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CTI上級コースを振り返る~後編~

こんにちは、みなちゃんです。


自分の殻を破ったコースリーダとの中間レビュー

上級コース開始から半年後、リーダーと1対1での中間レビューがあります。
これまでの学びの中で、気になることや今後どうしていけばいいかなど、気になることを確認することができます。

この時点での私の課題は、Being(あり方)よりもDoing(行動)でした。
基本、自分から行動を起こすことが怖くて、面倒くさいという言葉で逃げていました。行動を起こさなければ、傷つくことはないですからね。

今までの3か月間を振り返り、今後どうしていきたいのかを整理すると、100時間のコーチングを7月中に終わらせたい。そのためにも、クライアントを増やさなければいけない。また、上級コースのメンバともっとコミュニケーションを取りたい、もっとコーチングがうまくなりたいといった想いがありました。そのあたりについて、コースリーダーに話をしたところ、「Beingは十分できている。でも、そのままでいいの?」

それを言われたとき、自分は何のためにコーチングをやっているのか。自分が変わらなきゃ、クライアントも変えることができないよね。だったら、行動しよう。自分の大切にしている価値観は何だろう。何をしたいんだろう?と考えて出た言葉は、「自主的にスキルドリルをやることを、メンバーに連絡する」ということでした。

上級コース中は、隔週でグループコールがあり、その間にスキルドリルがあり、自分自身のクライアントに対してコーチングを行います。
また、仕事をしながらコースを受講しているメンバがほとんどなので、それに輪をかけ、自主的にスキルドリルをやるということは、時間も取られるし、参加してくれる人がいないかもしれない。誰も参加してくれなかったらどうしよう。という恐怖心がありました。

でも、それってサボタージュでは?自分のやりたいことは、やるって決意したよね?また逃げるの?という言葉がいっぱい頭の中に駆け巡りましたが、コーチングをうまくなりたい。仲間と一緒に学んでいきたいという価値観どおりに生きている人生を送りたいよね。ということから出てきた言葉でした。

「じゃぁ、いつ声かける?」とリーダーから言われ、「2,3日後…いや、今日、仕事が終わったら声を掛けます」と宣言し、実行しました。

これを機に、Doing(自分から行動する)課題の取り組みが始まり、ようやく殻を破りかけた気がします。

とても悔しかった個人スーパービジョン

上級コースも後半に入り、2人目の個人スーパービジョンが始まりました。1回目と同じように3回のフィードバックをもらう機会があります。採点でいい点数をもらうことが目的でないので、いつものように、あまりできていないコーチングの部分を提出します。
前回までの、スーパービジョンは、フルフィルメントコーチングのフィードバックをもらっていたので、今回からはプロセスコーチングのフィードバックをもらい、成長していきたい想いがありました。
というのも、コーアクティブコーチングの3つの指針のうち、一番好きなのは「プロセス」です。
カウンセリングを勉強していたこともありますが、感情を扱い、そのエネルギーの動きが大きく、クライアントの変化が大きく表れる所がとても好きなところです。
しかし、実際に自分のクライアントに対してのプロセスコーチングはうまくいきません。四苦八苦しながらやっており、感情についてクライアントに質問しても、はぐらかされたり、事柄の話になって深く進まないのが課題でした。
そのことについて伝え、録音したコーチングセッションを聴いてもらい、フィードバックをもらいました。
よくできているところは、コーチングの安心安全な場を創ること。そこはいつも合格点をもらっています。
一方、できていない所は、「コーチングを妥協しながらやっている。コーチとしてその場にいない。」と鋭い言葉をもらいました。
その言葉を聞いた瞬間、心にグサッと刺さりました。コーチングがうまくいかず、唯々クライアントの話を聞いている。何とかなるでしょ。どこで着地させようかなぁといった気持ちを見透かされたような感じでした。
そのようなことを思ってコーチングをしているつもりはないのですが、きっと心の奥底にそんな気持ちがあったのだろう。クライアントに申し訳ない。なんで、そんなコーチングになってしまったのか。今まで上級コースで学んできたことは何だったのか。コーチとして向いていないのではないか。
もう、言葉にならず、目から涙が…。
 
その姿を見たスーパーバイザーが「みなちゃん、悔しいの?悔しいんだったらその悔しさを大切にしてほしい。本当にコーチになりたい気持ちがあるから、そう感じているんでしょ。」と言ってくれました。
その言葉をもらい、少し心が軽くなりました。
 
正直、ここまで真剣に何かに取り組んだことはないかもしれない。こんな悔しい想いをしたことは、社会人になってはじめてかもしれない。それだけ、本気だったんだと。
この悔しさを絶対に忘れないという想いは今でも忘れないですし、それが原動力になっています。

本当の自分を出すことができる仲間がいること

コースでは8人の仲間と共に半年間学びました。その仲間から得たものは沢山あります。コーチングのスタイルも全く違いますし、自分が気づかなかったクライアントの表情であったり、言葉、雰囲気などをうまくつかむところなどはとても参考になりました。また、自分が苦手としているサボタージュの扱いをどうすればいいのか、アドバイスをもらったり、逆にうまくいかない点について相談された場合は、自分の経験を話したりと仲間と一緒に成長できた感じがします。
先に書いた個人スーパービジョンがうまくいかなかったことも、即報告し色々話をしました。何かを感じ取ってくれて個別に話をしようと言ってくれた人もいて、このグループで一緒に学んでよかったと心底思いました。
 
定期的にオンラインでもリアルでも近況報告会を開き、みんなの状況を知りたいし、相談とかしていく関係性を創っていきたいので、積極的に行動していきます!

最後に

この半年間は、コーチングのスキルはもちろんのこと、自分自身が大きく変わりました。なぜ自分自身はコーチを目指すのか、今度どうしていきたいのかがより明確にもなりました。また、コーチングを提供することでのクライアントの変化を間近で見ることや、クライアント自身からコーチングを受けている事での変化をもらうこと、またクライアント経験を経て、本当の自分に気づくことなど、上級コースを受ける前に想像していた以上のインパクトを受けました。朝から晩まで、暇があればコーチングのことを考え、時には夢にまで出てきた半年間でしたが、ここまでの経験は今後することはできないでしょう。
まだ、CPCCの取得はできていませんが、もっと自分自身を磨き、自分が描くコーチ像に近づけるよう日々頑張っていこうと思います。

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