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【恒例企画#3】Boonzzyの第63回グラミー賞大予想#11(完結編)〜主要4部門+予想と受賞結果まとめ

さあ、ここまで結構長かったBoonzzyの第63回グラミー賞大予想、今年は授賞式日程延期のおかげで予想開始から40日で最終予想の主要4部門到達と、例年よりは結構ゆっくりやれたのと、このnote.comという執筆しやすい場でのプロジェクトだったので助かりました(笑)。去年の第62回の予想は12/26にスタートして1/14完了と20日間、その前の第61回の予想は12/31にスタートして1/28完了の29日間のプロジェクトでしたから。ということで、昨年はどういう感じでやってたか、ご興味ある方は去年の最終、主要4部門を予想してるブログのリンクを下記に挙げておきますので、よかったら覗いてやって下さい。今読み返すと、去年の予想は甘々だったなあ、と反省してます。

では、最後の主要4部門予想いきます。まずは新人賞部門から。今年のノミニーの顔ぶれはいろいろと論議を呼ぶ内容になってますね。

48.最優秀新人賞部門(Best New Artist)

  Ingrid Andress
× Phoebe Bridgers
  Chika
  Noah Cyrus
  D Smoke
◎ Doja Cat
  Kaytranada
○ Megan Thee Stallion(受賞)

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このシリーズの最初にも触れましたが、まず今回の新人賞部門のノミネート要件には大きな変更がありました。それまでの「過去に30曲/トラック以上、またはアルバム3枚以上のリリースがないこと」という除外要件が今回撤廃に。そしてノミネートされるためには「当該期間に一般に認知されるブレイクスルーを果たし、音楽シーンに対しインパクトを与えた」と見做される必要があるのですが、今年からその「ブレイクスルーとインパクトが当該期間以前にあったかどうかの判断はNARAMのノミネート審査委員会が決める」ということになりました。ということは「当該期間にブレイクスルーとインパクトがあったかどうか」の判断もノミネート審査委員会が決定に影響を持つ、ということを含意しているとしか読めません。そしてこの変更が、今回のノミニーの顔ぶれをかなりいびつにしている可能性が高いのです。

今年の新人賞部門ノミネートの構成は、ロック系1名(フィービ・ブリッジャーズ)、カントリー系1名(イングリッド・アンドレス)、ポップ系1名(ノラ・サイラス)、R&B系2名(ドジャ・キャット、ケイトラナダ)そしてヒップホップ系3名(チカ、Dスモーク、ミーガン・ザ・スタリオン)とヒップホップ系アーティストのノミネート数が過去最大(注:第61回からノミネート数がそれまでの5組から8組に増えています)になってます。にもかかわらず、今回のヒップホップ勢のメンツは、今回の要件変更がなければ多分対象にならなかったアーティストばかりで、明らかに期間中に「ブレイクスルーとインパクト」を達成したことに異論が出ないはずのポップ・スモークとジャック・ハーロウが選ばれてない、この違和感ミーガンは「Hot Girl Summer」(2019年8月に全米11位)ヒットの時点でブレイクスルーしてた、と普通は見るべきだと思うし、Dスモークネットフリックスのヒップホップ・コンテスト番組『Rhythm & Flow』での優勝が選考要因だとするとそれって「ブレイクスルーとインパクト」か?と思うし、チカに至っては(本人には全く他意はないですが)正直一般には無名に近いですよね。去年のリル・ナズXに対する大盤振る舞いぶりから考えると、このノミネーション基準の大きな変更には驚きの一言です。この後の主要部門のノミネート内容でも同じことが言えますが、今回の特に主要4部門のノミネートにあたり、ノミネート審査委員会は商業的なブレイクスルーは無視して、委員会が(どういう基準かは不明な点が多いですが)独自の評価でノミニーを選考したのではないか、という今に始まった話ではないですが、「ノミネーション基準の恣意性の可能性」がいつもの年にも増して大きく影を落としていると思えてしまいますねえ。

