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これからの集客はYoutubeが9割|読書

書評は久しぶりになります。
今回は中小企業診断士のつながりで紹介いただいた書籍です。
これからの集客はYoutubeが9割」です。

診断士のグループで著者の大原さんが講演をいただけると聞き、事前に読みました。仕事帰りに購買し、その晩には読み終えることのできるほど読みやすく、またYoutubeのノウハウが詰まった書籍です。

というわけで自分でも作ってみました。

内容はタイトル通りなので説明不要かもしれません。
現在はYoutuberと呼ばれる動画投稿者が、その再生回数を稼ぐことにより収益を得るモデルが主流ですが、今後については広告収入よりも集客のツールとして利用されるようになる、というものです。

筆者の大原昌人さんは元楽天の社員で楽天市場のプロデューサーとして活躍された後、株式会社ダニエルアークを設立、企業のWeb集客をコンサルティングされている方です。
今度、この大原さんの講演を聞くので楽しみにしています。

本書は、200ページちょっとの分量で文字も大きく図解やYoutubeのキャプチャーなども用いられているハウツー本です。会社帰りに買って、その日のうちには読み終えることができるくらい、簡潔に、シンプルな表現でまとめられています。

Youtubeの市場について

最初はYoutubeの市場性について述べられています。
今は再生回数を伸ばすことで広告収入を得るユーチューバーの活躍が目立っていますが、今後は検索ツールとして用いられる。つまり集客への活用が主体になり、1企業1Youtubeアカウントの時代が来ると主張されています・

Youtubeチャンネルを作るべき理由

次に、Youtubeチャンネルを作るべき理由として、現在のモノやサービスの売れ方を引き合いに述べられています。今はテレビCMでタレントが使っているから、という理由ではものは売れず、実際に体験した人の感想や口コミや、そのストーリー性で買われる、コト消費になっている。
だからYoutubeを通して疑似的に体験できることや、例えばペットショップの爬虫類紹介などは、視聴して親近感が湧いてくることが集客になっている。
そうして、多くの動画を投稿することで、視聴者の親近感がわき業績につながってくる流れを「ザイオンス効果」という言葉も用いて紹介されています。

Youtubeの概要

さらにYoutubeのなりたちや、今GoogleがYoutubeに力を入れていること、5G時代の到来により、高速でインターネット動画を視聴できるようになった外部環境を説明し、これからの集客にYoutubeが重要である理由を補完しています。

Youtubeチャンネルの作り方ハウツー

そして、Youtubeチャンネルの使い方のノウハウ紹介に入ります。
アカウント作成と初期設定、動画撮影の機材、方法まで簡潔に、画面キャプチャも用いながら解説されています。
ほとんどYoutubeチャンネル作成のマニュアルのようです。
この章だけでも価値は大きいと思います。

感想

自分もチャンネル作ろうかな、これなら始めるのはできそうだな、と思わず感じてしまう内容でした。
とは言ってもアカウント作成をしなければ何も始まらない、ということもあります。まずは始める、という壁を超える必要がありそうです。
そして、本書でもしっかり書かれていましたが、継続して動画を投稿することが一番の難易度であるとも考えらます。
半年で100本を目指して行うべき、とされていましたので、まず投稿する前の動画をいくつか撮りためておいてアップロードを少しずつ行う、みたいにしないと投稿そのものが続かず過疎化したチャンネルになってしまいそうだ、とも思いました。
本書は図解や画面キャプチャが多いだけでなく、内容も短く簡潔にまとめられており、2時間もあれば読み終えることができます。
そうした読みやすさからも、ユーチューバーデビューを考える方や企業のWEB集客を考える方にとっては とても有益なYoutubeノウハウ本と思います。

以上です。


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