CHOTTOの選書01

目であるく、かたちをきく、さわってみる。ーマーシャ・ブラウン

CHOTTOの選書　01
「目であるく、かたちをきく、さわってみる。」マーシャ・ブラウン/谷川俊太郎

ぜひ、声に出して読んでもらいたい一冊。
谷川俊太郎さんの柔らかなことばと、マーシャの目で
切り取られた小さくて豊かな世界が心にそっと染み込んできます。

誰もが目にしたことのある色や形。
そういえば小さい頃ってもっと純粋に
「なんでこんな形？なんでこんな色？なんで？なんで？」
って美しいと感じる以前のもっと根源的な衝動に対して正直だったはず。

こどもからそうやって尋ねられると、つい理屈っぽく説明してしまいがちな
私なので、この本のことば達のように感じたことそれ自体を大切に、
広い世界を見せてあげられるような声かけのできる大人でありたい。
そう思わせてくれる本でした。

散歩が好きだったり、虫に興味を持ち始めたり、
いろんな事に対して「なんで？」を抱き始めた
こどもとそれを忘れてしまった大人達に読んでもらいたい1冊です。

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後藤