そしてこれはヒップホップ系だけじゃなくて、例えばカントリー系でも2020年を代表する大ヒット「I Hope」(つい最近までHot Country Songチャートで25週間1位で、Hot 100でも最高位3位)を放ったギャビー・バレットはノミネートされず、ブレイクスルーはしたけどギャビーに比べると遙かに地味なインパクトを達成したと言わざるを得ないイングリッド・アンドレス(彼女も素晴らしいシンガーソングライターですが)のみのノミネートというのも不思議な話です。とまあ、恣意性疑惑は尽きないのですが、この顔ぶれの中で予想するとなると、従来基準でも文句なしのノミニーといえるドジャ・キャットフィービー・ブリッジャーズには是非頑張って欲しいところ。この二人の「ブレイクスルーとインパクト」はだいぶと質が違うのでどっちが、というのはなかなか難しいところですが、やはりここはこの後のROYにも「Say So」がノミネートされてメジャーなインパクトも大きかったドジャ・キャットを本命◎にしておきましょう。

そして本来は自分の昨年年間アルバムランキングで6位に入れて、来日公演のチケットも買っていたフィービー・ブリッジャーズに対抗○、と行きたいところなのですが、NARASの恣意性疑惑(まあ去年のリゾの主要部門ノミネートも同様ですが)を感じさせるミーガンがひょっとしたら持って行ってしまう可能性もあるなあ、と強く感じてしまうので、一応対抗○はミーガンに付けておきますかね。フィービーはロック部門での受賞を願って、ここは残念ながら穴×としておきます。

49.最優秀アルバム部門(Album Of The Year)

○ Chilombo - Jhené Aiko
 
 Black Pumas (Deluxe Edition) - Black Pumas
  Everyday Life - Coldplay
  Djesse Vol. 3 - Jacob Collier
  Women In Music Pt. III - HAIM
  Future Nostalgia - Dua Lipa
× Hollywood’s Bleeding - Post Malone
◎ Folklore - Taylor Swift(受賞)

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そしてここでも例年以上の「ノミネート委員会の選考基準恣意性」の影が。まず、アメリカン・ルーツ部門のところでも触れましたが、もともと2019年6月リリース(今回の対象期間外)なのに、デラックス・エディションのリリースが2020年10月(今回の対象期間内)ということでそのデラックス・エディションでノミネートされたブラック・プーマスはその最たるものですが、まあ確かに内容はいいと思いますが、史上初Billboard 200にチャートインせずにこの部門ノミネートを果たしてしまったジェイコブ・コリエー、何と言うことのない普通のポップ・アルバムなのにアルバム部門でノミネートされてしまったデュア・リパ(今回ガン無視されてしまったザ・ウィークンドあたりには一番頭来るノミニーでは?)、そしてまあ確かにリリース初週は売れたし、悪くないとは思うけどここに登場すると違和感だらけのコールドプレイあたりはいずれも「グラミー好みのノミニー」という臭いがプンプンする顔ぶれですよね。こういう連中のアルバムをノミネートするんだったら、ザ・ウィークンドの『After Hours』を初めとして、音楽メディアすべてが絶賛したフィオナ・アップルFetch The Bolt Cutters』、ディランRough And Rowdy Ways』そしてフィービーの『Punisher』といった誰が見ても納得、な作品を正当に評価してほしかったですね。

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いきおい、恣意性の感じられない作品を応援したくなるのは自然の流れということですし、当初から今年のグラミーのアルバム部門を圧倒的にリードするだろうと言われていた、正しくコロナ時代を象徴するような作品であるテイラーの『Folklore』は何だかんだいっても外すわけにはいかないでしょうねえ。本命◎はまあテイラーで決まりでしょう。もしテイラーが取れないようなことがあって、かつ上述の恣意的なノミニーのどれかが取るようなことがあれば、正直暴れていいレベルですわ(笑)。一方、テイラーにもし対抗するとなると、個人的にも去年の年間ランキング3位に入れた、ジェネ・アイコの『Chilombo』が最右翼ではないかな、と思うので対抗○はこのアルバムで。独自のスケールの大きい世界観で、今のコンテンポラリーR&Bのスタイルながら、使い古され感の全くない楽曲やサウンド構成で迫ってくるこのアルバムがこの部門にノミネートされたのはファンとしてもうれしいことでした。

