いっそPSYCHO-PASSのシビュラシステムの方が良い

検察庁法改正強行の委員会をYouTubeで20分だけど観た。あまりに酷いので頭の中を整理するために書く。

共産党の人が非常に分かりやすく答弁してたのでまとめると

・公務員の定年延長を63歳から65歳に延ばすので、検察庁法も同じように変えるよ→特に問題なし
・検察の偉い人は内閣の要請によって3年間延長できるようにするよ→これが問題

で、「検察は政府との距離感が大事だけど内閣の要請で延長できるとなると独立性が担保できないけど大丈夫?」って共産党の人が聞くと、行政改革大臣の人が「本来なら法務相に通告がなければいけないところをなかったので仕方なく私が答える」って本来答えなくて良いなら他の大臣が答える理由にならないのにというの最初から間違った前提に則って仕方なくという感じで

「や、そもそもこの前、解釈を変えたから延長できるものだし、公務員も人事院の要請で延長できるんだからそれと合わせてるだけでしょ? 何が問題なの?」

と答えて、以降、どんだけ質問しても同じことの繰り返し。

議論する気がないのである。

いじめっ子のやり口と同じで、クラスの圧倒的多数を味方につけた上で急なルール変更をして相手を貶める。既に味方になっているからちゃぶ台返しを咎める者はいない。

なんなら強行採決できるんだから議論する必要すらないと思っているのが透けて見えてしまう。実際にそう思っているかどうかは分からないけれどそうと推測できてしまう。

端的に言って最低である。こんな幼稚な人間が政権を担っているかと思うと割とキツい。

それもこれも元を正せば選挙で圧倒的多数の自民党を勝たせてしまったことに原因があり、さらに元を辿れば一度も政権を担ったことのない民主党が政権を握ったときに震災があったとはいえ長い目で見守らなかったことにも原因がある(最初の鳩山さんが酷過ぎたのはどうしようもないけど)。

さらに言えばずっと自民党政権にしていたことも原因で、同じムラ内で政策の巧拙や思想の差異こそあれど同じ前提の人しかいない人々をずっと政権にしてきたことのツケとも言える。

台湾の人や韓国の人で「日本人が民主主義と向き合ってこなかった結果だ」みたいなことを言っている人がいたみたいなツイートを見たことがあるけども、確かにそれはその通りかもなと思った。

勉強していないから正確には分からないけど色々ニュースとか見ているとそんな印象を持つ。

これまでのことを僕なりにまとめるとそういうことで、これからのことを書くと、きっと僕が思うようなそうあって欲しい政権=全体最適を目指すシステム(現政権と比べるならいっそ『PSYCHO-PASS』のシビュラシステムでも良いくらいだ)を目指す意志を政治が持つためには少なくとも10年くらい、現政権が続いた時間くらいがかかるだろうと考えている。

気の長くなる話だけれど、それくらいの長期戦覚悟でいないといけないだろうなと思っていて、だから例えば今回の検察庁法改正案がもしも通ってしまっても、そのやり口とか賛成した人のことは覚えておかないといけないなと。そして、そのことを話していかないとなーと思った。ダメな事はきっとしばらくは起きそうなわけだし。その度に反対しなければなあ。

政治についてとか自分の考えを書くのは全然慣れないけれど書かなきゃダメだな。うんそうしないと自分の好きな世界には近づけない感じがする。頑張ろう。

何はともあれ #検察庁法改正案の強行採決に反対します  であります。

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