暗黒時代①

私はアイドルグループが好き。
今はSnowMan、K-Popのガールズグループ、
日向坂46が好き。



私にとって昔からアイドルは
なくてはならない存在だった。
私の究極の癒しであり、娯楽だった。




見ているだけで楽しい気持ちになれて、
キュンキュンして、
幸福ホルモンが大量分泌されてるあの感じ、
一回ハマったら抜け出せない、
もう沼。
気づいた時にはもう好きっていう。




私は昔から女性アイドルよりも男性アイドルいわゆるジャニーズが好きだったのだが、

ジャニーズは私を暗黒に引き摺り込んだ要因となった。(ほとんどは自分のせいだが、)



私は「ジャニーズが好き」って
周りに胸張って好きって言えなかった。


なんでかと言うと、


周りから発言や、
私の醜い自意識過剰が相まって、


拗れた思考回路を
生み出してしまったから。



中学生からジャニーズが好きだった。
その時は嵐が好きだった。
みんなイケメンで見てて癒される。
ずっと見てられて、写真を漁り、CDは全部聴いた。DVDを頑張って買ったりもした。
寝る前はジャニーズで妄想を爆発させた。


大学生2年まではずっとジャニーズが好き。
他にガッツリ好きになれるもののなく、
ジャニーズのいろんなグループを好きになった。

毎日ジャニーズを堪能しつつ平凡な生活をしていた。



が、しかし、
ジャニーズ好きは私のコミュニケーションに弊害をもたらすこととなった。



私はジャニーズ好きになってからずっとを
ジャニヲタを隠しながら生きてきた。


私が通っていた学校は田舎で、一クラスしかない。私にとってはその小さいコミュニティが絶対だった。気の小さい私は大きな波風立てずクラスのドンにも刃向かわず生きていた。

クラスのドンは仲のいい人以外の人の悪口を言った。私はその悪口を恐れていた。

ある日クラスのドンが、
「ジャニーズってなにがいいのかわからない。歌も上手くないし、かっこよくないって。」と言った。


クラスのドンはジャニーズアンチだった。
その周りの取り巻きもジャニーズアンチ。
クラス全体がジャニーズアンチだった。


小さいコミュニティではみんなに嫌われたらもう孤独と隣あわせだ。

あ、ジャニーズ好きだと周りから嫌われる。
ハブられる。
自分のことを否定されると悟ったのだ。


そこからジャニーズ好きな私を否定されなくなくて、嫌われたくなくてジャニーズ好きを隠すようになった。


ジャニーズ好きなことは本当に信用できる友達にしか言わないようにしてきた。


 
ジャニーズ好きなことで自分のこと否定して来るやつがいるってことを知ってしまったから。



大学生になってからは歳の近いキンプリを好きになってしまった。顔で好きになった。
歌も好きだけど、あのお顔に釘付けだった。
どんだけでも眺めてられた。



大学生になってお金が自由に使えるようになったからファンクラブにも入った。
ジャニーズ好きに拍車がかかると同時に、
私にコミュニケーションに益々弊害を生んだ。


特に男性のとのコミュニケーションで大きな弊害を生んだ。



私はジャニーズ好きを隠して男の人と接していた。
元々異性と関わるのが得意ではなかったこともあり、パニックになると本性が顔を出そうとする。
教養がジャニーズしかなく、話にネタがジャニーズしか思い浮かばなかった。


不器用な私はジャニーズ好きを隠しながら、
上手く振る舞うことが出来なかった。



日々の生活がジャニーズで埋め尽くされてるから話の要所に仇が出そうになると黙ってしまった。
上手く嘘なんてつけない。

でも、自分に自信がなく、取り柄もなく、
可愛くもない。明るくもない。
こんなやつが若いイケメンが好きなんて恐れ多くて言えなかった。



周りからどう思われるんだろう、
人の目が気になった。
今思うと自己肯定感の低すぎだ。


嘘をつこうとしているんだから、
相手にとっては挙動不振でしかない。


ジャニーズが好きなこと言いたいけど、


でも、好きなことがバレたら、


男「ブサイクでなんのとりえのない
こんなやつが、イケメン好きなんてなに思い上がってるんだよ笑笑」




男性からこんな風に思われるんではないか?
と思って言えなかった。
嫌われるのが怖かった。
噂されるのが怖かった。
私みたいなものがジャニーズ好きなんて
口が裂けても言えなかった。


ジャニーズ好きは嫌われる要因となる。
バカにされる。ジャニーズのことしか喋れないじゃない薄っぺらい女と思われる。



こんな偏った思考が頭をよぎり、
私の中身を打ち明けることができずにいた。
あたりさわりないことしか喋れない。


被害妄想から何にも喋れなくなるという悪循環。




男性と話しててもなんにも楽しくない。
私の気持ちなんてわかんないだろ。




こんな風に思うようになった。


男性のことも信用できず、
思う存分ジャニーズを楽しめず、
悪循環でしかなかった。



本当に拗れたやつだ。




大学の飲み会に参加した時、
私の同期が私のジャニーズ好きなことを暴露した。そしたら先輩が「ジャニーズ好きな女ってい嫌だわ〜」って言われて心にぐさっと来た。



一番言ってほしくなかった言葉だった。



ジャニヲタをやめたいとも思ったが、好きなものってやめられない。でも周りにジャニーズ好きを暴露する自信もなかった。



どうしようもないやつだ。


こんな沼に引き摺り込んでくるジャニーズはある意味あっぱれだと思う。





好きなものを否定される時ほどしんどいものはない。自分の心の拠り所であり、自分の中で正義だと思っていたものが否定されるって、
自分のことを否定されているように感じるから。


人の好きなものは絶対に否定しない。

私の教訓になった。



書いてても苦しい。自意識過剰とジャニーズによって人生を振り回されたようだ。



結局、2年前ジャニーズ好きが冷めた。
しばらくはジャニーズのこと好きならない見向きもしない日々が続いた。




ここで私に空いた穴を埋めるようにお笑いラジオと出会うことになった。





②へ続きます。
読んでくださる方は
しばらくお付き合いください。



ここまで読んでくださり
ありがとうございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?