そして穴×ですが、残る恣意性が感じられない候補(笑)というとハイムポスティ。実は昨年のグラミーの対象期間が一ヶ月短縮されたおかげで昨年のグラミーのノミネーションを逃したのがポスティのこのアルバムだったんですが、その時点では彼のアーティストとしての充実度は頂点だったので、当時は「いや今年ノミネートされなくて良かったよ。ビリー・アイリッシュを初め蒼々たる顔ぶれだから。来年ノミネートされたらかなり確実に受賞できるよね、この勢いなら」と思ってました。まさかテイラーのあんなアルバムが出るとは当時は思わず。それくらいポスティのこのアルバムも高く評価されて然るべきだと思いますし、ハイムの今回のアルバムは悪くないのですが、良くも悪くも彼女達はデビュー・アルバムを未だに超えられてないと思うので、のこる一つの予想、穴×はポスティに進呈することにします。

50.ソング・オブ・ジ・イヤー(Song Of The Year - 作者に与えられる賞)

× Black Parade - Beyoncé (Denisia Andrews, Beyoncé, Stephen Bray, Shawn Carter, Brittany Coney, Derek James Dixie, Akil King, Kim "Kaydence" Krysiuk & Rickie "Caso" Tice)
  The Box - Roddy Ricch (Larrance Deopson, Samuel Gloade, Rodrick Moore, Adarius Moragne, Eric Sloan & Khirye Anthony Tyler)
  Cardigan - Taylor Swift (Aaron Dessner & Taylor Swift)
  Circles - Post Malone (Louis Bell, Adam Feeney, Kaan Gunesberk, Austin Post & Billy Walsh)
  Don’t Start Now - Dua Lipa (Caroline Ailin, Ian Kirkpatrick, Dua Lipa & Emily Warren)
○ Everything I Wanted - Billie Eilish (Billie Eilish O'Connell & Finneas O'Connell)
◎ I Can’t Breathe - H.E.R. (Dernst Emile II, H.E.R. & Tiara Thomas)(受賞)

  If The World Was Ending - JP Saxe Featuring Julia Michaels (Julia Michaels & JP Saxe)

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今回のノミネート審査委員会の恣意性がかなり感じられる主要4部門のうちで、仮に恣意性があったとしてもこれだったら許せるな、と一番思えるのがこのSOY。自分も予想していたポスティテイラー、そしてロディ・リッチビリーは想定内。ここで一番許せないのがやはりデュア・リパのノミネートで発表見た時思わず「はあ?」って言っちゃったくらい。一方、今年のこの部門のノミネートに大きな影響があったのは、コロナ時代による内省指向と、やはりBLMなんだろうな、というのは見て取れますしね。「If The World Was Ending」のノミネートはビックリしましたが、コロナ時代の内省指向を考えるとまあ理解できるし、ビヨンセHERは明らかにBLMつながりなので。それにしてもディランの「Murder Most Foul」が無視されたのはやはり解せないですが。

さて改めてノミニーの並びを見ると、ここにはダントツの候補がいませんね。テイラーはいるけど明らかに今回はアルバム評価だと思いますし、ビヨンセが一見強そうに見えますが、前回2017年第59回にこの部門ノミネートの圧倒的にシーンから支持されたアルバム『Lemonade』からの「Formation」でも取れてないので(「Hello」で受賞したアデルが「この賞はビヨンセにふさわしい」と受賞スピーチしたのは記憶に新しいところ)微妙ですかね。そうなってくると、去年BLMの発端となったジョージ・フロイドさんの断末魔の言葉をそのままタイトルにしたH.E.R.のシングル「I Can't Breathe」と、去年の4部門独占の余韻がまだ残っているビリーのこちらもコロナ時代的内省的世界観を思わせる「Everything I Wanted」の二つに絞られると思います。いずれもグラミー・ダーリン同士のぶつかり合いで、どちらが取るかは正直五分五分だと思いますが、社会的うねりを背景にしたH.E.R.の方が本命◎、ビリーは対抗○でしょうかね。そして前回よりはチャンスあるかも、と思えるビヨンセには穴×を付けておきます。

