エレクトロ・ダンス系のサウンドメイカーたちをサポートに配してサウンドメイキングに徹している他は、特にゲストも迎えず、全曲15曲ピンで頑張ってます。そうしたサウンド面での取組がメディアの高い評価を呼んでいて、メタクリティックで95点というあまり見たことのないレベルの点数も獲得。特にシングルヒットもない中、メディアの評価とこれだけのポイントを獲得している(特に実売のうち30,000枚が14種類のヴァイナル売上というのが凄いですね)ということは彼女の固定ファンがかなり多いってことでしょうね。これから夏にかけて、いろんなクラブやイベントなどでかなり活躍しそうな作品という感じがしました。

"Forever" by Bon Jovi

今週トップ10への初登場二番人気は、50,000ポイント(うち実売48,000枚で今週のアルバム・セールス・ナンバーワン)で5位にチャートインしてきた、なな何と、あのボン・ジョヴィの通算16作目になる『Forever』でした。このアルバム出てるの判ってたんですが、コロナの真っ只中にリリースされた前作の『2020』(2020年19位)が初動24,700ポイントだったんで、今回トップ10はおろか(トップ10入るには最低35,000ポイントは普通必要)、下手してポイント半減くらいしたら100入りも危ないかも、と思っていただけにこのバウンスバックぶりは正直意外。しかも前作も評判よかったUKではテイラー、チャーリーXCXに次ぐ3位初登場で14作連続トップ10(13作連続トップ5)入りという人気ぶり。ボンジョヴィ、日本で人気あるのは知ってるけど、全く英米人、どんだけボンジョヴィ好きなんだよ(笑)。なお今回のトップ10で、ボンジョヴィは直近5デケイド(1980年代、90年代、2000年代、2010年代、2020年代)すべてにトップ10アルバムを出した5組目のアーティストになるそうです。他の4組?AC/DC、デフ・レパード、メタリカU2。うーんとってもよく判るメンツですね(笑)。

作品の内容は、誰もが期待する2000年以降のボンジョヴィ・サウンド、つまりところどころにカントリーのフレイバーをまとったパワーポップ的(ハードロックではない)なキャッチーな楽曲群で今回もまとめられてます。この路線が確定した2005年の『Have A Nice Day』(全米全英2位)以降一貫して共同プロデュースしているジョン・シャンクスと今回もガッツリ組んでるので、やっぱり2000年代初頭ポップ感満載という、やや2020年代としてはレトロな感じが主力の音楽消費層である40〜50代のリスナーにピッタリくるんでしょう。こちらもヴァイナル11種類リリースしてるようなので、彼らがヴァイナルに飛びついたというのも何となく想像できます。シャンクスと組んで以来、音楽メディアの評価はさっぱりなボンジョヴィですが(笑)ファンが聴いてくれる限りもはやこの路線でどこまでも行くんだ、という潔さはありかも。今回は1991年にジョン・ボンジョヴィダニー・コーチマーのプロデュースで「Power Windows」(最高位35位)の小ヒットを放ち、それ以降ナッシュヴィルのソングライターとして活躍してるビリー・ファルコンと3曲、今やヒット仕掛人のワンリパブリックライアン・テダーとの共作「We Made It Look Easy」、何とアメリカーナの雄ジェイソン・イズベルとの共作「Waves」、そしてエド・シーランとの共作「Living In Paradise」など、若干新境地の試みも見られますが、全体のスタイルやトーンは「ここんとこのいつものボンジョヴィ」。アメリカのハイウェイで突っ走りながら聴くには最適な作品ですねえ。

"The Rise And Fall Of A Midwest Princess" by Chappell Roan

トップ10初登場は以上2枚ですが、初登場ではないけど今週圏外12位から上昇してチャートイン12週目にして初めてトップ10入りするという、最近では珍しいチャートアクションを見せているのが、ミズーリ州ウィラードという人口6,000人の地方都市出身の女性シンガーソングライター、チャペル・ローンのデビュー・アルバム『The Rise And Fall Of A Midwest Princess』。チャペル誰?という方も多いと思いますが、彼女、オリヴィア・ロドリゴの共作者・プロデューサーで知られるダン・ナイグロオリヴィアとの仕事の前の2020年に出会い共作した「Pink Pony Club」がスポティファイでバズったのがきっかけでキャリアブレイク。その彼女が大きくマスにブレイクしたのは、今年の4月のコーチェラでのパフォーマンスが大きく反響を呼んで、その時に演奏した「Good Luck, Babe!」が現在Hot 100で大ヒット中となったこと(今週21位上昇中)。同じくコーチェラでのパフォーマンスがマスブレークの一つの要因となったサブリナ・カーペンター共々「2024年話題のブレイク女性アーティスト」の一人なのです。

