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2021グラミー・ショー生ブログ#7

さて次はミーガン・ザ・スタリオンのパフォーマンス。紹介するトレヴァーが「お家にいるお子さんに『ねえお母さん、WAPって何?』ってきかれたら『猫ちゃんにお風呂を上げることだよ』って答えて下さい」なんて笑わせてくれてました。登場したミーガン、キャラそのままに露出度満点の銀ラメとジュエリーを散りばめたスケスケのビキニドレスで踊りまくりながら「Body」「Savage」を連続してぶちかますミーガン、なかなか迫力満点です。後ろで同じ出で立ちでタップを順繰りに披露しながら素晴らしいダンスを見せてくれるダンサー達がちゃんと同じ生地のマスクをしてるのが、いかにもコロナ時代、という感じを伝えてくれます。お、そして今度はCGのアニメーションの画面をバックに登場したのはその「WAP」で去年大人気だった、カーディBが現在全米2位の大ヒット「Up」をメカニカルなビキニドレスに身を包んでパフォーマンス。そしてステージを横に移動して、巨大なハイヒールをストリッパー・ポールに見立ててそれに絡みながら歌うのがその「WAP」(彼女、何たってストリッパーの経験もありますからね)。始まった途端にステージの横で見てたポスティが大喜びなのが写ってなかなか微笑ましいですね。お約束どおり、途中からミーガンもジョインして、巨大なベッドのセットの上でからみながら、ちょっとTV放送には過激な振り付けも交えながらなかなか気温が上昇しそうなすごいパフォーマンスでしたね。ああまたポスティが横で手を叩いて喜んでる(笑)。WOWOWのスタジオでも大騒ぎです。

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さて次はポスティのパフォーマンスですが、彼がポケモンのファンでこの間のポケモン25周年記念イベントのバーチャルライブでヘッドライナーを努めた件とか、2019年にプライベートで来日して北海道に行った時にふつーに居酒屋に行ってお客さんとふつーに飲んでた(その居酒屋行きたかったかも!)エピソードなんかをWOWOWのスタジオで披露中。うーんやはり前回来日時に見とくべきだった。さて放送に戻って、アポロ・シアターミッチェルさんが登場して、昔ジェームス・ブラウンにかわいがってもらった話、このコロナでオープンできてない悩みなどを語りながら、最優秀ラップ・ソング部門の受賞紹介。自分の本命◎はやはり今年のBLMをオナーして、リル・ベイビーの「Bigger Picture」なんだけど....おお!何とまたミーガンが「Savage」で取っちゃったよ。今度は会場に来てるビヨンセと一緒にステージに登壇。オレンジのドレスに身を包んだミーガン、むちゃくちゃ嬉しそうで、それを微笑みながら横で見守るビヨンセも嬉しそうだね。「小さい時からビヨンセみたいになるのが夢だったの」と言いながらスピーチするミーガン、本当に子供のようでいい感じだね。ビヨンセもスピーチは短くして、この賞の主役はミーガンだというのをちゃんとわきまえてるのが好感もてる。そして、ステージから降りようとしていた二人を押し止めて出てきたトレヴァーが、「今記録が作られたんだよ!この受賞でビヨンセはグラミー受賞27回目で、女性シンガーとして(アリソン・クラウスとタイ)タイ記録になったんだ!」といつになく興奮してアナウンス。すごい記録達成です。

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さて「昔からミュージシャンになるのが夢だったんだ」という短いビデオに続き、トレヴァーの紹介で登場するのがポスト・マローン。アルバム部門にノミネートされている『Hollywood's Bleeding』のジャケットを模したステージで、そのタイトル曲をドラマティックに気持ちをこめて歌うポスティ。去年から何度か書いてるけど、ちょうど一昨年亡くなったマック・ミラーが、亡くなる直前リリースした『Swimming』や死後発表された『Circles』でそうだったように、ポスティもこのアルバムで単純なトラップ・アーティストという型から大きく進化して、ジャンルを問わない音楽性の発露を表現し始めたという意味で、このアルバムも本来受賞の資格十分だけど、やはりアルバム部門はテイラーなんだろうなあ。去年このアルバムが出たばかりの頃はこれ、受賞確実だと思ったんですがね。

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