51.レコード・オブ・ジ・イヤー(Record Of The Year - アーティスト/プロデューサー/エンジニアに与えられる賞)

◎ Black Parade - Beyoncé (Beyoncé & Derek Dixie / Stuart White & Colin Leonard)
  
Colors - Black Pumas (Adrian Quesada / Adrian Quesada & JJ Golden)
  Rockstar - DaBaby Featuring Roddy Ricch (SethinTheKitchen / Derek “MixedByAli” Ali, Chris Dennis, Liz Robson, Chris West & Glenn A Tabor III)
× Say So - Doja Cat (Tyson Trax / Clint Gibbs & Mike Bozzi)
○ Everything I Wanted - Billie Eilish (Finneas O'Connell / Rob Kinelski, Finneas O’Connell & John Greenham)(受賞)
  Don’t Start Now - Dua Lipa (Caroline Ailin & Ian Kirkpatrick / Josh Gudwin, Drew Jurescka, Ian Kirkpatrick & Chris Gehringer)
  Circles - Post Malone (Louis Bell, Frank Dukes & Post Malone / Louis Bell, Manny Marroquin & Mike Bozzi)
  Savage - Megan Thee Stallion Featuring Beyoncé (Beyoncé & J. White Did It / Stuart White & Colin Leonard)

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さて、いよいよ最後の部門の予想になりました。2020年を代表する楽曲、と言う観点からいうと、ここでも違和感ありまくりのデュア・リパと、曲は悪くないけどいやいやROYじゃないでしょう、というミーガンあたりは、ガン無視されたザ・ウィークンドハリー・スタイルズといった連中を差し置いてまでこの部門にいるのは?って感じですね。あとブラック・プーマスの「Colors」は一見BLM絡みのように見えますが、歌詞的にもそんなに強烈なメッセージがあるわけでもなし、どう考えても2020年を「代表する」とは言えない上に、この曲はデラックス・エディションではなくて、2019年6月リリースの最初のアルバムに収録されてたバージョンなので、そもそもここにいることがおかしい楽曲なんですよねえ(デラックス・エディションに追加されたのはライブバージョンですが、ライブとの表記はなし)。デュア・リパと並んで、この曲は明らかにノミネーション審査委員会の恣意性が表れたノミネーションだと思います。

ちなみに数字の面から2020年を代表する曲って何だろう、ということでチャートや売上、ストリーミング数のランキングを見てみましょう。

<Hot 100年間チャート(ビルボード誌)>
1. Blinding Lights ▲ - The Weeknd(4週1位)
2. Circles ▲4 - Post Malone(3週1位)
3. The Box ▲7 - Roddy Ricch(11週1位)
4. Don’t Start Now ▲3 - Dua Lipa(1週2位)
5. Rockstar - DaBaby Featuring Roddy Ricch(7週1位)

<売上(RIAA認定)>
▲8 Life Is Good - Future Featuring Drake
▲7 The Box - Roddy Ricch
▲5 Ballin’ - Mustard Featuring Roddy Ricch
▲4 Whats Poppin - Jack Harlow Featuring DaBaby, Tory Lanez & Lil Wayne
▲4 I Hope - Gabby Barrett
▲4 Roxanne - Arizona Zervas
▲4 Dance Monkey - Tones And I
▲4 Highest In The Room - Travis Scott
▲4 Circles - Post Malone

<オン・ディマンド・ストリーミング数(MRCデータ調べ)>
1. The Box - Roddy Ricch (13.2億=9.2億+4億)
2. Life Is Good - Future Featuring Drake(10.35億=6.51億+3.84億)
3. Rockstar - DaBaby Featuring Roddy Ricch(8.64億=6.74億+1.9億)
4. Blinding Lights - The Weeknd(8.21億=6.92億+1.29億)
5. Whats Poppin - Jack Harlow Featuring DaBaby, Tory Lanez & Lil Wayne(7.89億=6.44億+1.45億)