自らもクイア(性的マイノリティ)であることを公言していて、ドラッグ・クイーン風のメークアップや、ボンデージ風のステージ衣装などセンセーショナルな外見とは裏腹に、ダンと共作する楽曲はオリヴィアのZ世代ポップとはちょっと雰囲気の異なる、いずれも80年代ポップを思わせるような正統派シンセビート・ポップで、あのエルトン・ジョンも賞賛するほど(もちろん曲のテーマはLGBT+をセレブレートする内容のいわゆるクイア・ポップが多い)。自分なんかは聴いててシンディ・ローパーと凄くイメージダブる部分があったんですけどどうでしょうか。本人はスティーヴィー・ニックス、ロード、ラナ・デル・レイあたりにインスピレーションを得てると言ってますけどね。先週末はテネシー州ナッシュヴィル郊外でのフェス、ボナルーにも出演、評判を集めたということで、いずれにしても今年前半の注目アーティストの一人であることは間違いないところ、要注目です。

"Timeless" by Meghan Trainor

さて女性アーティストパワーが炸裂している今週のトップ10ですが、圏外11〜100位の初登場している4枚のうち、一番人気も女性アーティスト。27位にチャートインしているのは、何だかちょっと懐かしい感じもあるメーガン・トレイナー6作目のアルバム『Timeless』。コロナがスタートした頃にリリースした『Treat Myself』(2020年25位)くらいから一気に人気が下降した感があったメーガンですが、前作『Takin’ It Back』(2022年16位)では、コロナ期に作品をアップしていたTikTokでシングル「Made You Look」(2023年11位)が久々のヒットを記録してポップ・シーンに復帰。今回は更にTikTokで評判のよかった、デビューアルバム『Title』(2015年1位)からの曲のようなノスタルジックなドゥーワップやR&Bっぽいポップ・ナンバーにスタイルを回帰したスタイルになってます。

確かに彼女の声質ってそういう曲に合ってるよな、と思いながら曲を聴くと、まず感じるのは彼女が間違いなく楽しそうに歌い、パフォーマンスしてるなあ、ということ。あと、彼女が長年のファンだというT-ペイン(意外だよねえ)をフィーチャーした2曲、特に2曲目のオールドタイミーな感じのファースト・シングル「Been Like This」なんて彼女だけでなく、途中から乱入してくるT-ペイン(何故かオートチューンは少し控えめ)もあのまったりした感じじゃなく、彼女のビートにまんまと乗せられてこちらもホントに楽しそうに歌ってるのがT-ペインじゃないみたい(笑)。もちろんそれ以外の楽曲も60年代バブルガム・ポップっぽい「Crowded Room」や人気女優のニーシー・ナッシュのスピーチを冒頭に入れたこちらもオールディーズ・ポップ風味満点の「I Wanna Thank Me」なんかでも、全面的にメーガンのボーカルにオートチューンが微妙にかけられていて、全体のドリーミーな雰囲気を盛り上げてますね。珠玉のポップ・アルバムだと思います。

"Timeless" by Kaytranada

続いてそのすぐ下の28位にチャートインしてきたのが、ハイチ系カナダ人のエレクトロR&Bサウンドメイカーのケイトラナダのソロ3作目『Timeless』。あれ?これってメーガンのアルバムと同じタイトルじゃん。全く同じタイトルがアルバム・チャートに2行続くってケース、過去に例があったのかな。まあ、それはいいとして、ケイトラナダって個人的に好きなサウンドメイカーで、この前にラッパーのアミネと「ケイトラミネ」名義でやってたアルバム『Kaytraminé』(2023年92位)はそのレイドバックなグルーヴ満点の作品に大いにハマって、自分の去年の年間アルバムランキングの35位に入れていたほど。今回の28位は彼に取って初のトップ40入りで、キャリアハイを記録しているので、いったいどんな作品になってるのかな?と思いながら聴き始めたところ、これが前作のレイドバックなまったりとした感じとはかなり雰囲気の異なる、でも独得のグルーヴを湛えたメロー・ジャズ・ファンクな作品でこれがなかなかいい。

