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【西洋占星術】椿鹿先生占いレポ・part2

part1はこちら。

仕事の話は続く・5ハウス(射手座の月)

椿鹿先生「小説みたいに、一つの作品を生み出すために集中して、終わったら『あとはよろしくな!ZZZ……』みたいなお仕事の方が合ってると思う。そういう働き方ができるんだったら、割とどんな職業でも、自分の興味関心さえあればできるって感じです。知らず知らずのうちに夢中になっていたことっていうのをお仕事にするのが向いてる。いわゆる『好きなものと得意なものがくっついている』人なので、これ面白いなー、ってやってることがそのまま職業適性につながる星の配置です。
ただ、問題は『仕事してるだけで楽しい』状態になるので、『私遊んでるだけなので、これでお金もらうの申し訳ない』っていう気持ちがくっついてきがちです。
ていうかね、そもそもお金稼ぐことにあんまり関心がないんだと思う」
麻田「関心がないっていうのは、2ハウスにまったく星がないのが関係してますか?」
椿鹿先生「関係してるけど、それだけじゃなくて5ハウスの射手座の月が、かなりお金稼ぐことに関心ないんだと思う。このお月さんなー、『やりがいっていいじゃん?』って話を強くしすぎて、そこで話が終わっちゃう。コストがかって、とかこのくらい手間がかかって、みたいな長ったらしい話は『よくわかんない!』って投げちゃいがちです」
麻田「言いそう……」
椿鹿先生「困った子なんです。でも他から『そんなんでやっていけると思ってるのか』って言われると、しゅんとしちゃうタイプ。
『でも俺むずかしいことわかんねーもん!』て言っちゃう。で、この月のフォローに入ってくれる星がいるかって見てみると、どの星も『月かわいそ、よしよし』っていう感じの『月悪くなくない?』ってなっちゃうんだよな。無理矢理月のことを働かせるんじゃなくて、月が楽しくやれるお仕事ないかってことで会議を始めるような感じになる。
なのでね、お金とか契約の話になったら、間に誰か入ってもらったりした方がいいと思います。そしたら、たぶん思う存分やりたいことに集中できる」

「お金を稼ぐことに興味がない」というより、「労働でお金を稼ぐことに興味がない」ような気がする。投資とか投機で稼げるなら、別に労働で稼がなくてもいいと思っている。
月に関しては、ハードアスペクトが一切ない(太陽・木星・土星とセクスタイル)ので、他の惑星が「おお、よしよし……」となっているのだろう。たぶん。

占い

椿鹿先生「対面できる人ではあるんだけど、長く店舗に勤めてるタイプじゃないなあ。何カ月か占い館で修行して、そのあと個人に移行するタイプの占い師さんだと思う。一番いいのは、占いのライターになることだと思う。実際に鑑定した経験をもとにして書いたら、かなり自分の文章に自信が持てるようになると思う。というか、その経験がなかったとしたら、『これで大丈夫かな』って迷うと思う」
麻田「……結構迷いますね、私」
椿鹿先生「だからねえ、一回修行に出てくるとそのあと迷わなくなります。こんな感じかー、ってなる。長くなくていい!三か月とか半年とかで、『あーわかったー』って退職していく人の形によく似ている。あの、大丈夫だと思うんで、お店きませんか?

今の椿鹿先生のように、「わかりやすく、やさしく、面白く、かつ具体的なアドバイスを交えて」のトークができる気がしないんだが???
先生はいつから今みたいに占えるようになったんだろう。

文筆業

椿鹿先生「ライターだったら、養成所に行った方がいい。高いところじゃなくていいから。『とりあえず基礎叩きこみますね』みたいなスクールだったりとか、ライターで稼ぐってどういうことなのかっていうのを教えてくれるところにいったら、『なるほどね』ってなると思う。
あのね、ネットとかで情報を集めようとしても『誰の言うことが正しいのかわかんない』って話になる」
麻田「ライター業に興味はあったので、大概色々調べてきましたけど、『逆張りの逆張りのそのまた逆張り』みたいな話がいっぱい出てきて正直疲れました」
椿鹿先生「ネットで調べようとすると、天秤座の情報収集得意なところが、裏目に出ると思うんだ。なので、この人なら売れてるし信用できるだろうって人のスクールにささっと入って、ぱぱっと『わかった!』ってなった方が早いと思う。で自分なりに一旦習得したら、どんどん自己流に自己流に……ってなっていくタイプだと思います。
そもそもね、この太陽も金星も寄り道好きなんですよ。一つのことをやろうってなった時に、あれもこれもって周りにあるものをいっそのこと全部やろうって欲張りになりがちなので。
なので、小説家をやろうってなった時も、この人はエッセイストになったりだとか、原作者になったりだとか、すごく色んなタイプの仕事をざっくばらんに受けるタイプになります。大御所の先生に育ってもおかしくないくらいどっしりとした星回り(おそらく木星と土星のトライン?)だから、一旦始めたら長いこと活動していると思います。
あとね、『3室に星が沢山あると移り気だ』みたいに書かれたりするじゃないですか。でもね、あくまでこの移り気って、たとえば文章書くんだったら『文章周辺のものを何でも食べます』みたいな、雑食みたいな感じであって文章そのものからは離れていかないと思う。こういうのも面白そう、ああいうのも面白そう、とりあえず在庫として全部4室に入れておこう!みたいな話になります。で、4室の在庫いっぱいあるから、お仕事がきた時に『4室にあるもの適当に組み合わせて3室で形にして出そう』みたいになると思う。あり合わせの材料でちゃちゃっと仕上げるのなかなか上手なので、何回かやってコツをつかめば、めちゃめちゃ上手になります。
色んなものを幅広くもってると思うんだ。この射手座の月は好奇心旺盛だし、3室の太陽はなんでも知っている、4室(蠍座の火星・水星・冥王星)も『この材料、何にでも加工できるよ!』みたいな感じで保存状態はいいから、食材は沢山あると思う、このホロスコープ。あとは、注文があればっていう話をしています。最初の一皿っていうのを提供できさえすれば、『この感じでやればいいんだ』って腑に落ちるかな。
長所と短所は、こんな感じ。『一回やればできるけど、最初の一回ができない』

最初から最後まで一貫して「やればできる!けどやるまでに時間がかかる!」というお話をされた前半30分であった。
【後日談】
あり合わせの材料でちゃちゃっと作るなんて無理!と鑑定当時は思っていた。
それから1週間後、ネットサーフィンをしていたらたまたま某作家のエッセイ講座を発見した。事前課題のエッセイを提出すると(講座でとりあげるかどうかはさておき)全て読んでくれるそうだ。締め切りまで2週間あった。やってみようじゃないか、と課題内容を確認した瞬間に私は固まった。
課題のテーマは「旅」。無理だ、と反射的に思った。書けない。おいしいものとか、風景とか、全然書ける気がしない!しかしこんな機会はなかなかないので、2時間ほどもだもだした末に、結局私は課題をやることにした。
結局課題は出せなかったものの、未完成のエッセイもどきは5本できた。当初は1つも書けないと思っていたのに、いざ書き出すと「あれもあったな」「こっちの方がいいんじゃないか」と思えてきてその都度書いていたら増えたのだ。結果的に「材料はあるよ!」という話が当たっていて私はちょっとひやりとした。

part3、ネイタル擬人化編に続く(4月に更新予定)。

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