こうしてみると改めてグラミーのザ・ウィークンドのガン無視がいかに偏った選考態度だったかがよく判りますよね。

さて改めてノミニーを見ると、ポップ作品として妥当なノミネートだと思えるポスティドジャ・キャット、何と言ってもビリービリー、そしてBLMのメッセージに直結するビヨンセと、BLMリミックスも出してるダベイビーといった顔ぶれですが、今年ここではビヨンセビリーの一騎打ちではないか、というのが自分の見立て。ビヨンセの曲はそのメッセージとコンセプト的にBLMに止まらず、アフリカン・アメリカンとしての出自と矜持を前面に打ち出したどす黒いファンクネスと、出身のテキサス州での奴隷制廃止記念日6/19リリースというメッセージも含めて、商業的には振るいませんでしたが、間違いなく2020年を代表する楽曲として遜色ない作品だと思いますので、ここはさすがにビヨンセ、来るんじゃないかということで本命◎を打ちたいと思います。従ってビリーは対抗○。

穴×については、残る「恣意性が薄そうで納得できる」候補、ダベイビー、ドジャ・キャット、ポスティのどれかでかなり悩みました。去年の今頃だったら間違いなくポスティに打ったでしょうが、いかんせん一昨年の年末から去年1月にかけてのナンバーワンヒットということで、ちょっと賞味期限切れな感じは否めないんですよねえ。そうなるとある意味メインストリーム・ポップ的に外連味のなさが魅力で、事実昨年コロナやBLMにもかかわらず、楽しげなメッセージをふりまいてくれたドジャ・キャットの「Say So」がいいかなあ、ということで穴×は彼女に。あ、ポスティの動画は自分がこの曲、個人的に単純に好きなので最後に、と思いまして。

ということで全11回に亘って掲載してきましたBoonzzyの第63回グラミー賞大予想、長々と最後までお付き合い頂きありがとうございました。今のところ3/14(日、日本時間3/15月曜日)の授賞式の日程に変更はないようですし、内容的にも録画ではなくてライブでやる(リモートかハイブリッドかはまだ明言なし)とNARASが明言してますので、少なくとも3/14にロスのステイプルズ・センターで開催はされるようです。Boonzzyが毎年お招き頂いている、新宿カブキ・ラウンジでの音楽評論家の吉岡正晴先生のグラミー予想トークDJイベントも、今のところ延長された緊急事態宣言満了予定の翌日、3/8(月)に開催予定になってます。まあ緊急事態宣言解除になるかどうかは結構微妙なところですが、予定通り3/7で喪が明ければ開催の予定ですので、よろしければ是非お越し下さい。詳細は下記の吉岡さんのnote.com記事で。

では、オンラインになるかハイブリッドになるか、グラミー当日に例年どおり生ブログを敢行しようと思っていますので、また3/15のグラミー当日に!

(2022.1.20追記)

...ということで11回にわたって掲載した第63回グラミー賞、51部門大予想の結果を、今年の第64回グラミー賞(2022.4.3開催にまたまた延期されました)の大予想を始動する前にまとめておきましょう。ちなみに上記の吉岡正晴先生との昨年3月のトークDJイベントも、結局Zoom開催となっています。今年は何とかリアル開催したいところですが....

今回は全51部門予想中、本命◎がヒットした部門=25部門、対抗○がヒットした部門=10部門、穴×がヒットした部門=7部門、そして無印(ハズレ)=9部門、ということでそれぞれの的中率は下記の結果になりました。

◎○×的中率=42/51=.824
◎○的中率=35/51=.686
◎的中率=25/51=.490

前の年から予想部門数を41→51に上げて、その年は上記のそれぞれの的中率が.843、.745、.412だったので、全体的中率はやや下げたものの、◎的中率は大幅に上げてるのが嬉しいところ。ちなみに、33部門予想を始めた2011年第53回以降で一番成績が良かったのが2016年第58回で、この時は印を付けた予想は全部的中の10割、◎○的中率が.800、◎的中率が.625という絶好調ぶりでした。さあ今年はどうなることか。ぼちぼち第64回グラミー賞予想も開始しますので、楽しみにお待ち下さい。では!


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