ディスク1枚目に17曲、2枚目に4曲という変則2枚組のこのアルバム、ディスク1では上記したようなメロウでジャジーなR&Bファンクの世界が展開されてて、フィーチャーされているアーティストたちもあまり名を知られていないシンガーやラッパーが散りばめられた楽曲群は、ケイトラナダ自身が歌ったリしないこともあって何だか不思議な匿名性みたいな雰囲気もまとってるのがいい感じ。ディスク後半からはドン・トリヴァー、ティナシェ、アンダーソン・パーク、チャイルディッシュ・ガンビーノ、さらにディスク2ではサンダーキャットピンクパンサレスと、R&Bファンお馴染みの名前が続々と登場して、楽曲的にもスリリングさやしなやかさが更に増していく、という感じ。多分一回や二回聴いたくらいではなかなかこのいろんな意味で盛り沢山な要素を持った作品群を消化するのは難しいと思うので、しばらく聴き込んでみようと思う。今年のお気に入りのアルバムの一つになりそうな予感大。

"11th Dimension" by Ski Mask The Slump God

ぐっと下がって55位に初登場しているのは、フロリダ出身のラッパー、スキー・マスク・ザ・スランプ・ゴッド(本名:ストークリー・クリーヴォン・グールボーン)のセカンド・アルバム『11th Dimension』。2010年代にブレイクした後2018年に強盗に遭い射殺されたラッパー、XXXテンタシオンとのラップ・デュオ、メンバーズ・オンリーで注目を集めた後、XXX没直後にリリースしたデビューソロ・アルバム『Stokeley』(2018年6位)で一躍ブレイクしたものの、その翌年にもう一人の親友だったジュースWRLDも急逝したこともあってか、その後はあんまり目立った活動はしてなかったところにリリースしたのがこのセカンド。

フロリダのラッパーと言っても、90年代〜2000年代に流行ったいわゆるベースラップでは当然なくて、スリリングでトラップ・ビート満載のトラックをバックに淡々とラップする、というスタイルのヤツなので、まあ今風のトラップ・ラップなのだけど、個人的にはあまり積極的に聴きたいタイプの音楽ではないので基本パスですね。亡くなったXXXテンタシオンジュースWRLDの声なんかを使ったトラックもあるけど、残り物の音源を利用したもの以上の内容ではないし。デビューアルバムのトップ10はフロックで、この順位くらいが順当なヤツのような気がします。

"Born In The Wild" by Tems

今週最後の100位までの初登場は、そのすぐ下の56位に初登場、ここ2〜3年旬の一つになっているアフロビート、中でもその中心勢力であるナイジェリア出身の女性シンガー、テムズのデビュー・アルバム『Born In The Wild』。テムズといえば、同じナイジェリア出身のウィズキッドがアフロビートをメインストリームにブレイクしたヒット曲「Essence」(2021年全米9位、全英16位)や、フューチャードレイクの「Wait For U」(2022年全米1位、全英8宇)にフィーチャーされて、ナイジェリア系のアフロビート・アーティストとしては既に結構名前も売れていたところ。その流れでソロアルバムをドロップするなら、本当は去年くらいがタイミングはベストだったし、事実そのタイミングでリリースする予定だったようですが、なぜか1年遅れてこのタイミングのリリースに。ちょうど4月には初フェス出演ということでコーチェラのステージを踏んだところだったので、そこそこタイミングは悪くないとも言えますが。

とかくこういう前評判の高い新人アーティストのデビュー盤というと、有名プロデューサーや有名ソングライターをたっぷり盛り込んで、有名アーティストのゲストで…というパターンになりがちなのですが、このテムズのアルバムのプロデュースは、彼女自身とガーナ出身のギルティビーツ、同じナイジェリア出身のスパックス、サーズ、P2J、ロンドンといった正直知名度は低いけど、アフリカン・スタッフにとことん拘った作りになってるのがとても好感持てます。かといって楽曲のクオリティが低いわけでもなく、かといって必要以上にギラギラハデハデでもなく、とっても趣味の良い流れるようなアフリカン・グルーヴが底流に感じられるような、すっとした優れたR&Bアルバムになってるのも点数高いですね。ゲストものも、やはり同郷で一足先にアルバムチャートインしているR&Bシンガーのアサケをフィーチャーした「Get It Right」と、ちょっと先日のドレイク・ラマーのビーフ合戦でミソは付けたものの、やはりシーンの大物J.コールが存在感あるフロウを聴かせている「Free Fall」と2曲だけという潔さ。何よりもアルバム全体を通して涼しげなテムズのボーカルが楽しめるアルバムになってます。ちょうどシャーデーが出てきた時のような、そんな気持ち良さを感じるのは自分だけか。スタイリッシュなR&Bがお好きな向きにはお勧めできる一枚です。

ということで今週の100位までの初登場アルバムは6枚でした。一方今週のHot 100の方ですが、「Espresso」が大ヒット中のサブリナ・カーペンターが新曲をドロップするというので初登場1位の可能性が取り沙汰されてましたが、いやいや今週もポスティとモーガン野郎は強かった。サブリナの新曲「Please Please Please」(1956年R&Bシングルチャート6位の、ジェームス・ブラウンの記念すべき初ヒットと同名タイトル)は惜しくも初登場2位で、ポスティモーガン野郎の「I Had Some Help」が今週も首位をキープ、これで5週目の1位を記録して、今年最長1位のジャック・ハーロウ「Lovin On Me」の6週1位にあと1週と迫ってます。エミネムサブリナも退けて首位を独走するポスティモーガン野郎、何だかこのまま夏中駆け抜けてしまいそうな雰囲気が少しずつしてきました。あと今週特筆すべきは、チャートイン4週目で毎週少しずつアップしながら今週11位から9位にアップしてトップ10入りしたビリー・アイリッシュの「Birds Of A Feather」。4週前にアルバムリリースと同時にアルバム全10曲がドカ入りしたビリーですが、その後他の曲はどんどんダウンする中、この曲だけが着実にアップし続けて今週とうとうトップ10。なかなか珍しいパターンですよね。では今週のトップ10おさらいです(順位、先週順位、週数、タイトル、アーティスト、<総ポイント数/アルバム実売枚数、*はHits Daily Double調べ>)。

1 (1) (8) The Tortured Poets Department - Taylor Swift <128,000 pt/23,000枚>
2 (3) (4) Hit Me Hard And Soft - Billie Eilish<106,000 pt/20,000枚>
*3 (-) (1) Brat - Charli XCX<77,000 pt/40,000枚>
*4 (4) (67) One Thing At A Time ▲5 - Morgan Wallen <72,000 pt/1,454枚*>
*5 (-) (1) Forever - Bon Jovi<50,000 pt/48,000枚>
6 (2) (2) Golden Hour: Part. 1 (EP) - ATEEZ <45,000 pt/43,000枚>
7 (6) (179) Dangerous: The Double Album ▲6 - Morgan Wallen <44,000 pt/389枚*>
8 (7) (81) Stick Season ▲ - Noah Kahan <42,000 pt/3,130枚*>
9 (5) (2) Where I’ve Been, Isn’t Where I’m Going - Shaboozey <41,000 pt/1,040枚*>
*10 (12) (12) The Rise And Fall Of A Midwest Princess - Chappell Roan <40,000 pt/8,000枚>

トップ8週目をキープしたテイラーを筆頭に、チャートの上位で女性アーティストが炸裂した今週の「全米アルバムチャート事情!」いかがでしたか?最後に恒例の来週の1位予想(チャート集計対象期間:6/14~20)ですが、来週もまだまだテイラーは10万ポイントギリギリくらいは維持してきそうで、それを上回りそうな可能性があるのは、いずれも前作で初週10万ポイントを叩き出しているヒップホップのマネーバッグ・ヨーか、カントリーのルーク・コムスくらい。個人的にはルークに頑張って欲しいところです。それ以外にトップ10を賑わせそうなのは、うちのヒップホップ・ヘッズの息子が「今回いいよ!」と言ってるドン・トリヴァースーイサイドボーイズなどのヒップホップ勢。ではまた来週。

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